あてれん家の人々

酒好きとぉちゃん、とぼけたじじ&ばば、盗み喰い大魔王のワンたちを書き綴ったある一家の恥物語。

富良野ドライブレポート

2006-07-02 | 食通レポート
これから彼女と初デートの予定がある若い男のコがいたら
是非マネをしてほしいコースを紹介しよう。


昨日死体で発見されたにもかかわらず、今朝は何事もなかったようにすっきり目覚めたとぉちゃん。
あれ?いつの間に階段這い上がってきたの?


今日も朝から天気がいいよ♪どっか行こうよ、とぉちゃん!

ブロガーとぉちゃんの情報により、富良野にオムカレーを食べに行くツアー決定。

「今日はとぉちゃんがおごってねっ。昨日あんなに酔っ払った罰だよ。」

「え~!オラ~?」

強引に納得させ、富良野へレッツゴー♪


こんな晴れた日の富良野は観光客でいっぱいだろうね。
しかし、内地の人はこんな景色を堪能するためにわざわざ飛行機乗って
くるんですかね・・。


いえ、違うと思います・・。



富良野は今、カレーで町おこしを計ろうとしているらしい。
オムカレーかぁ。オムライスにはビーフシチューの残りをかけたほうが
断然おいしいんだけどな・・。

ところでそのオムカレー屋ってどんなこじゃれた店?
こんな半ズボン2人組で行っても恥ずかしくない?

山香食堂だ。」

はぁ~~??なんでわざわざ富良野まで来て、そんな食堂でオムカレーなわけ?
どーせたいしたモンじゃないからあたしゃラーメンでも食べるよ。


「着いたぞ。」


いつの間にか口を開けて寝ていたかぁちゃん。喉までカラカラに渇いてる。
目の前に映ったのはモロ山香食堂っていう雰囲気のお店・・。
来る途中、あっちこっちにたっくさんおしゃれなレストランがあったのに、
なんでいきなり昭和臭いとこに入るわけ??


店の中に入ると、若いカップルが3組座っていた。
皆、オムカレーらしきものを食べている。

(きっとオムカレーで有名な店なんだ!)

急にそんな店に見えてくる。不思議だ。

あんなにラーメン食べるって決めてたのに、あっさりと『オムカレー』に
寝返る卑怯なかぁちゃん。

店の様子はといえば、畳と畳の隙間が大きく開いている。
そこにはチラシがギュウギュウに詰められていた。
テーブルというよりちゃぶ台的なものが3セット置かれた畳敷きの部屋。
例えて言うなら海の家に近いかも・・。


しかし、店内は満席だ。昼時ということを差し引いても、乱立するレストランを
押さえての繁盛振りにはちょっと期待できそうだ。


オムカレーが出てくるまで、かなりの時間が経った。
ゴンベとチャピは灼熱の車内に置いてけぼりだ。
う~~!はやく持って来い!犬が死んでしまう!!



30分くらい待っただろうか・・。
期待のオムカレーがやっと運ばれてきたっ☆




富良野オムカレーにはいくつか条件があるらしい。




お米はどこのを使うとか、富良野ワインを使うとか、1000円以内にするとか
・・。でもなんで中央に旗を立てるなんだ??


ちなみに山香食堂は850円でした。
カレーも本格派の味がして(こくまろじゃなかったってことはわかったよ)
繁盛する理由が納得できた。

きっと次に来るときはど~んと新築されているに違いない・・。



車で生死をさまよっている犬達が気になって、オムカレーはほとんど噛まずに
飲んだ。「おめー、早いな~!」
とぉちゃんが半分食べてる頃にかぁちゃんのオムカレーはなくなっていた。

「だって、ゴンベたちのところに早く戻んないと・・。」



無事に食べ終え、犬達もまだ息があり、ドライブは後半へ続く。