日曜日からずーっと、とぉちゃんが出張でいない・・。
今までは、出張に行っても毎回ホテルに着くたびに
必ず電話があったのだけれど、
今回は・・・
一度も連絡がないんだょ・・・。
だから・・今彼がどこにいるのかわからない
一週間分の出張準備をテキパキと自分で整え、駐車料金がかかるからと
空港までは送って行ったけれど、車から降りた後は
あてれんのことなんか振り向かずにとっとと行っちまった。
手くらい振れよ・・
『全部で1.2.3...6泊だから、パンツは6枚でぇ~服は2つで~
ズボンは・・・これ1本でいいな。』
一人でぶつぶつ言いながら、とぉちゃんはスーツケースに着替えを
適当に詰めていた。
そして、あてれんが一番心配だったのはここなのだ。
6泊もするのに、着替えを2回分しか持って行かないつもりらしい。
『汗かいて汚れたらどうすんの!?』
『汗かかないからいい!』
『せめて、3つ持っていきなってば!』
『いらん!着替えしに行くんでないんだぞ!バカ!』
一旦言い出したら、ぜったいに言うことを聞かないとぉちゃんである。
だから・・
こっそりと、スーツケースの端っこに、服を1枚入れておいた。
『どうかバレませんように・・・・
』
うまい具合にとぉちゃんは、スーツケースのフタの方にばかり気を取られていたらしく
あてれんが追加した1枚に気が付かずにパタンと閉じたのだった。(ヤッタ
)
階下でばばちゃんが
『どこまで出張行くのさ?』ってとぉちゃんに聞いている声が聞こえた。
『○○と・・○○と・・○○と・・』
『そんなに行くのかい!?』
『あぁ。』
ばばちゃんには行き先教えるくせに、あてれんには言わねーのか
たしか、岐阜って言ってたな・・?
岐阜かぁ・・。どの辺なんだ?(地理に弱い女@あてれん)
さて。
5日経ってもとぉちゃんからなんの音沙汰もないので、
悪いことでもしてるんじゃないのか?と心配になり、
痺れをきらしてこっちから電話してみたら、あっさりと出たので驚いた
『とぉちゃん、今どこにいるの?』
『東京』
『え?岐阜じゃないの?』
『そんなとこ行ってないぞ』
『あれ?そうだっけ・・?ところで、服は足りてるの?』
どこに行ってるのかよりも、服が足りてるのかが気になる嫁@あてれん。
『大丈夫だっ!』
酔っ払って、ゲロでも吐いて汚してないか聞きたかったが、
これ以上聞いたら、せっかくつながった電話を切られそうな気がしたので
言葉を飲み込んだ。
『今日、飯食いに入った店に、
三杉里がいたぞ。』
10数年前の力士・三杉里を知っている人は少ないだろう。
当時あてれん夫婦は相撲にハマりけっこうマニアックな力士まで覚えたもんである。
だから、三杉里と聞いてちょっぴりうらやましかった。
『握手した?』
『しない。』
もぉ~~
あたしなら、ぜったいにサインと握手してもらうわ
今、ブログを書いている途中でとぉちゃんから電話が入った
いちおう、ブログのタイトルが‘どこにいるの?’だったので
‘服が足りてるか?’よりも、どこにいるのか聞いてみた。
『今日はどこで仕事だったの?』
『九十九里』
『九十九里って、九十九里浜?』
歌で聞いたことがある。
『おお。そーだ。』
九十九里浜までは出てきたが、なぜか三陸のリアス式海岸の部分を想像していた。
しかし、どうやらそれは千葉にあるらしい。
本当にあたしは地理にうとい女である
とぉちゃんの不在だった1週間を、毎日どうやって楽しく過ごそうか
わくわくしながら考えていたが、結局は56巻もあるあの
ONEPIECE
を必死こいて読みあさることがほとんどであった・・・。
さみしぃ~~
明日からまた毎日ご飯の準備に頭を悩ます日々が始まるのかぁ・・・。