吉備路レポート(気ままブログ)

晴れの国 岡山より仕事を卒業して吉備路の情報と気まぐれレポートを発信してます。

スレート屋根の物置。

2008年10月12日 | 塗装工事
我が家のすぐ裏の方が、別棟の鉄骨部分と物置小屋の鉄部分を
塗りたいので、塗料を分けて下さいと来られました。
いつも野菜を頂いたりして御世話になっているので無償で提供させて
貰いました。昨年定年されたばかりで、時間もあるし、元気なので
自分でされるとの事です。施工マニュアルをプリンターで打ち出し、
材料に施工手順にそって番号を記入して持って行って来ました。
現場を見ると、かなり錆が進行しているので、ペーパーでざっと
こすって掃除、次にラストレイントと言う錆に浸透し、薄いフイルム膜を
形成し、空気中の酸素を遮断し、酸化(錆び)を抑える材料を塗布、
それから さらに錆止めを兼ねたプライマー(上塗り材との接着を促す)を
全面塗布して貰います。これで錆びへの不安が解消されます。
錆に関しては、一般の塗装の錆び止めよりはるかに長時間抑制する事が出来ます。
それから、仕上げ材の エナジースター・ダートガード IR グロス を
全面塗布です。ちなみに、エナジースターと言うのはアメリカ環境保護庁
(EPA)が定めたエナジースタープログラムで省エネルギーに対応出来ている
製品に認定されるものです。ダートガードとは、長時間に渡って防汚効果を持つ
ダートガードテクノロジーを採用した製品と言う事です。今回は、遮熱効果は
必要ありませんが、耐候性の良いこの製品を支給しました。鉄骨部分が全て
終了したのですが、この製品の良さを実感され、遮熱効果が高い事を知って
今度は、物置のスレート屋根に挑戦すると昨日近所の葬儀でお会いした時に
言っておられたのですが、早速今日車の洗浄機を使って洗われてるのが、
私の部屋の窓から見えました。すぐに倉庫に行って、仕上げ材のIRグロスを
2缶とリベット=2缶を持って帰りました。フックボルトの処理は鉄骨塗装と
同じですが、スレートの場合 スレートの強度再生とプライマーを兼ねた
リベットを使います。リベットは、人が上に上がると割れる様な弱った
スレートを上がっても割れない程度には充分強度を戻してくれる材料です。
それから上塗り材の2工程の全面塗布ですが、これで最低15年は何も
しなくても大丈夫だと思います。15年の風雨と紫外線ににさらされると
塗料の表面が少しずつ流出して行きますが、錆は発生しないと思います。
塗装面が薄くなって来ると、今度は下処理無しで水洗い後はすぐに仕上げが
出来るのでコストが安く上がります。今回ご提供した IRグロス には、
防カビ剤を混入してあるので、コケも付きにくくスレートがいつまでも
綺麗だと思います。一般の塗装屋さんの塗装は、1年位から苔が生えて来て
黒くなり、3年立つとチョーキングを起こし色褪せて来ますが、この材料は
無機顔料を使用しているので、色褪せも少なくコケも生えて来にくいです。
何事も人件費が一番高い時代、自分でされると安く上がりますね。
でもこの度は、無償で材料を提供しているので、本人さんの労力だけです。
良かった、良かった。ご苦労さんです。 


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