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<日銀総裁>物価上昇1%、14年度にも達成の見通し 

2012年04月28日 | 日記
 日銀の白川方明(まさあき)総裁は27日の金融政策決定会合後の記者会見で、日銀が目指す「消費者物価上昇率1%」を14年度中にも達成できるとの見通しを明らかにした。同日発表した、今後2年の景気や物価の見通しを示す「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」で、13年度の物価上昇率見通しを1月時点の0.5%から0.7%に上方修正。新興国の成長や東日本大震災の復興需要などで日本経済の緩やかな回復が続くとして「遠からず1%に達する可能性が高い」と判断した。

 展望リポートは、12年度の物価上昇率見通しも0.1%から0.3%に引き上げた。景気については「なお横ばい圏内にあるが、持ち直しに向かう動きが明確になりつつある」として、実質国内総生産(GDP)成長率の見通しを12、13年度とも小幅に上方修正した。白川総裁は会見で「3年先の経済予測は精度が落ちる」としながらも、「『遠からず(という時期)』には14年度を含む」と、目標達成のめどを明言した。

 デフレ脱却に向け、日銀は今年2月、1%目標を設定。しかし、政界などから「具体的な達成時期を示しておらず、デフレ脱却に向けた姿勢が不明確」との指摘が出ていた。白川総裁が達成時期について言及したのは、政治の圧力をかわすとともに、「日銀はすでに十分な緩和をしている」ことをアピールする狙いがあるとみられる。また、日銀は同日、デフレ脱却を目指す姿勢を強く示すため、国債などの資産を買い入れる基金の枠を約5兆円増額し、総額70兆円とする追加の金融緩和策を決めた。

 展望リポートの見通しは決定会合で議決権のある正副総裁と審議委員計7人の予想の中央値。日銀は毎年4月と10月にリポートを公表するとともに、7月と翌年1月に成長率と物価上昇率の予想を見直している。【田畑悦郎】

引用元:yahoo ニュース


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