日産、一時金5.5カ月回答へ=ホンダ・富士重も満額見通し
時事通信 3月7日(木)19時1分配信
日産自動車は7日、2013年春闘で年間一時金を5.5カ月とした組合側の要求に対し、満額回答する方針を固めた。前年は5.5カ月の要求に5.3カ月を回答したが、今回は円安の進行で業績改善に追い風が吹いており、組合員に報いる必要があると判断した。一般的な定期昇給制度を採用していない同社は、成果主義に基づく独自の賃金体系を維持する。13日に正式回答する。
一時金交渉で、ホンダは「5.9カ月」、富士重工業も「5カ月プラス10万円」とする組合の要求に満額回答する見通しだ。トヨタ自動車は定昇維持の方向が既に固まり、組合側が「5カ月プラス30万円」を要求した一時金をめぐる交渉が続いている。