トヨタ自動車は、宮城県内に東北地方で初となるエンジン工場を建設する方針を固めた。平成２０年に建設を決めたが、その後のリーマン・ショックで計画を凍結していた。１３日に発表した東北での車両生産態勢強化策の一環。基幹部品のエンジンも手がけることで、東北での一貫生産態勢を築く。
ブレーキ部品などを製造する子会社のトヨタ自動車東北（宮城県大和町）の近くで今秋にも着工する。トヨタの国内エンジン工場は５カ所目。東北には車両生産子会社のセントラル自動車宮城工場（宮城県大衡村）と関東自動車工業岩手工場（岩手県金ケ崎町）があり、新工場で生産したエンジンは両工場に供給する。
トヨタは円高の逆風下でも国内生産３００万台死守を掲げ、生産態勢の再編を推進。東北を中部、九州に次ぐ第３の拠点に位置づけ、セントラル、関東自、トヨタ東北の３社を統合することを打ち出している。エンジンなど基幹部品から車両まで東北で一貫生産する態勢を整え、コスト削減を図る。また、年内にも東北で新しい小型ハイブリッド車（ＨＶ）の生産も始め、生産拠点としての位置づけを強化する方針だ。
引用元：yahoo ニュース
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