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<G20>IMFがイタリアを監視 首脳宣言に明記

2011年11月05日 | 日記
 【カンヌ谷川貴史、会川晴之】主要20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)は4日午後(日本時間同日夜)、ギリシャに端を発した欧州債務危機打開への包括策の早期実行を促すことなどを盛り込んだ首脳宣言を採択し、閉幕した。国際通貨基金(IMF)が、危機波及が懸念されるイタリアの財政再建を監視するほか、IMFの資金基盤を強化することを明記。G20が結束して危機の封じ込めに対処する姿勢を打ち出した。

 G20首脳は世界経済の持続可能な成長を実現するため、各国の財政健全化などの対応をまとめた「カンヌ行動計画」も採択。日本は「10年代半ばまでに段階的に消費税率を10%まで引き上げる」と明記した。

 主要先進国がIMFの監視下に置かれるのは極めて異例。IMFは四半期ごとに報告書を作成、財政再建が実行されていない場合は是正を勧告する。関係者によると、3日夜、米独仏首脳、ラガルドIMF専務理事らがベルルスコーニ首相を説得し、4日朝に改めて独仏首脳が首相に受け入れを迫り、首相が応じたという。

 イタリアはユーロ圏3位の経済力を持つが、公的債務は約1兆9000億ユーロ(約200兆円)と、国内総生産(GDP)比で120%超。13年の財政均衡達成を掲げているが、改革案の内容を巡って調整に手間取っている。このため、イタリア国債は8月から欧州市場で大幅に下落(利回りは上昇)し、危機波及が懸念されている。

 IMFの資金基盤強化は、市場の混乱や危機の拡大を早い段階で阻止する体制を整えるのが狙い。交渉関係者によると、欧州諸国は3000億ドル規模の増額を明記するよう求めたが、新興国などは応じず、来年2月のG20財務相・中央銀行総裁会議までに、詳細を詰めることになった。

 また、行動計画では円高を懸念する日本の主張に配慮し、「為替の過度な変動は経済の安定に悪影響を与える」ことも盛り込まれた。

引用元:yahoo ニュース


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