三井住友銀行や日本政策投資銀行、三菱東京UFJ銀行などが今年9月に創設した事業再生ファンドが、東証1部上場の金型大手、アーク(大阪市)を経営支援する方向で最終調整に入ったことが21日、分かった。同ファンドが手がける再生の第1号案件になる可能性がある。ものづくりの根幹にあたる金型メーカー支援で、日本経済復活を後押しする姿勢を示す。年明けに正式決定する方針。
アークは1948年創業。自動車や家電、情報通信機器の金型や設計、デザインを手がけ、新製品の開発支援や試作品製作など、ものづくりの中枢部分に関与してきた。しかし、90年代以降のM&A(企業の合併・買収)による急速な事業拡大が重荷となり、不況も重なったため、07年3月期以降4期連続で最終赤字に陥っている。
同ファンドの運営会社「ジャパン・インダストリアル・ソリューションズ」は、アークの高度な技術力を生かせば、再建可能と判断。出資や融資で支援をした上で、欧州、北米、アジアに展開する海外事業のうち、不採算事業から撤退。中核と位置づけるデザインや設計、金型事業に経営資源を集中させる計画だ。グループで抱える従業員8544人(9月末現在)の最大限の雇用確保も目指す。
同ファンドは300億円規模でスタートし、三菱商事なども参加。みずほコーポレート銀行も参加準備を進めており、メガバンクや商社が系列を超えて協力し、日本企業の競争力強化を後押しする試みとして注目されている。アークのほか、大手繊維メーカーの支援も検討している。【清水憲司、大久保渉】
◇ことば 事業再生ファンド
個人や企業から集めた資金を元に、高い技術力やブランド力を持っていながら経営不振に陥っている企業の再建を支援。出資や融資、人材派遣、事業再編などで再生させる。業績を改善させた後、値上がりした取得株式を売却し、投資資金を回収する。
引用元:yahoo ニュース
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アークは1948年創業。自動車や家電、情報通信機器の金型や設計、デザインを手がけ、新製品の開発支援や試作品製作など、ものづくりの中枢部分に関与してきた。しかし、90年代以降のM&A(企業の合併・買収)による急速な事業拡大が重荷となり、不況も重なったため、07年3月期以降4期連続で最終赤字に陥っている。
同ファンドの運営会社「ジャパン・インダストリアル・ソリューションズ」は、アークの高度な技術力を生かせば、再建可能と判断。出資や融資で支援をした上で、欧州、北米、アジアに展開する海外事業のうち、不採算事業から撤退。中核と位置づけるデザインや設計、金型事業に経営資源を集中させる計画だ。グループで抱える従業員8544人(9月末現在)の最大限の雇用確保も目指す。
同ファンドは300億円規模でスタートし、三菱商事なども参加。みずほコーポレート銀行も参加準備を進めており、メガバンクや商社が系列を超えて協力し、日本企業の競争力強化を後押しする試みとして注目されている。アークのほか、大手繊維メーカーの支援も検討している。【清水憲司、大久保渉】
◇ことば 事業再生ファンド
個人や企業から集めた資金を元に、高い技術力やブランド力を持っていながら経営不振に陥っている企業の再建を支援。出資や融資、人材派遣、事業再編などで再生させる。業績を改善させた後、値上がりした取得株式を売却し、投資資金を回収する。
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