ダイビングと生き物の写真ブログⅡ~魚・鳥・花・蝶・トンボなどなど

ダイビングの海の写真、動物・鳥・魚・昆虫などの生き物、自然風景の写真、これらを中心に気ままにブログを書きます。

ホントウアカヒゲの行動パターン

2014-03-21 21:00:00 | 野鳥-沖縄

前々回はホントウアカヒゲの生息環境について記しましたが、
今回はその続きでホントウアカヒゲの行動パターンについて記していきます。

ペアリングしているホントウアカヒゲの雄は常に雌と行動を伴にします。
それはまるでストーカーのようで雌が餌を探してウロウロしている間はずっと近くで見守っています。
特に今回のような繁殖時期の雄は雌を他の雄や外敵から守るためにピッタリと後を追い続けます。
ときには雌の行く方向に先回りをして待っていたりもして2羽の距離間はいつもおよそ10m以内です。

10月に観察したときも雄は雌には寄り添っていましたが、
この3月は営巣直前ということもあり雄はほとんど餌を食べることなく雌の方向ばかり見ていました。
そして、10月は午後になるとアカヒゲの姿は見られなくなりましたが、
今回は午後になっても定期的に斜面から降りてきて雌は餌を探し雄はその後を追っていました。

ちなみに、ホントウアカヒゲは年に3回繁殖する個体もいて冬季にもペアは解消されず年中ペアで行動します。
また、奄美大島や徳之島などに生息する基亜種アカヒゲは一部は夏鳥ですがホントウアカヒゲは留鳥です。





























アカヒゲ ペア(亜種ホントウアカヒゲ)
アカヒゲはちょこちょこ動き回って撮るのが難しいイメージがありますが、
雌を追っているときの雄は見晴らしのいいところでじっとしてくれています。
なので割と簡単に撮ることができます。
雄の目線の先にはいつも雌がいます。

このペアはとっても仲がよさそうで雌雄で順に同じところに止まったりして楽しませてくれました。
雌はとっても美人顔で雄も黒が濃く格好よく見えます。
初日はややこちらを警戒していましたが2日目には全く警戒することなく近くに飛んできたりもしました。

次回は巣立ちの時期に親子ショットを撮れればと考えています。









※このホントウアカヒゲの生息場所についてはどなたにもお教えすることはできません。
当ブログを詳細に読み取れば場所の推測はできるかも知れませんが、
たとえ同じ場所にたどり着いたとしても偶然でない限り鳥を発見することは困難かと思います。
逆に鳥の習性や行動を理解して根気よく探せばこの場所に限らず自然に出会えるでしょう。
自分で探すのは無理だけとそれでも撮りたいという人はお金を出してガイドでも雇ってください。

最近、面識の全くない方からの野鳥情報の問い合わせが多くあります。
沖縄や台湾での野鳥撮影は都市公園の探鳥じゃないので情報なんてあってないようなものです。
なので、できることなら他人に頼らず自分の目で時間をかけて探してほしいものです。
鳥との距離やアプローチの方法をわかっていて自然を大切にする方になら、
ある程度の情報はお伝えしてもいいかなとは思っていますが。











フォトチャンネルです。
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