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対州馬・飼育員日記

馬に足を踏まれても、鹿に威嚇(いかく)されても、めげないスタッフブログ

ツシマジカが荒ぶっているところ

2012-11-25 | 日記
 あそうベイパークの馬牧場でしばらく仕事をしていると、たまにツシマジカのミーが急に縦横無尽に跳ね回って、暴れまわるときがあります。

今まで、中々その瞬間を取ることができなかったのですが、先日ついに動画で撮ることができましたので、紹介したいと思います。

暴れっぷりが面白いですのでぜひ見てみてください。

ソースは相変わらずyoutube(^^;)

ツシマジカが荒ぶっているところ

バックで流れている音楽は、馬小屋で流しているラジオの曲ですよ。ブルース系の曲が哀愁漂います。

(マツ)


不思議な写真

2012-11-11 | 日記

公園をよく訪れてくださるお客様から、1枚の写真をいただきました。

まるでミニチュアのような対州馬の写真です。


撮影は、厳原町在住のなっちゃんさん。

掲載の許可をいただきましたので、紹介させていただきます。





写真をクリックすると大きくなります。

いつもとは、ちょっと違う対州馬をご覧下さい。

(^^)/


ユタロー

初午祭

2012-11-04 | 日記
 今年も、年に一度目保呂ダム馬事公園で開催されます、10月21日にあった初午祭にユタロー氏と二人で見に行ってきました。

写真も撮ってきましたので、見に行った際の様子でもレポートしたいと思います。

ただ、去年の記事内容があまりにも長すぎでしたので(^^;)、今回はハイライトでお伝えします。




 今年もプログラムの一つに、馬に騎乗しながら的を射ぬく流鏑馬がありました。

去年は、弓道部の高校生がしましたが、今回は乗馬歴20年の篠原さん(対州馬調教師)がしました。

そのため馬を時速40キロぐらいに駆けさせていても、全く体のバランスを崩すことなく矢を的に命中させることができ、その様子に観客の歓声が大きく湧き上がりました。



ここまでダイナミックな流鏑馬は、対馬では中々見られないんじゃないでしょうか。



 午後からは『ジムカーナー』というプログラム演目がありました。

ジムカーナーって何ぞや?と思いましたが、見てみると納得、障害物競走の馬術版という感じの内容でした。

割と初心者の方でもできるような簡単な障害物ばかりですが、最後には障害物飛び越し用の棒を馬が飛び越えたりするので、どよめいたり大きい拍手が聞こえたりしました。



 そして初午祭の目玉、対馬ダービーも実施されました。

対馬ダービーでは、馬の着順予想を3着まで見事当てたら、商品がもらえたりします。

ちなみに筆者も去年、まぐれで当たってクッキー詰合せもらいました(^^;)

全5頭の馬が、一斉にゲートからゴールまで凄まじい粉塵を上げながら競い合って走っていく様は、ただただ息を呑むばかりです。圧倒されます。



そして全競技も終わって、疲れたかのようにトコトコ帰っていく対州馬たち。騎手さん方も含めて、本当にこの日はお疲れ様でした。

(マツ)


○○の秋

2012-10-26 | 日記

みなさん、こんにちは。


食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋、芸術の秋、、、

ちょっと言葉をつけるだけでいろんなイメージが膨らむ、そんな「秋」ですが、

みなさんはどんな「秋」がお好きですか?


ふと

天高く馬肥ゆる秋 

という言葉を思い出したので調べてみると、

「空が澄み渡り、馬が食欲を増し、肥えてたくましくなる秋」

という意味でした。

文字通り、




本当によく食べる馬たちです。




モリモリ食べています。



場所は、駐車場から馬小屋の間の斜面側です。



というわけで、

魅力いっぱいの秋!!

満喫していきたいものです。


ユタロー

妊娠報告+おまけ

2012-10-18 | 日記
 以前、現在の馬たちの状況 2012-04-03で、書いた葉月の妊娠発表は、どうやら鑑定ミスのようで子供は入っていなかったことが後からわかりました。

で、気を取り直してまた種付けのために2012年7月10日頃に上県まで行ってもらって、1週間後程に帰ってきました。

で妊娠鑑定を最近してもらったところ、ほぼ間違いなく子供はいるとのことでした。

 ですので、順風満帆に行くと2013年6月10日前後が予定日ということになります。

どうぞ良い結果が出ることを期待してお待ちくださると幸いです。


P.S.





(P.S.で映画のレビューをはじめるのも変な話ですが、まぁ馬関係ということで(^^;)あと、少しネタバレ含みますので知りたくない方はお気を付けください。)



先日、[戦火の馬]見ました。

スティーブン・スピルバーグの作品で、馬を題材にした映画だったので見てみましたが、非常に良かったです。

簡単なあらすじとか簡単に書きますと。

 とにかく、時代に・人間に・戦争に翻弄され続ける主人公馬ジョーイ。

小作人から農耕馬として買われ、小作人の息子、アルバートと友達のような絆を結ぶものの、イギリス軍の軍馬として無理やり連れて行かれて戦場に向かわせられます。

その後どさくさに、少年ドイツ兵兄弟の脱走のために利用されたり、老人と少女の家でしばらく生活することになったり、果てにはイギリス軍を倒したドイツ軍から砲台運搬労働馬としてひどい扱いを受けるなど、様々な人間と関わって、そして結局何度も戦争に駆り出されます。

 そして、最終的に自分を殺そうとしてくる戦車に追い詰められ、パニック状態になってしまったジョーイは、戦車を飛び越え戦場を縦横無尽に暴走してしまいます。

暴走してしまうものの、辺りに設置されていた有刺鉄線に思い切りぶつかり続けてしまって倒れ、もがけばもがくほど刺さる有刺鉄線にがんじがらめにされて瀕死の状態になってしまいます。

このシーンは本当に痛々しいです。どうやって演技させた?と思うほどリアリティのあるシーンでした。


 …この先の詳しい内容はネタバレになってしまうので伏せますが、とりあえず最後の夕日のシーンには感動せずにいられません。

うちの母も涙ぐんでました^^;

 戦争の愚かしさを馬の視点からも見つめる作品です。

そして映像が、主人公馬ジョーイがとにかく美しい。

馬好きの方には特に見て欲しい作品です。

最後はハッピーエンドですので。



戦火の馬 HP

(マツ)


10月20日、加筆修正