砂浴びの様子

馬達は時々、パドックの中で砂浴びをします。

でも、いきなりゴロンと転がるのではなく、ある仕草をします。

それは、

自分が寝転がるあたりを２、３度、円を描くように回りながら、鼻で地面を嗅ぐことです。

（犬も同じような仕草をすることがあります。）


「あ、寝転がるぞ！」と思って、撮った写真がコチラ↓

すぐ近くに円状の足跡が見えていますね。


そうして、気持ち良さそうに背中を地面にこすり付けたあと・・・

よっこらしょ、と立ちあがり、

体についた砂を落とすために、ブルブルっとします。


今回、砂浴びを見せてくれたのは、

馬事公園からやってきた美輝ちゃんでした。


ユタロー

ねぶる

対州馬振興会の方からのアドバイスにより最近取り入れ始めたものの一つに、鉱塩というものがあります。

鉱塩とは、岩塩などに混ざっている成分と糖蜜等を一緒くたにして四角形に固めたもので、栄養維持にとても優れている食品です。（カルシウム・亜鉛・鉄・銅・ビタミン・コバルト・マンガン・マグネシウム等）

表記を見ると本来牛用のようなのですが、馬にも十分使えるようです。

飼い桶に入れておけば栄養が欲しい時にいつでも嘗められるので、馬にも非常に快適なものだと思います。

でかい塩飴が常に桶内に入っているようなものですから、夜などに口が寂しくなることは減ると思います。

　ただうちの馬の美輝は、ヒマさえあればいつもゴリゴリいうくらい鉱塩をかじっているので、たまに大丈夫か？と思ってしまいます。

その瞬間の写真などが撮れましたら追加でup致しますね。

（マツ）

馬たちのようす

和海（なごみ）です。

皆様の愛情のお陰で、ほんと、大きくなりました。
桜（さくら）と並ぶと、背の高さがほぼ同じです。５頭の中で一番元気で、パドックの中や山側の放牧場でも、とてもよく走り回ります。

退屈になると（？）、写真のように柵（さく）をガリガリとかじることもあります。





こちらは桜です。

少し体の調子が悪かったのですが、今はすっかり元気に回復しました。

他の馬たちと干渉しないよう、おもてに出していたところ、カーテンのすそ上げ作業をしているそばにやってきて、文字通り、頭を突っ込んできました。エサをねだっている様子です。

こうして人に懐くところは、とてもかわいいものです。


ぜひまた、この仔たちに会いにきてあげてくださいね。

ユタロー

越冬

今年の冬も冷えます。

対馬は風土の特性上雪などはあまり降らないものの、赤道から少し遠いため福岡などの九州本土より寒かったりします。

在来馬などは寒さに強いとよく言われるのですが、それでも脂肪が少ない・体毛が伸びきれていない（冬毛になりきれていない）などが重なってきますと寒さに参ってしまうことがあります。

　ここ数日の間に恐らく寒さ等が原因で、桜は頻繁に座り込む・加代子は今にも倒れそうな程両前足が震えた状態で立っている状態になっていたため、大変心配をしていました。

　現在は加代子の方は何事もなく歩き回れるほど元気になってくれました。




　　　　　　↑
暖かい太陽にくつろぐ加代子

桜の方も現在は大分良くなってくれましたが、まだ万全な状態ではありません。


　　↑
飲水凍ってます。

明日以降は、またよく冷えると言う予報なのでしっかり気を引き締めて、冬越えさせたいと思います。

防寒・食事管理を徹底的に。

（マツ）

起こしちゃいました…

ふれあい放牧の山側に、二つの険しい階段があります。

片方から上がっていくと、反対側から下りてくることができ、ちょっとした登山気分が味わえる階段です。

先日、階段の入口の石ころや草などを小さい熊手ぼうきで取り除いていると、葉っぱの陰からカエルが出てきました。

きっと冬眠中だったのでしょう。
しばらく様子を見ているとピョンピョン跳ねて、新しい寝床を探しにどこかへ行ってしまいました。

久しぶりに、しかも茶色のカエルが見れて、少し心が和みました。

ユタロー