対州馬・飼育員日記

馬に足を踏まれても、鹿に威嚇(いかく)されても、めげないスタッフブログ

もうお正月ですね。

2010-12-31 | 日記
お正月には凧を作って、凧あげをしてみませんか?


あそうベイパークでは、冬休み期間中のお楽しみとして

1月3日から8日までの毎日、

凧作り・凧あげ遊びを企画しております。


場所はあそうベイパークの管理棟。参加費は100円です。


来年1年の計を凧に書いて、よい一年にしていきましょう。

写真の凧には「成績」と書いてあります。

学校の成績はこれでバッチリ?!


馬の乳離れ

2010-12-20 | 日記
 先々週の12月9日をもって、和海(なごみ)は無事に生後6ヶ月目を迎えました。

人間で言いますと、現在だいたい3歳くらいの状態です。

ぼちぼち乳離れ時となりました。

 まだまだ、和海は良子(よしこ)にベタベタ状態なのですが(乳もまだ飲みます)
我々も意を決して、良子と和海を別々の部屋に離して餌をあげることにしました。

当然、和海はなぜこんなことされるのか理解できず、別室へ歩くことを嫌がり、
着いても(多分)戻してーという感じの鳴き方でしばらくいなないていました。
(^^;;)スマン

少しずつ慣らしていく方がいいので、就寝時には良子の部屋に戻す、という形にしています。

こんな状況で大丈夫か?と思っていましたが、
2,3日ほどしましたら、割と落ち着いてくれたようで安心しました。
(近くを通るとまだブヒブヒ鳴きますが)

 馬はかなり人間に近い感情を持っていますが、親子関係の絆とかそういう概念はない、というのを聞いたことがあります。

しばらくすると今までのベタベタがうそのようにケロッと変わるそうなので、
和海も乳離れをし終えるまで、続けていきたいと思います。

 何だかそれはそれで寂しいですが。

何というか今までの、母乳がメインだからのべちゃべちゃうんこが、わらを食べるようになってころころうんこに変わったときに、もう清い赤ちゃんではなくなった、というふとした寂しさを感じました。(こう思うのは人間だけですかね)


 週末はぜひ、親離れに挑戦中の和海に会いに、
あそうベイパークへお越しくださいませ!

あそうベイパーク

ディスカバリーな島

2010-12-13 | 日記
対馬はその土地の約9割が山林です。


島に住む私たちにとって、対馬の自然は

普段から見慣れた風景であり、いわば空気のようなもの。


そんな当たり前の風景でも、

ちょっと(あるいは、ふと)足をとめて、じっくり眺めてみると、

まだ知らないことや驚くことがあったりします。


ある意味『見慣れた風景』とは、

「思い込み」なのかも知れません。


いつも通りの風景の中にこそ、実はたくさんの『感動』があり、

私たちに発見されるその日まで、ず~っと息をひそめているのではないか・・・

そんな風に思うと、何だかワクワクしてきます。


今回、公園の森に生えている木々を紹介いたします。

皆さんの身の回りにも、きっと生えていると思います。


例えば、

こんな ツルッツルの木 や、




それとは逆に、
こんな ガッザガザの木




はたまた、 石のように堅い木 があったりと、




森の木々にもいろんな顔や個性があります。



休日はぜひ、あそうベイパーク

「当たり前の風景」の中にひそむ感動を発見してみませんか?


『思い込み』という“心の蓋(ふた)”が、

ほんのチョッコシ、

開くかもしれません(^^)


ディスカバリー・ユタロー

馬のむち

2010-12-06 | 日記
 先々週の記事で書いた、加代子の食欲不振も無事に回復したようで、ほっとしているマツです。

今回は馬のしっぽについて語りたいと思います。

 最近めっきり寒くなりましたが、こんな寒さでもサシバエは馬小屋内をブンブン飛び回っていて動物に止まろうとします。

馬たちは血を吸われたくないものですから、しっぽをぶんぶん振り回してハエを近寄らせないようにします。

 馬を飼育している方たちの悩みの種であるハエ。

ハエを少なくする決定的な打開策は今のところない様で、とりあえずハエ取り紙やハエたたきで個体を減らすしかないという状況です。

馬にハエを寄せ付けない、何かいい方法があるといいのですが。

 (話を戻しまして)筆者は馬の出したぼろ(馬のふんやおがくずがごっちゃになったもの)を馬たちが餌を食べている間に取り除く作業をするのですが、馬の真後ろのぼろを取ろうとするとき、そのしっぽが後ろにいる筆者の顔をメタメタにビンタしてくるのです。




こんな感じ。

(余談ですが、筆者はぼろ取り中しっぽが来ると分かったら、恐怖のあまりよく歌舞伎顔になります。本当に余談(どうでもいい)です)

当たり所が悪いとかなりの悶絶ものでたまらないのですが、特に痛いのが良子のしっぽで、良子がビュンビュンと凄い音と同時にしっぽを振り始めましたら、絶対に近寄るべきではないです。

 そのしっぽの動きっぷりを見た人は、北斗の拳のケンシロウに泰山流千条鞭をかけてくるウイグル獄長を真っ先に思い浮かべられる方も少なくないと思われます。






こんな感じ?

 馬の後ろ蹴りもあり、馬のお尻側は非常に危険ですので、皆さんは絶対に馬の後ろの方から近づかないようにしてください。

(マツ)