対州馬・飼育員日記

馬に足を踏まれても、鹿に威嚇(いかく)されても、めげないスタッフブログ

体づくり

2011-09-29 | 日記
 先日、うちの凪子が毎年10月にあります初午祭のために、目保呂ダム馬事公園まで運ばれました。



初午祭は、または馬飛ばせともいい毎年10月に一度あります、対州馬を使ったレースです。

 凪子は、本当に人間の言うことをよく聞いてくれる健康馬ですので、対州馬振興会などの方から、毎年出場のオファーがあります。

大会当日までに、なまった体をレースができるぐらいの体に鍛えないといけないので、大体一ヶ月程前から運ばれます。



 去年は、福真にもオファーがありましたが、極度のビビリ症のため、今回は選ばれなかったようです。ビビリが治ってくれたら…。


    ↑
ボケーッとしてる…。

(ちなみに去年の記事はこちら

今年も馬飛ばせ大会の日に、何とかして行きレポート(大げさ)をしようと思っていますので、是非結果をお待ちくださいませ。

(マツ)

またもや「珍客」あらわる

2011-09-20 | 日記

あそうベイパークに、またまた珍しい動物が姿を現わしました。


対馬はもともと自然環境が豊かなため、こんな動物もいてもおかしくはないと思いますが、個人的には久しぶりに見ることができたため、少し感動しています。


その動物とは「コウモリ」です。




屋外でコウモリを見たのは小学生以来でした。
下校途中、ふと空を見上げると、家の屋根より少し高いあたりにものすごい数の鳥の群を発見しました。しかし飛ぶ様子が鳥とは違っていたので、よくよく見たところコウモリでした。

テレビでしか見たことがなかったため、興奮して眺めた記憶があります。


そんなコウモリが、何と馬小屋の道具倉庫のはりにぶら下がっていると報告を受けたので、さっそく見に行くと・・・




いました。いました。





体は小さく、野ネズミ程度。天井のはりにぶら下がり、体を小刻みに動かしながら、鼻をひくひくとさせていました。



進化の過程で視力を失っているコウモリは、イルカと同じように超音波で距離を測っているので、このように、壁にぶつかることもなく室内を軽やかに飛びまわります。







逃げる様子もなく、威嚇(いかく)する様子もありません。




小さな虫や木の実などを食べ、人に害を及ぼすことはないそうです。馬小屋にやってくる虫を食べているのかもしれません。





コウモリのことを少し調べてみましたら、面白いことがわかりましたので紹介します。

それは名前の由来です。


川の近く飛ぶ様子が、川を守っている様に見えることから、かわもり(川守)と呼ばれ、それが転じて、「こうもり」になったとか。


ちなみに、

爬(ハ)虫類のヤモリは「家」を守るので「屋守」、両生類のイモリは「井戸」を守るので「井守」と書きます。ヤモリ、イモリ、コウモリは全て、昔から人の暮らしにとても身近ないきものだったのですね。



他にも、

かわほり(蚊欲)・・・蚊をよく好んで食べる(欲する)ことから。

かわはり(皮張り)・・・鳥の羽にあたる薄い被膜から。

などがあるようです。




小屋の天井は、コウモリにとって過ごしやすい環境かもしれませんので、あえて追い出さず、そのままにしておこうと考えています。

但し、ちょっと気にかかるのは、以前にも紹介した隣の部屋のアオダイショウの存在。

お腹が空いて、コウモリを食べてしまうかもしれません。どんな動物も、生きるために他の命を食べて暮らしています。ふと、命のつながりについても考えさせられた、そんな出来事でした。



ユタロー

ツンデレ

2011-09-13 | 日記
 そういえば、ユタロー氏がお客さんから聞いたそうなのですが、あそうベイパークの多目的広場で放牧している様子を映している動画がyoutubeにupされているそうです。

そのお客さんはここに放牧されていることをその動画で知って、あそうベイパークへいらっしゃったとのことです。

 それはとても嬉しいです!メディア等を通して対州馬のことを知っていただけることは、僕達としてもこれほど嬉しいことはないです。

youtubeで、『対州馬 あそうベイパーク』で検索したら一番に出るようなので、もし時間に余裕がありましたらぜひ見てみてくださいませ。

やはり動画の方がいい感じです。

 ちなみにあそうベイパークの対州馬達には肖像権は多分ないので、じゃんじゃんカメラで撮ってみて頂いても大丈夫ですよ。

(ただ、あまりにも近いところからのフラッシュはお避け下さいますようお願いします)

対州馬への関心が、これからさらにいろんな方に浸透していくといいですよね(^-^)



うちも動画をupしてみようかな…。


 今回の話題はツシマジカのミーについてです。



先週まではとても大人しかったうちのミーでしたが、



今週に入ってから急になんだか攻撃的になってしまいました。何故?

その理由は、ツノの周りに覆われていた茶色の皮が破れ落ちてごつい白角が出てきたからです。



上の写真とそれぞれ比べてみますと色の違いがでていると思います。

 だいたい、ダラの芽を鹿が食べ始めるころにツノは落ちると言われていて(4月頃)、それからは茶色の皮に保護された状態で少しづつ本体の角が生長していきます。


  ↑
2010年7月頃。

その間の鹿は非常におとなしいので、その時期が最もシカと触れ合いやすい間でもあります。

ただ、ツノがその年の生長を終えると大人しかった様子は激変…(だいたい5ヶ月程で生え変わるようです)

茶色い皮を壁などでこすって破った後は見事に気性が荒くなります。


   ↑
カメラを見ると特に怒るミーちゃん。何故!?

(ちなみに耳を後ろに向けているのが怒っている合図です。馬と同じですね。)

 とは言いましても、落ち着いているときに近づくと、いい声で鳴いてくれて可愛いですので、ツノに気を付けつつ、是非ふれあって頂けますと嬉しいです。



(追記)

動画up許可を頂きました!

下のリンクをクリックすると、動画を見ることができます。

ぜひ閲覧してみて下さいね!

対州馬の放牧 2011年8月31日 あそうベイパーク.wmv

対州馬の放牧 あそうベイパーク.wmv

対州馬inあそうベイパーク

(マツ)

みんなの パーク川柳

2011-09-06 | 日記

公園には、お客様に自由に描いていただいている「お絵かき帳」の他に、

もう一冊、川柳ノート なるものを設置しております。

名付けて「ぱぁく川柳ノート」。

「公園で川柳」。なんと風流でしょうか。^^♪


今回、その中からいくつかピックアップして、

あそうベイパークの楽しさ、面白さをお届けしようと考えています。




では、まいります。



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ホッとする 我が子に和海 いやしの場

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ありがとうございます。
これからも、皆様にとって癒しの場になるように頑張ります!





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対州馬 やっぱり顔が 長かった

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長いです。間違いなく長いっ!!





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馬がなく ここは暑いと ぼくもなく

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本当に暑い夏でした、ハイ。





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しかとうまの えをかけば しかもうまも うれしい

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文字数にとらわれない自由な発想がいいですね。

私たちもうれしくなります。





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対州馬 かわいい笑顔に LOVE注入!

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楽しんごっ!





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うまようま えさのとりあい けりあいこ

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確かにそうです。とてもよく観察されていてビックリ!





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本当は メス馬よりも 上戸彩

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これは面白いですね。ガンバリましょう~笑





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対馬には 何もないけど それがいい

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素朴なところが対馬ですネ。





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馬をみず 絵描きに夢中の 愛娘

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その風景が思い浮かびます。
今度はしっかり馬を見たり触ったりしてくださいね。





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鹿くんに 手紙を書いたよ Dear ディアー

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ウマい!
手紙の内容が気になるところです(笑)。
「出そうとしたら、食べられた」、、とかは無しで。





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行き先に 迷ったときは ベイパーク

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ありがとうございます。また来てください。
そのたびにきっと何かが変わっていますよ。(^^)




というわけで今回はここまで。



川柳ノートは、ふれあい牧場の休憩所に設置してございます。

皆様もぜひ一句、詠んでみてはいかがでしょうか?


また、キャンプ場の建物2階にも

たくさんの「ベストオブ川柳」を壁に貼り付けています。

そちらもぜひ、ご覧くださいね。



以上、ユタローでした。