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<プルトニウム>300キロが不明 米ロスアラモス研究所で

2005年12月01日 | 北米
 【ワシントン和田浩明】米国の核兵器開発の拠点である米ニューメキシコ州のロスアラモス国立研究所で、過去50年間に長崎型原爆約50個分にあたる約300キロの兵器級プルトニウムの所在が不明になっている可能性があるとの報告書を米民間研究機関が1日までにまとめた。同研究機関は米エネルギー省に通知したが、返答はないという。

 報告書をまとめたのは「エネルギー環境研究所」(米メリーランド州)。米政府が公表しているデータを精査したところ、ロスアラモスで使われたプルトニウムのうち少なくとも約300キロ、最大約1トンの行き先がはっきりしないことが判明した。

 エネルギー環境研究所は、記録が残されないままロスアラモスの埋め立て地などに廃棄された可能性もあるとして「周辺環境の汚染も懸念される」と指摘している。盗難などを示す情報は今のところないという。

 昨年8月にロスアラモスに書面で調査を促したが、返事はなかったという。この問題を報じたサンフランシスコ・クロニクル紙の取材に対し、ロスアラモスの広報担当者は「プルトニウムは微量なものまで監視している」と説明している。

 史上初の原爆を製造したロスアラモス国立研究所では昨年夏にも核物質の保管体制に問題があったことがエネルギー省の調査で判明している。

(毎日新聞) - 12月1日19時10分更新

カナダ:15歳少女、キスで死亡 ピーナツアレルギーで

2005年12月01日 | 北米
 カナダ・ケベック州で、15歳の少女(15)が11月19日、ボーイフレンド(16)とキスをした直後、ぜんそくのようなショック状態となり、4日後に死亡した。

 AP通信などによると、少女は極度のピーナツアレルギーで、それを知らずにボーイフレンドはキスの前にピーナツバターを塗ったサンドイッチを食べていたという。

 ピーナツアレルギーは、じんましんや、血圧の低下、呼吸困難を伴う顔やのどの腫れを引き起こす。ごく微量のピーナツでもアレルギー症状を発症する可能性があり、全米で毎年50~100人程度が死亡しているという。【デジタルメディア局】

毎日新聞 2005年12月1日 16時34分

プルトニウム300キロ不明 米研究所、核兵器50個分

2005年12月01日 | 北米
 【ワシントン1日共同】米シンクタンク「エネルギー環境調査研究所」(マキジャニ所長)は11月30日、米核開発を主導してきたロスアラモス国立研究所で、少なくとも300キロの兵器級プルトニウムが行方不明になっている可能性があるとした報告書を発表した。プルトニウム6キロ前後で核兵器製造が可能で、50個分にも相当する量。

 報告書は、ずさんな管理が原因で正確な記録を残さないまま処分場に廃棄された可能性を挙げる一方で、一部が盗難に遭ったシナリオも否定できないと指摘。「核テロ」の危険性が現実味を帯びる中、核拡散に最も神経をとがらせてきた米国自身の深刻な管理実態が浮き彫りになった。

(共同通信) - 12月1日17時38分更新

セックス・ピストルズ、レーナード・スキナードらがロックの殿堂入り

2005年11月29日 | 北米
 [ロサンゼルス 28日 ロイター] セックス・ピストルズ、ブラック・サバス、レーナード・スキナードらが、2006年の「ロックの殿堂」入りすることが決まった。主催元が28日明らかにした。

 他にはマイルス・デイビス、ブロンディらの殿堂入りも決まっている。

 授賞式は来年3月13日にニューヨークで行われる。

 殿堂入りの資格が与えられるのは、最初のレコーディングから25年が経過していることが条件。

 ブラック・サバスとレーナード・スキナードはそれぞれ過去7回、セックス・ピストルズは4回ノミネートされたことがあるがいずれも実現せず、今回遂に初の殿堂入りとなった。

(ロイター) - 11月29日19時4分更新

殿堂入りを逃した伝説のメジャーリーガー

2005年11月29日 | 北米
1989年、レッズ監督時代のピート・ローズ氏。メジャー最多の4256安打を放ちながらも、89年に野球賭博に関わったとして永久追放処分を課された。今回が最後の野球殿堂入りのチャンスだったが、候補に挙がることはなかった【(C)Getty Images/AFLO】
 
 全米野球記者協会(BBWAA)が来年1月に発表する野球殿堂入り選手の候補者29人を公表したと、米大リーグ公式ホームページ(HP)が28日(現地時間)に伝えた。メジャー歴代最多の通算4256安打の大記録を打ち立てながら野球賭博に関わったとして永久追放処分を受けているピート・ローズ氏は選出されず、規定によりBBWAAの投票による殿堂入りの道は絶たれた。

 安打製造機の異名で知られたローズ氏は、1963年のメジャーデビューし、新人王を獲得。首位打者に3度輝くなど、86年に現役引退するまでレッズを中心に活躍した左打者であった。しかし、89年のレッズ監督時代に野球賭博に関わったとして永久追放処分を課された同氏は、一度も殿堂入りの候補者に選出されることはなかった。BBWAAによる殿堂入りの資格を持つのは、メジャーで10年以上プレーした選手で、引退後5年から20年までと厳しい規定がある。同氏は、来年で引退後20年目を迎えるため、今回が最後の殿堂入りのチャンスだったが、今回の決定を受け、その可能性が消えてしまった。

 また今回初選出となった14人の中には、井口資仁内野手が所属するホワイトソックスのオジー・ギーエン監督や、59イニング連続無失点のメジャー記録を持つ元ドジャースの右腕オレル・ハーシュハイザー氏などが名を連ねた。

-Tomohiko Nakashima-

(スポーツナビ) - 11月29日20時57分更新

「勝利か敗北か不明」 対テロ戦争で米議会報告

2005年11月29日 | 北米
 【ワシントン28日共同】米議会調査局は28日までに、2001年の米中枢同時テロ以降、ブッシュ政権が進める「対テロ戦争」に関し、評価の基準が不適切で、米国が勝利しつつあるのか敗北しているのか分からないとする報告書をまとめた。ロイター通信が伝えた。

 ブッシュ大統領はイラクの旧フセイン政権打倒で世界は安全になったなどと主張。一方でイラクで米兵の死者が2000人を超え、反米武装勢力の活動や世界各地のテロは収まる兆しがなく、報告書は対テロ戦争の成果に疑問を投げ掛けた。

 報告書は国際テロ組織アルカイダのメンバーをどれだけ殺害、拘束したとの統計では、テロリスト側にどの程度の打撃を与えたか不明と指摘。費用対効果がチェックされないまま巨額のイラク駐留費などが使われているとした。

(共同通信) - 11月29日10時9分更新

<カナダ>不正疑惑でマーティン内閣の不信任案を可決

2005年11月29日 | 北米
 【ニューヨーク高橋弘司】カナダ下院(308議席)は28日、政権与党・自由党の連邦政府資金をめぐる不正疑惑への批判の高まりを受け、野党・保守党が提出したマーティン内閣の不信任案を賛成多数で可決した。同首相は29日、ジャン総督の布告を受けて下院を解散する。総選挙は来年1月23日が有力視され、結果次第では93年以来、続いた自由党政権の交代につながる可能性もある。

 下院は野党第1党・保守党が提出した不信任案について採決に入り、主要野党との連携で171票が賛成に回り、自由党の反対133票を押し切った。可決後、自由党を率いるマーティン首相は、早くから総選挙がとりざたされていたことを踏まえ、「選挙戦前に疲れてしまう。さあ、始めるぞ」と支持者を鼓舞した。一方、保守党のハーパー党首は政権交代の必要を訴え、政権獲得への自信を強調した。

 カナダ会計検査院が昨年2月、クレティエン前自由党政権下の97年から4年間、連邦政府広報費として自由党系宣伝会社に支払われた巨額の使途不明金疑惑を指摘。政府の独立調査委員会が今年11月、自由党政権の裏金作りを確認し、前首相などを名指しして「責任の一端がある」と非難したことを受け、自由党の腐敗体質への批判が高まっていた。

 選挙戦は29日から始まるが、カナダ国民の大半がキリスト教徒だけに半世紀ぶりにクリスマスシーズンに重なることへの懸念が出ている。対応次第では選挙結果に響きかねず、各党は模様眺めの様相だ。

 保守党は国防費増大に積極姿勢を取るなどブッシュ米政権に近い政策を掲げるだけに、カナダ国民の間には抵抗感も根強い。保守党がどこまで穏健な政策を打ち出し、中間層を取り込めるかが選挙戦を左右しそうだ。

(毎日新聞) - 11月29日14時6分更新

恥かき刑を容認=郵便物窃盗犯に看板-米最高裁

2005年11月29日 | 北米
 【ロサンゼルス29日時事】「わたしは郵便物を盗みました。これはその罰です」-。米連邦最高裁判所は28日、こんな文字が書かれた看板を体の前後にかけて立たせる「恥かき刑」は合法との判断を下した。

 ショーン・ジェメンテラ被告は2001年、サンフランシスコ市内の郵便ポストから郵便物を盗んで逮捕された。高裁が、禁固2月と保護観察3年に加え、看板を下げて郵便局の外に立つ刑を科したのを不服とし、上告していた。 

(時事通信) - 11月29日17時1分更新