電撃ブックハンター

本の話題、もしくは関連すること関係ない事を書きたい放題です。

一人お疲れさま会

2016-12-30 11:58:06 | 日記
今年もいよいよ大詰めです。
会社が早めにひけて午後から正月休みに入ったので、その足で図書館での資料探しに繰り出しました。

が、行ってみたら閉館しておるではないですか。
Oops!
前日入念にストック資料の下調べしといたのに、肝心の開館日を見落とすとはーっ!!
我ながら抜けてます。

しかしどうするかな・・・夕方まで図書館で過ごすつもりでいたから、ポッカリ時間が空いてしまった。
ついでに心にも穴が空いてしまったのです。
コレを満たすには本を漁りに行くしかありません。

という訳でブックオフに行って30冊ばかり買ってきましたー。


さて、買った本はすぐに捌く必要があります。
さすがにこの季節に公園は寒いので、どっかの店でゴージャスに過ごす事にしました。

・・・が、年末休みのせいか、どこもかしこも人だらけです。
どこからこんなにわいて来た?というぐらい道路も店も凄まじく満パンでした。
しょうがないので穴場の隠れ家カフェに寄ります。
昔からある店で、メニューも雰囲気も悪くないのに何故かいつも空いているのが魅力的です。

30冊はちょっと無理があるので、とりあえず5冊セレクト。


まずは表紙がウケたので、これから行きます。

●科学でわかる男と女の心と脳  麻生一枝 ソフトバンク・サイエンス・アイ新書

男にしろ女にしろ、愛だ絆だ言っても本能的には損得だけで行動している、というような話。
科学的に分析されるとミもフタもありませんね(笑。

あと面白かったのがこの2冊。
●2時間で学ぶ 原発・電力の大問題  久我勝利  角川ONEテーマ21新書
●「がまん」するから老化する  和田秀樹  PHP新書

「2時間で学ぶ」の方は電力についての基礎知識がキーワードごとに解説されていて分かりやすかったです。
特に原発については基本的な事はこれ1冊で掴めると思います。

政府も役所も原子力発電は「エコ」「低コスト」と言い張ってきましたが、先日経産省が福島第一の事故処理費用を21.5兆円と試算して、「エコ」でも「低コスト」でも無いことを自ら実証しました。
国民負担させる事で賠償を受け取る福島の被災者をスケープゴートにしよう、という下らない策だと思いますが、本当に怒りをぶつけるべき相手は、欲にまみれていい加減な事をしてきた連中です。
また、この期に及んでまだ利権を貪ろうとするダニ共でしょう。

「がまん」は受験テクで有名な和田先生の本。
老化についての一般的な「誤解」をエビデンス的に解く試みがされています。
アンチエイジングが実は正しいダイエット方法でもある、というのが興味深かったです。


といった感じで5冊を捌きながらスイーツを頂いて「一人お疲れさま会」終了。
私にとってはディズニーランドに行くよりも充実した時間でした(笑。

さー、今回仕入れた分含めて84冊、正月休みで消化すると致しましょうー。


(つって、前半に仕入れた80冊あまりも未消化なんですが)


城址にて

2016-12-13 02:36:06 | 日記
井伊の赤備え」の井伊家は浜松市引佐の井伊谷出身なんですね。
NHK大河ドラマで取り上げられるまで全然知りませんでした。
(近隣在住ながら恥ずかしい限り)

車で1時間弱の所にゆかりの地があるなら、行ってみるしかないでしょう。
さらに、そこで本でも読んでくるか、と言う事で、今回は「公園読書in城山公園(井伊谷城址)」です。

井伊谷城址は引佐協働センターの裏の山らしい、という噂だけを頼りに車を走らせます。
途中の観光スポット、龍潭寺などはパスです。


どこかなー?と迷いながら協働センターの駐車場まで来てみました。
そこからちょっと歩くと山の麓に案内が。



車では上まで行けないみたいです。



坂の先に、ありました。井伊谷城址入り口!



ここから徒歩でのぼって行きますが・・・かなり急です!





ゼイゼイ・・。



ヒイヒイ・・。運動不足が身に沁みます。
ちょ、ちょっと休憩・・・。



さらに登る!



登る!



のぼ・・・ぐへえ・・・。まだ先なの?;;



ぐおおおっ!



や・・やっと・・ついた・・・。
登る人はまだしも、この登山道を作った方々はさぞかし大変だったでしょう。



ここが井伊谷城跡の城山公園。
昔の人はよくこんな山の上に城を作ったなあ、と感心します。



爽快な空間です。



トイレの入り口に貼ってあった警告。
小の最中ならまだしも、大中に襲われたらシャレになりません。



展望台パノラマ。




絶景です。



・・・と、ここまで来て、本を持ってくるのを忘れていた事に気が付きましたっ!!

あの道を降りてもう一回登ってくるとか、何の修行だよ?
早々に諦めました。
公園読書失敗!!



兵どもが夢の跡。
一句ひねりたくなりましたが、そういう才能は皆無でした(笑。








捌く

2016-12-13 01:03:42 | 日記
定期的に現れ、毎回大量の本を買っていくので、私はブックオフでは「せどり屋」と思われている節がありますが、あんな連中と一緒にされては困ります。
だいいち売るために買ったことなど一度もありません。
全部読むつもりで買っていますから。
(あの連中からは本への愛が感じられない)


さて、本読み共通の悩みがいくつかあると思いますが、その中の一つに、
「読むスピードよりも本が増えるスピードの方が早い」
というのがあるのではないでしょうか。
私もその悩める一人です。


毎月平均100冊ぐらい入手して、読了するのが10~20冊ぐらい、あとはかじって止めたり、積んだままになっているのが現状です。
古本を買ってくると「みんなもそうだよなあ」としみじみ思います。
最初の10何ページには熱心に線をひいたり、書き込みがしてあったりしますが、だんだんそれが減って、後の方は読まれた形跡がなかったり。
中にはスリップ挟んだままの真っサラの本があったりして、買ったはいいけど読まずに売っちゃったんだろうな、とか。

まあ、本当に面白くて読むのを止められない本にはめったに出会えませんが、それでも読みたくて買うわけですから、我ながらもったいない話です。
そう思っていた所に、前回ご紹介した斎藤孝先生の本と出会ったのです。

●「大人のための読書の全技術」 斎藤孝  中経文庫


この中で斎藤先生は、
「買った本はすぐに捌くべきだ」
とおっしゃっています。
「捌く」とは、最初から最後までザッとページをめくって、何が書いてあるか大まかに把握する事、です。
それも買った時が一番その本への関心が高いから、すぐにやった方がいい、との事。


確かにその通りです。
買って安心すると、一生開かない恐れがあります。
アウトラインだけでも掴めれば「アレってあれに書いてあったよな?」と頭のレファレンス上に載せる事が出来るでしょう。

そんな訳で最近では買ったらサーッと最後まで目を通す様に努力しています。
人間の脳は何回も繰り返しアクセスすると忘れないそうで、最初に目を通し、2回目にややゆっくり読んで、3回目に精読、さらにメモを取るなどすれば、その本の内容はかなり定着すると思います。
吸収という点でも「捌く」のは有効ではないでしょうか。

ただし、推理小説だけは楽しみが減るので止めておいた方がいいでしょう(笑。


それでは先週買ってきた分を捌くとしましょう。





(捌くだけで1日かかりそうだ)