ふきの指定席

終生のほほんな生き様かと思いきや
人生の終盤にきて
ところがどっこいの日々

・・・秋の夜長

2017-08-03 09:47:12 | のほほんの記
日本は世界で1番だか2番だかの長寿国であるが
しかし
寝たきりの比率は高く またその状態でなくても
介護を必要とする人の比率も高い
長生きと介護 半端なく 正比例だ

「俺何がなんだかわからなくなったら老人ホームに入れてくれ」と父ちゃん
「オケイ
と言いたいが 
そんな簡単な事ではない
入りやすい所は 死んでも順番待ちをしなければならない
地獄の沙汰も金次第の娑婆だ
運悪く(良く)病院に入れたとしよう
病院だって 3ヶ月も経てば そろそろどこかにと肩たたきをされる
そんなこんなで
義両親は 家での介護だった

介護の場は大変な人手不足と聞く
実家でひとり暮らしの65歳の姉であるが
そんな姉でも 介護の資格はなくても 介護関係の仕事ならあるそうだ

自分も行く道なのに 介護の仕事はどうも無理と言う
私も父ちゃんもだ

「我々は人として優しくないのかもしれないね」 

「俺は優しい人間ではないからな」
「確かに」

昨晩の会話です



とどめ

「延命治療は望まないよね」
「当然」


『死にもせぬ旅寝の果てよ秋の暮』  芭蕉

「昔はいい時代だったよね~」
「そうだな~」

我々はかなり酔っぱらっていました
人生の秋の夜長はしんみりとしますね


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは! (きみちゃん)
2017-08-03 10:55:50
余分なことをしなければ好いんです。
食べられなくなったら・・・食べなきゃいいんです。

鼻から管で・・・食事は嫌です。

今の一番の希望は・・・老衰です(^^♪
返信する
ふきさんへ (くりまんじゅう)
2017-08-03 11:15:00
あら 読んでいてびっくり わが夫もふきさんの
父ちゃんと同じことを言い 妻もふきさんと同じに
答えております。だいぶん前から人生の終盤には
大変なお金が要るようになりました。
そして私も暮らせなくなった時に もしこの歳でも
雇ってくれるところがあっても介護の仕事はできません。
母が入院していたたった2週間でも毎日のつき添いは
こりゃ私にゃ出来んわと思いました。何度言い聞かせても
点滴の管に手を掛ける母に腹を立て ひねくったところ
だれか来てぇ 助けてぇ 殺されるぅ~と大声を出され
困りましたもの。連れあいも逝き一人暮らししていく
お金も無くなった時まだ命があるようなら山の中の
洞穴にでもこもってお迎えが来るのを待つことにします私。
暑さで気が狂いそうな今 しんみりと背中から秋風を
感じました ああ 人生の黄昏だねぇ。。。
返信する
きみさん (ふき)
2017-08-03 13:48:43
人の運命は誰が決めるんでしょうね
神様だとしたら その差別区別 あんまりです
だから神様は信じません
でも祈ってしまいます 
ある程度生きて コテッ!が理想です
きみさん 
私自身は 老衰まで生きるのは 無理やと思います
そーメン
返信する
くりさん (ふき)
2017-08-03 17:36:41
人生の黄昏は待ったなしですね
この年になれば 
親達の黄昏逝く姿を鮮明に記憶しています

まだ介護士の資格云々がうるさくない時代
あっちの世界に逝く準備も
病院でゆっくりとできた時代
友人がそんな老人病院で お世話係をしていました
人手が足りず
「○○は優しいから 空いている時間だけでもいいから手伝ってくれないか」と頼まれました
優しいと言われれば
優しい私は 無下に断る事も出来ず
で 手伝いに行ったんですね
看護師でもなく その他の資格もない彼女の担当は
下の世話と 食事の世話 (並列で書く私もどうかと)
そして亡骸を綺麗に拭いて 旅立ちの身繕いも手伝います
今振り返っても凄い人だと思います

なんと下の世話から手伝わされました
みんなが遠慮するからね
忘れもしませんその場で堂々の嘔吐・・・
自分の意思よりも先にブツが出てしまいました
40歳になったばかりの私の しょうもない出来事でした
看護師さんや 介護士さんの仕事は 
本物の優しさを持った人間でないと務まらない
心からそう思う所以です

そんな私が 彼らにお世話になるような事があってはならない気がします
介護保険免除してくれないかな

かと言って生きる事は「義務」です
お四国さんに 袖の下を たんまりはらっているくりさんは
洞穴も居心地のいい場所であるはず

今地震が
はぁ~
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