浅野文直の言いたい放題!-ブログ版-

宮前区選出の川崎市議会議員、浅野文直が市政・国政・時事などを中心に痛烈に斬る!浅野文直のべクトルとは?平成政治侍!

Do You Kyoto?

2008年07月25日 00時57分36秒 | Weblog
 
 先週、毎年恒例の政令指定都市自民党議員の勉強会&総会に出席。今年は京都市が当番。
 あえて京都祇園祭のこの時期に京都さんも開催してくれるなんて粋だね。(しかし、ホテル代が高い&混んでて・・)
 ちょうど宵山で賑わってましたが、私は同じ阿呆なら踊る方なので、ちょっと寂しさもありました。

 
 当選時45歳以下の議員はアーバンユースといって、毎回前日から一日余分に勉強会や視察が組まれています。
 写真は、その間に組まれていた大覚寺での説法にはいるところ。(今ひとつ心に響かん話やったな~)

 
 大覚寺で食べた精進料理。(想像より豪勢だ)

 初日の勉強会では京都市の地球環境政策監を招いて、京都市の地球温暖化対策や景観政策について講義を受けた。

 本来、こんな話はブログに書かんのだが、京都市ならではの思い切った政策は是非紹介しておきたい。

 タイトルの「Do You Kyoto?」は、先月来日していたドイツのメルケル首相が挨拶で使った言葉でR。「京都してますか?」的使い方。「環境に良いこと(エコ生活)してますか?」の比喩。

 1990年を基準にカーボン・ゼロを目指す京都。

 市域の4分の3が森林という恵まれた状況もさる事ながら、市民・事業者・来訪者の責務を明確にして徹底を図っています。
 例えば、
 ・歩行者優先憲章の制定。⇒今後は新公共交通網整備か(LRTや電気バス)
 ・低炭素景観ハイブリット型住宅への挑戦⇒市役所庁舎が木造になるかも
 ・京都方式なるライフスタイルを模索⇒コンビニ等の一部夜間休業
 ・毎月16日「DoYouKyoto?デー」として統一行動
 ・環境教育の海外への発信、推進
 ・産学官連携の研究開発⇒電気自動車、バイオガス
 ・京都方式なる環境資金調達のメカニズムづくり⇒クール京都ファンド、森林環境税
 etcetc

 そして、なにより長年、日本の都として栄え歴史ある建物が多い京都ならではの政策が新景観政策!
 特筆すべきは、まず高さ規制の見直し。例・旧31mから新15mへ改正

 これだけならまだしも、眺望景観保全地区を設け、その地域は単純に高さが○mまでOKという事ではなく、標高規制がかかる点。

 例えば、15mの高さが許されるはずでも、標高規制に引っかかり8mまでしか建たないとかが起こるわけです。山側に土地を持つ方には大きな影響です。

 また、屋外広告物の規制は日本でも一番厳しいのではないでしょうか。
 屋外広告物の多い日本ではこの点は他都市も少し見習った方がよいと思いますが。

 こうして、「京都ブランド」は100年後も生きていくのかもしれません。

 多くが見習える訳ではありませんが、この町の「田園都市ブランド」の構築に生かしていきたいと考えています。