浅野文直の言いたい放題!-ブログ版-

宮前区選出の川崎市議会議員、浅野文直が市政・国政・時事などを中心に痛烈に斬る!浅野文直のべクトルとは?平成政治侍!

加速するのか?減速するのか?一院制議論!

2007年08月19日 04時23分14秒 | Weblog
 ようやく参議院選挙の自民党大敗云々ではなく、今後の議会のあり方が話し出されたこの頃ですが、TVなどを見て皆さんは何を感じられているでしょう。

 衆議院のカーボンコピーといわれ不要論の高まっていた参議院議員ですが、今回はねじれ現象が起きており一躍注目を浴びています。
 しかし、そこで民主党参議院議員は相変わらず、民意が民主党を選んだのだから衆議院解散と喚きます。(首相交代を唱えることには理がありますが)

 「やはり、参議院いらんな!」

 皆さん、日本はなぜわざわざ二院制を敷き、242人もの参議院に数百億円からの巨費を投じ維持しているのでしょう?

 今まで、その理由は
 ・多様な意見、少数意見の尊重
 ・慎重な審議
 などと言われてきました。

 しかし現在の衆議院と参議院の似通った選挙制度下でたかだか被選挙権に25歳と30歳の違いを持たせた程度で、何が変わってきているでしょう?
 何より、
 ・現在の政党政治の下では両院とも結局は政党の意思を尊重します。
 ・主権者である国民の意思は国政選挙においては両院に差異はないはずです。

 弱冠意味のある、解散のあるなしですが、これだって参議院は解散無しで6年間任期があるから衆議院より長期的視野に立って政策執行できるはずなのに、今回も早速出てきたのが「郵政民営化凍結法案」&衆議院解散の話。

 結局、参議院議員自身で、民意を反映しやすい衆議院だけあれば良いと認めているようなもの。

 先進諸国の4割程度は実際一院制ですし(イギリスも実質一院制のようなもの)、危機管理的に衆議院議員の中から解散時も緊急対応する危機管理委員でも毎回選出させとけば事足りますよ!
 又は、二院制を敷く他の国を見習って学識者や地方選出委員などによる独自色の強い委員会の創設で十分と考えます。

 二大政党制に向かいつつある日本は、さらに政党政治色が強まります。
 郵政民営化の結末を見れば分かるとおり、政党政治&この選挙制度下で日本に参議院は無用。