えびはらさんが紹介していたフロントミッションの漫画「Front Mission Dog Life & Dog Style」を購入しました。
書店で見かけても「最近のスクエニの作品かな?」と思い敬遠していたのですが、良いきっかけだと思い、購入に踏み切りました。
これが中々・・・面白い(^_^)
絵は上手いです。
デフォルメとリアリティのバランスが良く、折り合いが付いています。
作品の概要としては、良くある「ありきたりな戦争物漫画」ではなく、色々と捻ってあります。
残酷なシーンや、性的暴力などのシーンがあるのは当然なのですが、そこに更に一要素追加した、と言うのがポイントですね。
ヴァンツァーの戦闘はおまけ程度かと思いきや、しっかりと戦闘するシーンもあります。
ヴァンツァーの扱いは、作品の方向性的に「ただの舞台背景」程度の扱いかと思っていたら、本格的な戦闘をし活躍する作品もあるのが偉い。
この作品内で、取り扱うジャンルが広いですね。
「ただの背景」として見ても、AC(アーマード・コア)のオープニングムービーのような存在感は強く、格好いいと思えるシーンがあります。
初め、主人公は、一般的なジャーナリストでフロントミッションで言うフレデリック・ボジションと、「フロントミッションのお約束」から始まるのは中々分かっていますね。
しかし、一巻の最後で、主人公が変わっていくと言うオムニバス形式の作品であったのに気づき、そして真の主人公の存在が明かされます。
予兆は確かにありましたが、段々と伏線が「ハマって」行く様は中々説得力があります。
中には「ちょっと、これはあり得ないよ」って言うギャグのような(死に方をする)シーンもありますが、これは多分、作者の「ギャグ」と取って間違いないでしょう。
ただし、こういった戦争の異常性の中では「ギャグかどうか区別が付かない」と言うことを、読者に「試して」いるようです。
また確実に「戦死する」ことを前提とした作品の作りをしていき、そして読者の期待通りの結末を迎えます。
しかし、その後日談として、FM(フロントミッション)と言うSF設定を生かした方向性で作品を掘り下げるなど、世界設定を生かした独自のアレンジがありますね。
逆に、決して「戦争物」という範疇に捕らわれず、ヒロイックなシナリオ展開とアクション。
そして読者をホッとさせる(一応の)ハッピーエンドな作品も有り、飽きさせないですね。
他の作品と比較しての印象では、浦沢直樹の「パイナップル・アーミー」を、ヘヴィな戦争物へチューンした作品という感じでしょうか。
(この作品も、戦争に生きる様々な人の生き方を、誰でも読みやすくアレンジしている作品です)
似たような作品では、ガンダム作品の「バニッシング・マシン」や「イグルー」「重力戦線」などを一段掘り下げた感じの内容になりますね。
残酷なシーンなどを許容できるなら、(妙な例えですが)「安心して」読める作品と思います。
ロボット戦争物として「王道」と言えますね(^_^)
4巻出ました(^-^)
FM Doglife & Dogstyle 4 神に選ばれた英雄
書店で見かけても「最近のスクエニの作品かな?」と思い敬遠していたのですが、良いきっかけだと思い、購入に踏み切りました。
これが中々・・・面白い(^_^)
絵は上手いです。
デフォルメとリアリティのバランスが良く、折り合いが付いています。
作品の概要としては、良くある「ありきたりな戦争物漫画」ではなく、色々と捻ってあります。
残酷なシーンや、性的暴力などのシーンがあるのは当然なのですが、そこに更に一要素追加した、と言うのがポイントですね。
ヴァンツァーの戦闘はおまけ程度かと思いきや、しっかりと戦闘するシーンもあります。
ヴァンツァーの扱いは、作品の方向性的に「ただの舞台背景」程度の扱いかと思っていたら、本格的な戦闘をし活躍する作品もあるのが偉い。
この作品内で、取り扱うジャンルが広いですね。
「ただの背景」として見ても、AC(アーマード・コア)のオープニングムービーのような存在感は強く、格好いいと思えるシーンがあります。
初め、主人公は、一般的なジャーナリストでフロントミッションで言うフレデリック・ボジションと、「フロントミッションのお約束」から始まるのは中々分かっていますね。
しかし、一巻の最後で、主人公が変わっていくと言うオムニバス形式の作品であったのに気づき、そして真の主人公の存在が明かされます。
予兆は確かにありましたが、段々と伏線が「ハマって」行く様は中々説得力があります。
中には「ちょっと、これはあり得ないよ」って言うギャグのような(死に方をする)シーンもありますが、これは多分、作者の「ギャグ」と取って間違いないでしょう。
ただし、こういった戦争の異常性の中では「ギャグかどうか区別が付かない」と言うことを、読者に「試して」いるようです。
また確実に「戦死する」ことを前提とした作品の作りをしていき、そして読者の期待通りの結末を迎えます。
しかし、その後日談として、FM(フロントミッション)と言うSF設定を生かした方向性で作品を掘り下げるなど、世界設定を生かした独自のアレンジがありますね。
逆に、決して「戦争物」という範疇に捕らわれず、ヒロイックなシナリオ展開とアクション。
そして読者をホッとさせる(一応の)ハッピーエンドな作品も有り、飽きさせないですね。
他の作品と比較しての印象では、浦沢直樹の「パイナップル・アーミー」を、ヘヴィな戦争物へチューンした作品という感じでしょうか。
(この作品も、戦争に生きる様々な人の生き方を、誰でも読みやすくアレンジしている作品です)
似たような作品では、ガンダム作品の「バニッシング・マシン」や「イグルー」「重力戦線」などを一段掘り下げた感じの内容になりますね。
残酷なシーンなどを許容できるなら、(妙な例えですが)「安心して」読める作品と思います。
ロボット戦争物として「王道」と言えますね(^_^)
4巻出ました(^-^)
FM Doglife & Dogstyle 4 神に選ばれた英雄
FRONT MISSION DOG LIFE&DOG STYLE (1) (ヤングガンガンコミックス)太田垣 康男スクウェア・エニックスこのアイテムの詳細を見る |
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「なんか裏でありましたね(政治的な理由?)」
という唐突な終わり方でしたが主人公を筆頭に多様で魅力的なキャラがたくさん出てくるしストーリーも面白いですね、極限状態というのが好きなのかな、この原作者は・・・と思ったえびはらでした(読んでみればわかります・・・ムーンライトもなかなかハードです)。
興味は出ましたが、凄い量の物だと中々・・・(~_~)
(全19巻?)
プラネテスに通じる物があるのかな、と思いますが、もっとハード系なのかな。
試しに数巻だけ購入、とやってみようか悩みます(^_^)
プラネテスよりもハードですね、技術的にはプラネテスの頃より遅れている部分も多々あるので・・・その分人間がカバーしていたと言う感もあったなぁという感じですね。
それとプラネテスは常に主人公が自分に色々問うような姿勢の漫画だったような気もしますね、こちらは何となくですが。
方向性が中々難しそうで、世界に入るのが大変そうです(^_^)