arudyaのブログ

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機械式時計かクォーツか?

2019-04-10 23:38:03 | 時計のこと
好みでいうなら機械式なのですが、これもシチュエーションによるかなぁと思います。
仕事とかで時間を気にするときは、やはりクオーツの方が精度がいいに決まってるし、多機能にしやすくてグランドコンプリートなんかも安価に出来る。電池の保ちが気になるならソーラーとかAGSとかもあるでしょう。もちろんスプリングドライブなんて興味をくすぐるのもありますしね。
趣味で愛でるのであれば、機械式でしょうか。出来の悪い子ほど可愛いと言いますし。時計の本質からは少しずれてしまうのでしょうが。

ごく個人的な意見では、ダイバーズなんて、電池交換のいらないソーラーもしくはスプリングドライブで、GPS電波時計があれば一番かと思います。なぜなら、ダイバーウォッチにとって気密を保つことが一番大事なのに、リューズを緩めてゼンマイを巻いたり、時刻合わせしたりするのって本当はナンセンスです。完全密封で時刻合わせもせずに精度よく永遠に動いてくれる時計があったら理想でしょう。
ちなみにこれもごくごく個人的な意見ですが、9Fが世界一というのは少し疑問です。何をもって優秀というのか難しいですが、クオーツムーブメントの技術はセイコーよりシチズンの方が上ではないかと思っています。シチズンのA060などはエコドライブでありながら年差5秒の精度ですしね。
"手作業でしか組み上げられない"が一つの売りですが、(機械式時計や工芸品ではない)工業製品としてどうなのか。それはあるべき姿なのか?少し気になるところです。
ただ、時計全体の出来…仕上げとかも含めるとセイコーの方が一日の長があると思います。ロレックスもそうですが、GSの実用時計の最高位として凡庸だけど詰め切ったデザインと仕上げは持つ人のモチベーションを高めると思います。

余談ですが、先の議論で、日本では時計業界で分業制というのは浸透していませんでしたので、国産時計は基本マニファクチュールですよね。エコドライブワンなんてとても良い例かと思います。ムーブメントとケースと同一視野でデザインしないとできるものではありません。
でも、これからはフレデリックコンスタントの時計にシチズン(ミヨタ)のムーブメントが乗るかもしれない。だから、質が低下したということはないでしょう。既にカンパネラにラ・ジュー・ペレの機械式ムーブメントが乗ってたりしますしね。

エタブリスールかマニファクチュールか

2019-04-09 12:48:37 | 時計のこと
エボーシュを使うメーカー(エタブリスール)とマニファクチュールとどちらが好いか?

僕はどちらでも良いかな?と思います。
デザイン重視の時計ならETAポンでも構わないし、ETAだって同じ機種でも仕上がりとかで様々なグレードがあるようです。
また、それなりのメーカーならきちんと仕上げたりカスタムしたりして乗せるでしょう。
その逆で自社製だからといって、怪しげな合金や素材にヘンテコなオリジナル名をつけてさも凄そうに見せかけたり(あ、これは雑誌の提灯記事が悪いのかもですが)、価格が意味もなく高騰したりするのはどうかと思います。
マニファクチュールが凄いのは、自社製だから企画やデザイン、そのほか諸々を自由に出来るゆえのオリジナリティだからであって、自社で作るだけのとエボーシュメーカーを囲い込むのとでは、ユーザにとっては後者の方がありがたいと思います。自社製だから良いのではなく、良いものを作るために自社製とした。と言えるブランドがいくつあるでしょう?

そもそも日本とは違い、分業制が元々あったスイス時計業界において、
例の2010年問題以降、何かとマニファクチュアが偉い!的な風潮が見られますが、それってスイス時計業界の戦略に踊らされているだけ?じゃないかなと思いますよ。



「ペンタゴン・ペーパーズ」を見る

2019-04-08 23:55:28 | ビデオとか
例によってamazon primeビデオで、ペンタゴン・ペーパーズを見た。

ベトナム戦争に関わる最高機密文書の公開に関わる新聞社(ワシントンポスト紙だな)の葛藤を描いたストーリーなんだが、スピルバーグ監督らしくそれなりにまとまった"社会もの"としてみることができましたわ。

ただし、メリル・ストリープ演じるところの保身的な社主さんが、"公開"を判断する過程が少し唐突だったり、トムハンクス演じる編集局長?さんの横暴さが中途半端だったり…。も少し彼女の心情を抉ったり、彼の悪役っぽさを煽ったりしても良かったかなと思います。
ラストシーンでの"報道は歴史の最初の草稿"というセリフ(異訳あり)は素敵なんだが、そんな亡き旦那の言葉をそう思ってんなら最初から腹を括ってオロオロすんなよ!とか思ったり。
政治家の友人かジャーナリストかという二択。守るべきは会社なのか言論の自由なのか。即ち妥協か正義か。という二択で、国家よりも民衆に勝たせるアメリカの自由論がとてもアメリカっぽい。(嫌いではない)

でもそれはベトナム戦争が悪であったという現在の価値観によるもので、もしアメリカがさっさとベトナムから手を引いていたら、もしかしたら冷戦がソ連有利に終結していたかも知れず、南シナ海が共産圏の支配下になっていたかもしれない。
そうなっていたら、ASEANもTPPも違う形になっていたかもしれない。
世界の警察であったアメリカが負け戦をしたら、その傘下でのうのうと平和を謳歌してきた日本を始め、同盟諸国は政策の転換を余儀なくされたことだろう。
国家にも怪しいプライドだけではない、隠すべき理由があったのかと僕は思う。

要は民衆が勝つというシナリオは国家が奢っている場合か、民衆に知恵のある場合のみ正義となるわけで、単純な勝ち負けで論じてはいけないんだよな。ポストはアメリカだったからうまくいったんだ。
そうぢゃない例なんて、となりの韓○見てたらよく分かるぢゃん。

とエンタテイメントな映画を見ながらバカなことを考えてしまった。

#ペンタゴン・ペーパーズ