フライフィッシングの話
川、湖、管理釣場などの国内釣行記、海外釣行記、タックル、フライなど、フライフィッシングにまつわる話と美しい写真。
 




湯元始発のバスに乗り、赤沼で下車。
とりあえず赤沼茶屋でソフトクリームをいただく。
木道から湯川を眺めていると、良型のブルックが流芯でライズを繰り返している。
ああ、何ということだろう。今日は釣りではなく、ハイキングなのだ。

青木橋まで来て、ようやく釣り人に遭遇。
橋の下のライズを狙っていたが、なかなか苦戦しているようだった。
ここから小滝まで一気に歩く。
台風の影響だろうか、小滝の渓相は以前とは随分変わってしまったようだ。

湯滝から湯ノ湖に上り、西側の湖畔を歩いて行くと、ダブルハンドロッドを持った釣り人とすれ違う。
ヒメマス狙いで来ていて、釣果はニジマス2尾だと言う。
これから滝上へ向かうと言うので、「滝上は風があって、あまり良くないですよ。」と説明する。

昼食を食べてから宿でひと休み。午後はいよいよ釣りの時間である。
ウェーダーに着替えて、釣り事務所で午後券を購入。
とりあえずレストハウス前でやってみると、すぐに15センチほどのブルックトラウト(川鱒)が釣れた。
近くに居た子供がやって来て、「これはニジマスですか?」と聞いてくるので、「カワマスだよ。」と教えてあげる。
同じような魚を2尾釣り上げたところで、先ほどすれ違った釣り人がやって来て、「どうでした?」と尋ねたところ、やはりダメだったと言う。
暫くの間様子を見ていたが、沖目でたまにライズがある程度なので、清水へ移動。
当初は藻の先のライズを狙っていたのだが、全く反応が無かった。
そこで、水の中を観察したところ、ブルックトラウトらしい魚影が確認出来る。
フライを投入してみると、すぐに小さなブルックが飛びついてきた。
先ほどのレストハウス前と同じようなサイズだが、こっちはヒレピンだ。
そうこうしているうちに、オナシカワゲラのハッチが始まる。
しかしライズは散発で、反応もあまり良くなかった。
暫く様子を見ていると、水深15センチほどの柳の木の下で盛んにライズを繰り返す魚が居て、フライを落としてみると、絵に描いたようにブルックが飛び出してきた。

この日の釣果、カワマス8尾、ホンマス(稚魚)1尾。

写真上:この時期の奥日光は快適そのもの。
写真中:この日最大のブルックは25センチの美しい魚体。
写真下:夕暮れ時に水面を飛翔するオナシカワゲラ。

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