人のセックスを笑うな

映画「人のセックスを笑うな」を観てきました。

山崎ナオコーラの同名小説を、
井口奈己監督が映画化したほろ苦い青春映画です。

（映画には題名のような具体的な性描写はありませんよ）
言い換えれば、「人の恋愛を笑うな」ともいえる内容です


キャスティングに一年をかけたという
主演・永作博美　に、
松山ケンイチ　
蒼井優　
忍成修吾　

脇を固める個性あふれる顔ぶれ。

ロングカットに少ない台詞＆音楽。
登場人物の個性を引き出す衣装にポケットのアイテム。
作りこまない髪形。
静かに時の流れる田園風景。


映画で描かれているのは、
１９歳の美大生みるめが３９歳の非常勤講師のユリに恋。
同級生のえんちゃんと堂本の恋。
人を好きになった時の高揚感と、
他人から観たらばかばかしい恥ずかしい行動。
人を好きになって初めて知る幸福感と苦しさ。


ストーリーに山場はなく、
静かに淡々と、個々の日常生活に恋愛が溶け込んで流れてゆく映画です。

　　


私は、映画のすみからスミまで楽しんだこの映画。

ブラボー
　もう一回観ようかな

と、思ったくらいだったんですが、
この手の映画は、好き嫌いがはっきりします。
ハリウッド映画的の商業映画やメッセージ性が強い映画が好きな方には向かないかもしれません。監督が女性だし。


さて、ワタクシ、
３月９日が舞台のオーディションとなりました。
よし