９７８ 黒住教 岡山編２
神様ありがとうございます。
金光町の「金光教本部」から車で３０分くらいの
岡山市の霊山「神道山」の頂上に「黒住教本部」があります。
黒住教
岡山市北区尾上神道山
TEL.086(284)2121
黒住教は黒住宗忠が教祖の宗教です。
私もとても尊敬する人物です。
黒住宗忠は、とても親孝行の人でしたが
３３歳の時に両親が流行病で急死して
とても悲しんだことから肺結核になりました。
３５歳の文化11年（1814年）11月11日には
病気のため死を覚悟した、黒住宗忠は朝日の太陽を拝み（日拝）
天照太神と一体となる、同魂同体の「天命直授」を体験して
心が明るくなり喜びに満たされると、病気がなおり
神の教えを伝え始めました。
今でも黒住教では朝日を拝み
本部の「日拝所」で朝日を拝みます。
神道は教えがないのですが
黒住教では「神様の恵みに感謝する」のが
神道の教えと説いて幕末時代の孝明天皇とも繋がりがあります。
黒住教の教えは「歌」で伝えられてます。
立ち向かう人の心は鏡なり 己が姿を移してやみん
天照らす神の御徳は限りなし 受ける心に限りなければ
有り難うなりさえすればおのずから 病も治り家もととのう
黒住宗忠の考えの神髄を伝えているのが「道の里」です。
「道の里」
およそ天地の間に万物生生するその元は皆天照大御神なり
是万物の親神にて その御陽気天地に遍満り
一切万物ひかりあたたまりの中に生生養育せられてやむ時なし
実に有り難き事なり おのおの体中にあたたまりの有るは
日神より受けて具えたる心なり 心はこごるという義にて
日神の御陽気が凝結りて心と成るなり
人欲を去り 正直に明らかなれば 日神と同じ心なり
心は主人なり 形は家来なり 悟れば心が身を使い
迷えば身が心を使う 形の事を忘れ
日神の日日の御心に任せ 見るも聞くも一々味わい
昼夜有り難いと嬉しいとに心をよせ
御陽気をいただきて下腹に納め 天地と共に気を養い
面白く楽しく 心にたるみ無きように
一心が活きると人も活きるなり
生きるが大御神の道 面白きが大御神の御心なり
教えは天より起こり 道は自然と天より顕わるるなり
誠を取り外すな 天に任せよ 我を離れよ 陽気になれ
いきものをつかまえよ 古の心も形なし 今の心も形になし
心のみにして形を忘るる時は 今も神代 神代今日 今日神代
世の中の事は心程ずつの事なり
心が神になれば即ち神なり
私は黒住宗忠のことを
「太陽の神人黒住宗忠」から知りました。
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太陽の神人 黒住宗忠―その超逆転発想は、激動の時代を生き抜く処方箋。 |
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黒住宗忠も神の教えを伝えて、病気の人が治ったり
死人が生き返ったり、航海してる時に海の嵐をおさめたり
イエス・キリストがおこなったのと
同じような奇跡を起こしてます。
天照太神と一体となり癒される、こんなエピソードもあります。
宗忠が晩年の時に
出井常八という人が、病気の息子のために祈願を頼みにきたが
用事でが外出する所だったので、息子に頼みました。
宗忠は出かける時に常八に向かって声をかけました。
「常八殿 人は天照太神と一体のものぞ」
宗忠は門を出てから振り返って、もう一度同じことを言った。
しばらくして家に戻ってくると、常八の背後にたって
「常八殿 人は天照太神と一体のものぞ」
ともう一度同じ言葉を繰り返した。
これを聞いた常八は
「ああ、そうなんだ！」
と心の奥底にズーンと答えるものがありました。
それまではずっと息子の病気が気になり、心配で
陰気になっていた気分が消え去り、心に明るさが戻り
家に帰りました。
帰宅して見ると長くわずらっていた息子は
すっかり元気になり病だったと思えないくらい
元気に家族と楽しく話してました。
親が息子が「病気」だという考えが変わって
息子も「天照太神」だと思ったら
息子も変わった奇跡の話です。
こんな歌があります。
天照らす神のみ心人ごころ
ひとつになれば生通しなり
自分が単なる肉体の人間ではなく
自分が天照太神と一体の存在だと
はっきり自覚することが大切と説いてます。
金光教と黒住教は両方とも
何事にも感謝する事の大切さを伝えてる宗教です。
黒住教は神様と自分が一体となり神様の御心をこの地上に降ろす
神様のお手伝いする、そんな教えの宗教です。
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