可愛らしいバレエ曲を
今回はアントン・ルービンシュタイン (1829年-1894年ロシア)作曲の歌劇「フェラモルス」~バレエ曲です。
以前もご紹介しましたが、ルービンシュタインと言いましても、ピアニストとして有名な、アルトゥール・ルービンシュタインとは別人です。
ルービンシュタインはいくつかのピアノ曲が知られるだけで、その他の曲に関しては知名度が低いので、少々残念ではあります。交響曲やピアノ協奏曲も残しておりますので、稿を改めてそちらもご紹介できればと思っております。
この歌劇「フェラモルス」~バレエ曲は親しみ易いメロディーで聴き易いので、ルービンシュタイン入門としてもお勧めの曲です。
なお、今回も「秘曲」とさせて頂きます。
それでは曲のご紹介と参りましょう。4曲のバレエ曲で演奏時間は約20分ほどとなります。
1.バヤデフの踊り第1番
華麗なメロディーで曲は始まります。そして、軽やかなリズムで優しいメロディーが奏でられます。可愛らしい雰囲気の舞曲です。
2.カシミールの花嫁の灯火の踊り
比較的ゆったりとしたリズムで異国情緒を感じさせるようなメロディーが奏でられます。
しばらくすると、高揚感ある演奏が登場し、その後、美しいメロディーが奏でられます。美しいメロディーに彩られた舞曲です。
そして、冒頭のメロディーが回帰され、再び異国情緒を感じさせるようなメロディーが奏でられます。
最後は高揚感ある演奏で終わります。
3.バヤデフの踊り第2番
やや不穏なメロディーで曲は始まりますが、その後は楽しげな舞曲が演奏されます。そして、高揚感ある演奏が続きます。勇ましい雰囲気も感じられます。
終盤になるとオーケストラの力強い響きの後に、テンポを速めて高揚感の中で終わります。
4.婚礼の踊り
豪華絢爛な演奏で曲は始まります。オーケストラの力強い響きの後には、甘く美しいメロディーが奏でられます。ロシアのロマンを感じさせるような美しいメロディーです。
そして、再び豪華絢爛な演奏が登場します。大人数による豪華な舞いがイメージされます。そして、最後は、オーケストラの力強い響きの後にパッと幕を閉じます。
参考までに、私の所有するCDの中から1枚をご紹介します。
レーベルはMarco Poloで、Michael Halas指揮、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団の演奏のものです
このCDの情報は、こちらの下の画像をクリックして頂ければご覧になれます
お願い:もし画像をクリックしても「ページを表示できません」というエラー画面が表示された場合はリンクに間違いがある可能性がございますので、ご一報頂けますと助かります