透き通るような美しい曲です!
今回はマリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895年-1968年イタリア)作曲の小カンタータ「ナオミとルス」です。
今回ご紹介します、小カンタータ「ナオミとルス」は、フォーレのレクイエムの雰囲気をお好みの方ならば、お気に召して頂ける作品であろうと思います。一言で表現するならば、癒し系の曲と申せましょう。
この曲の背景には、旧約聖書における「ルス記」(日本語の旧約聖書では、ルツ、あるいはルフィと表記され、物語には、彼女の姑のナオミが登場)や、作曲の約40年前に亡くなった実母「ナオミ」に対する想いが込められているようです。
とにかく、美しく優しい雰囲気の曲であり、心を癒したい方にはお勧めの曲です!
テデスコの誕生日は4月3日ですので、一日早いご紹介となりました。
なお、今回も「秘曲」とさせて頂きます。
それでは曲のご紹介と参りましょう。この曲の演奏時間は約11分弱となります。
穏やかに曲は始まり、やがて、女声合唱が登場し、美しいメロディーを優しく歌います。オーケストラも女声合唱も非常に美しいメロディーを奏で、それは一片の雲のない、どこまでも透き通るような青空をイメージさせます。
中盤からは、ソプラノも登場します。「浄化された」という表現が似合うような、透明感ある美しいメロディーが続きます。宗教感が無い私ですが、この曲を聴くと「救われた」ような気持ちになります。
最後は美しく穏やかに幕を閉じます
参考までに、私の所有するCDの中から1枚をご紹介します。
レーベルはNAXOSで、ネヴィル・マリナー指揮、アナ・マリア・マルティネス(ソプラノ)、Academy of St. Martin in the Fields Chorus、アカデミー室内管弦楽団の演奏のものです
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