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日本の投資家よ、外国投資家に乗り遅れるな!人生とビジネスに役立つ本も紹介します!

■ブラジル、中国、インドとの違い

2006-01-29 08:46:05 | Weblog
 

■今日は休日。ほっとするひと時です 。気温もマイナス5度程度で、過ごしやすくなっています。

■さて、昨日は書き忘れていましたが、金曜日のMMVBのインデックスは、前日比3.36% の1,227.95でした。

■全体的に好調な中、目立ったのは、『タトネフチ』終値123.99(前日比7.36%,売買代金2億4,469億Rbl)、『AvtoVAZ‐3』終値1,469.99(前日比6.55% ,売買代金3億2,753億Rbl),『スルグトネフチガス』終値40.69(前日比6.02% ,売買代金21億5,291万Rbl)、といったところでしょうか 。

■『ガスプロム AO』は終値228.75Rbl(前日比1.91%,売買代金29億132万Rbl)でした。

■市場は正直です。『ガスプロム AO』はMMVBに登場して初の1週間を終えましたが、やや上がってきたとはいえ、やはりウクライナとの問題が影響しているのは否めないと、多くのアナリスト達が語っています 。

■しかし、アナリストによると、ロシア連邦金融市場庁が『ガスプロム』社に対し、保有株の35%をADRで発効する許可を出したそうです。2006年の第1四半期には、この新たな米国預託証券(ADR)が発効できると『ガスプロム』サイドは期待しているそうです。

■ADRについては、こちらをどうぞ。詳しく説明されてます⇒http://www.asianstocks.info/ru/

■さて今日は、BRIC`sの中で、ロシアはブラジル、インド、中国とどう異なるのか?という記事を読みましたので、ご紹介しますね 。

■ダボスで行われた国際経済フォーラムで『PriceWaterhouse Coopers』社が提出したレポート には、世界45カ国の1,410社の大手企業社長を対象にしたアンケートを基に作成されています。

■回答者の71%が、『今後の3年間でこれらの国々のどこかで組織的活動を行う予定があると回答』。4カ国の中で、ロシアは『中国、インドに次いで3位』でした。

■そして、『アンケートに答えた社長の34%が、ロシアでビジネスを開始する予定』と答えているそうです。

■それじゃぁ、社長さん達はロシアに何を求めているのでしょうか?

 『最も興味深いのは、海外企業はロシアの“安い”労働力にも、製造能力にも関心を示していないことだ。海外のビジネスマンの視点では、ロシアは、何はともあれ、商品の販売や新規顧客の模索として、非常に有望な市場なのだ』。

 『ロシアに関しては、世界的大手企業の上層部は、新規顧客獲得としては、最高に魅力的な市場としているが、ロシアの労働力に対する関心は薄い』

 『『PWC』ロシア支社長マイク・クービンは調査結果を語る-『ロシアは消費分野において、輝かしく成長する傾向にある成長市場に変容しました。ロシアは新規顧客獲得の可能性に関しては、中国・インド・ブラジルを追い抜いてます。この傾向のベースには、もちろん、高騰した石油価格があります。しかしながら、ロシア市場のサービス・製造業の発展の可能性に照準を定める外国投資家に対し、良い展望を作り出しています。』

■確かに、スーパーに行ってもカートに溢れんばかり の食料品を買う、また携帯電話も自分の給料より高いものを人から借金してまで購入する 、カードの破産者が増加する など、まるで消費大国アメリカ人ばりの浪費ぶりが目立ってきています。

■これだけ購買意欲の強い『物欲の塊 』みたないロシア人は、世界的企業にとってはよいお客さんになるでしょう。

■あとは、投資環境の整備が早急な課題でしょうね 。

■ではでは  


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