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日本の投資家よ、外国投資家に乗り遅れるな!人生とビジネスに役立つ本も紹介します!

■ナフカ&ロマン、金メダル!/ビリオネア続編

2006-02-21 08:40:19 | Weblog
 

■今日は 日没も18時くらいとなり、もう春が待ち遠しいです。はい 。

■まずはトリノオリンピックですが、今日はフィギュアスケートのアイスダンスの最終日 。もちろん、夜の21時時から、フリーダンスの生放送 に釘付けでした。

■渡辺・木戸組は、これぞ日本代表 というべく、素晴しい演技を見せてくれましたね  宮崎駿のアニメを髣髴(彼女談 )とさせてくれました。結果は惜しくも15位でしたが、今日のダンスで十分ですよ 。

■さあ、注目のタチアナ・ナフカ&ロマン・コストマロフ組 。見事、金メダル獲得です もう登場した時から、大御所というか、女王とキングいうか、オーラ が全く違いましたね 。競技中は会場も凄い拍手 で、御二人さんも楽しんでいるように写りました 。

■私はフィギュアスケートには本来あまり興味が無く、彼女が観てるので、ついでに今回初めてじっくり観たわけですが 、このペアの演技を観て、『なるほど、これがフィギュスケートの美しさなのか 』と、思わず感動してしまいました 。ロマンさんとピッタリ息のあった演技 。とても優雅というか、エレガントというか、スポーツを超越 したものがあるように感じました。はい。そして彼らは、期待を裏切らない。まさに一流なんですねー 

■2位の米国のベルビン・アゴスト組も、3位のグリーシナ・ガンチャロフ組も、渡辺・木戸組も、実に素晴しい演技でしたし、まさにこれぞオリンピックなんですね 。良いものを観させて頂きました 。

■また、タチアナ・ナフカについては、HPがありますので、興味ある方はご覧下さい(ロシア語ですが)↓
http://navkos.narod.ru/person.htm

■さて、オリンピックの興奮を抑えて 、今日は、先日お伝えしました『Finans』誌の『ビリオネア・ランキング2006』から、お話しします。ランキングに入ったのは、総勢450名のスーパー・リッチ達 です。まずは、トップ5を『Finans』誌から、ご紹介しましょう。

 1位 ロマン・アブラモービッチ・・・推定資産5,382億Rbl(約2兆1,528億円 )。1966年生まれ。チュクチ自治管区知事。英国サッカーチーム『Chelsea』のオーナー。ヨットを3台保有(1台は20億円!)、昨年石油会社『シブネフチ』を130億ドルで売却。

2位 オレグ・デリパースカ・・・推定資産3,655億Rbl(約1兆4,620億円 )。1968年生まれの38歳。『ルースキー・アルミニイ』社社長。ロシア産業家・企業家組合副会長。

3位 ミハイル・フリードマン・・・推定資産3,281億Rbl(1兆3,124億円)。1964年生まれ。『アルファ・グループ』の代表取締役で、40%以上の株を保有する大株主。ロシア・ユダヤ議会副会長。1998年よりショッピングセンター『ペレクリョースタック』の役員も兼務。

4位 ウラジーミル・リーシン・・・推定資産2,691億Rbl(1兆764億円 )。1956年生まれ。代表取締役を務める(株)『ノボリペーツク冶金コンビナート』は、2005年に新規上場し、7%の株を6億900万ドルで上場。2002年より『ノリリスク・ニッケル』社役員も兼務。工学博士。

5位ビクトル・べクセルベルグ・・・推定資産2,331億Rbl(9,324億円)。1957年生まれ。『Renova』グループの代表取締役で、大株主。『TNK-BP』の共同経営者で、『Sual』(シベリア・ウラル・アルミニウム会社)の創設者であり代表取締役。ロシア産業家・企業家組合理事。

■1位は、予想通りに、ロマン・アブラモービッチでした。2000年年末からチュクチ自治管区の知事になったわけですが、あまりに突然のことで不思議に思ってました。『チュクチの天然資源をコントロールしたがってる』とか、『政界進出への踏み台にするため』とか、色々囁かれてますが、ご本人は、こう語ってるようです: 『これは私にとって、新たな始まりなのです。一度も領土というものを運営したことがないですし、人々の前に進み出たことはないですからね。こういったことを私が好きなのかどうか、試す必要があったんです』。・・・さすがは、スケールのデカイことを言いますなぁ~ 

■また昨日書きました『セジモイ・コンチネント』の共同経営者アレクサンドル・ザナドゥボーロフさんは54位で、推定資産は24億8,000万Rbl(99億2,000万円)。1971年生まれの34歳。『SobinBank』の元頭取。2005年に商業施設『アホートニィー・リャト』の保有株を売却。

■またもう1人の共同経営者のウラジーミル・グルズジェフさんは61位で推定資産は21億3,000万Rbl(85億2,000万円)。1967年生まれの38歳。スヴォーロフ陸軍士官学校及び国防省軍事大学卒。ロシア下院議員でもあります。

■その他ですが、つい10年前までは、『この世をば 我が世とぞ思う望月の 欠けたることの なしと思えば・・・ 』という、道長ばりの歌を謳歌していた、今となっては懐かしいご両人もランクインしてました。

■まずは、ボリス・ベレゾフスキーさん(59歳)。推定資産は403億Rbl(1,612億円)で第41位。プーチンさんにロシアを追い出され、未だに英国で、あの手この手を使い(マスコミ戦略も含め)、プーチン政権の足を引っ張ろうと目論む、執念深い ユダヤ系のおじさんです。因みにこれらの資金は“正式に手に入れた資産”だそうです。

■『よういうわっ! 』 と突っ込みたくなります。はい。

■そして、元ロシアのメディア王のウラジーミル・グシンスキーさん(53歳)も、141位(推定資産:86億Rbl / 344億円)でランクイン。最近、全くニュースを聞きませんが、イスラエルに住んでいるのかな 。

■その他の注目は、若干25歳にしてロシアのビリオネアにランクインした1981年生まれのニコライ・スモーレンスキーさんでしょう。推定資産は、32億Rbl(128億円)。2004年7月に、スポーツカーの製造を行う『TVR』を買収。

■この方の成功法則は、『お金持ちの父親の元に生まれる』ことのようです 。父であるアレクサンドル・スモーレンスキーさんは、『SBS-Agro』銀行のオーナーでランキング196位です(推定資産:58億Rbl(232億円))

■因みに、ランキングの最下位(450位)が17億Rbl(約68億円)です。上位5名の資産の合計は、なんと、1兆7,340億Rbl で、円に直すと6兆9,360億円  東京都の2006年度の予算(6兆1,720億円)より多いんですね~。

■凄く羽振りのいいランキングの一部をご覧頂ましたが、方や、ロシア国民の平均年収は3,360ドル 。ソ連崩壊後、僅か15年間で、こんなにも差がついてしまったのですね・・・。正直言って、開きすぎっ 、異常です(ねたんでいるわけではないですよ 。あしからず)

■これは国がある程度、ビリオネア達にプレッシャーをかけないとイカンでしょうね (しかし、既に、9位のパターニンさん(資産7,644億円)は逮捕の噂がささやかれているそうですが)。でも、メスを入れようとすると、彼らは資本にものを言わせて、『民主主義の崩壊!』、『独裁化』などと反プーチンキャンペーンを外国のマスコミを巻き込んでやってしまうわけで・・(例:ベレゾフスキー、グシンスキー、ホドロコフスキー)。ホドロコフスキーに至っては、『彼は民主主義の代表のような存在だった』という報道までされ・・・ 。

■『なんじゃそりゃ 』(by 松田優作)

■果たして、予約殺人など違法行為をしてまで『富・権力・名声』を求めることが、民主主義なんでしょうか 。

■ワイルド資本主義なロシアには、ロシアの内部事情がありますので、今後、たとえこれらリスト中の大金持ちが逮捕されたとしても、情報に惑わされないようにしましょう 。

■ではでは 


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