ロシア投資&ビジネス情報

日本の投資家よ、外国投資家に乗り遅れるな!人生とビジネスに役立つ本も紹介します!

■ドル下落、いつまで続く?/火曜日のMICEX(ロシア株式市場)

2007-02-28 17:13:48 | Weblog
 

■今日のモスクワは ですが、太陽の日差しはかすかに届いています。

■時の経つのは早いもので、2月も今日で終わりです 。今年も残り10ヶ月。張り切っていきましょう 。

■さて、火曜日のMICEXのインデックスは、前日比4.14% の1,682.12でした。売買代金は月平均の+40%となる約775億Rblで52社が 、220社が でした。

 上げ組代表:(終値 / 前日比/売買代金)
昨日は無し・・・ 

 下げ組代表:
「モスエネルゴ」・・・6.42Rbl / 5.27% / 約3億Rbl
「UES」・・・31.9Rbl / 5.05% / 約216億Rbl
「スルグト」・・・32.029Rbl / 4.96% / 約21億Rbl
「ロステルAO」・・・210.46Rbl / 4.25% / 約6億Rbl
「ルコイル」・・・2,118.5Rbl / 4.13% / 約116億Rbl
「ズベルバンク」・・・9万5,000Rbl / 4.09% / 約101億Rbl
「ノル・ニッケル」・・・4,745Rbl / 4.08% / 約87億Rbl
「アエロフロート」・・・72.85Rbl / 4.02% / 約1,665万Rbl
「ガス・ネフチ」・・・112.8Rbl / 3.57% / 約2億Rbl
「ロスネフチ」・・・227.5Rbl / 3.13% / 約8億Rbl
「ガスプロム」・・・276.3Rbl / 3.04% / 約119億Rbl
「タトネフチ」・・・118.6Rbl / 2.97% / 約9億Rbl
「AvtoVAZ-3」・・・2,309Rbl / 1.24% / 約3,553万Rbl

■昨日は前日の反動からか、スタートから大きく  。その後も悲しいかな、ほぼ最後まで右下がりのチャートを描きました 。

■前日比4%強のマイナスは、さすがに大きいですね~ 。これで記録更新も1日天下で終わってしまいました 。

■対外要因としては、米国は前日若干の で終了。欧州は少し 。アジアも 。そして何よりも、原油先物がロシアの取引時間を通じて下がり続けたことが痛かったようです 。はい。

■モスクワ時間16時以降も、米国市場のスタートが悪かったことで、盛り返すことはできなかったようです 。

■注目すべきは中国市場で、1日にして8.8%下落 しています。アナリストは、中国政府が金融市場経由による資金の出入調整を検討していることで、機関投資家達が資金を引き上げる利益確定に走ったのではないか  と見ています。

■まぁ~これもそれも、全てはNATOがトルコに対し、対イランの軍事行動のために領空を提供するように呼びかける 、という米国のイラン戦争への第一歩を伝えるニュースが世界中を飛び回ったからでしょう  。

■アナリストはこう語ってます:

 「これはロシア市場にとっては、多くの意味を持つニュースである。つまり地政学的な不安定期間には、投資家達は資金を呼び戻すことを好むものの、その一方では“戦争の報奨金”は、徐々に、且つ確実に石油価格に入ってくるのだ。ロシア市場では近い将来、強い石油と地政学の綱引きが見られることは間違いないだろう」。

■売買代金は40% ですし、BRIC`sのトップ2=中国・ロシアから資金が逃げた、まさに余剰資金・投資資金の本国やオフショアへの引き上げが見事に見られた1日と言ってもよさそうです 。はい。

■それもこれも米国の戦争準備のおかげでしょう。お金持ち投資家や大手投資会社などの情報源は深く、そして幅広いですからね~ 。

■まさに株式市場は、国際政治の動向を映し出す鏡です 。

■ということで皆さん、戦争開始の動向を知るには、一般の政治・経済などのニュースよりも、金融市場のニュースに注目してくださいネ  。

■さて、今日のニュースは、ロシアの通貨ルーブルの為替レートに関するお話しです 。

■昨年からこのブログで、「対ドルでルーブル高が続く 」、とご報告していますが、昨今の状況をみると、今後も当分続きそうです。それでは、さっそく記事にLet`s Go 

 今週は大きなドル下落でスタートした。「モスクワ銀行間通貨取引所(MICEX)」の平均レートは、昨晩7カペイカ減の26.18ルーブルにまで落ち込んだ。この下落の数日前にクドリン財務相はこの下落を予告していた。専門家によると、この数値は、まだ限界ではないという。

 金融アナリストによれば、ドルの対ルーブルの為替レートの下落は、世界市場におけるドルの下落によりもたらされたという。「MICEX」分析運営局の主任アナリスト、ビクトリア・ミーシナによれば、「一方ではロシア市場は世界的変動に反応を示したといえますが、他方ではこういった変動は祝日後に特徴的な動きともいえます」。

 「ドルの対ユーロでの下落は、原油価格(「Brent」価格が61ドル以上)、貴金属価格の上昇や、イランの核プログラムの削減拒否による政治的緊張が強化したことで呼び起こされました」~とミーシナ女史は語った。

 ロシアにとって、世界における原油高は、当然のことではあるが、ルーブル高を呼び起こす。

 ドルの展望については、アレクセイ・クドリン財務相が数日前に、経済高等学校の講義で学生達に対しこう明言している~「ドルは下落するでしょう。問題は、その速度です」。

 クドリン大臣は、その原因を、米国FRBの米国経済の競争力支援政策に見て取っている。ルーブル高については大臣は、ロシアはその経済の競争力という視点からは、既に“危険ゾーン”に突入したと語った。

 「MICEX」の専門家の予測によれば、ドル高は全く有得ず、3月末にはその為替レートは26.10ルーブルになるという。モスクワの銀行や両替所では既にそれ以下のレートになっており、ドル購入価格は26ルーブルの水準をギリギリ維持しているものの、中には25.9Rblや25.8Rblで米ドルを購入しているところもあるということは明記するに値する。

 何人かの専門家達は、この傾向は両替所から取引所に素早く伝わると見ている。何れにせよ、調査会社「Prospect」の専門家によれば、3月末にはルーブルの対ドル為替レートは25.7Rblの水準に達し、今年半ばには25Rblにまで上昇するという。

■米国の通貨で、世界の基軸通貨ドルは、世界的に値下げしてきています 。ルーブルも対ドル為替でドンドン強くなっています。

■中央銀行のデータによると、今年の2月28日は1ドル=26.15Rblですが、1年前のこの日は28.12Rbl、2年前は27.77Rbl、3年前は28.51Rbl、4年前は31.57Rbl・・・2000年は28.7Rblとなっており、プーチンさんの2期目がスタートした2004年からルーブル高が開始したのが分かります 。ルーブル高は、もう3~4年にもなるんですね。驚きです 。はい。

■まぁ~大体2004年頃までは、ロシアでは、ドルはまさに優良株のようで、時間と共に価値が上がっていくため、重宝されたものです 。しかし今や、ユーロの成長の影に隠れてしまい、ドルの時代は終わりを告げつつあります 。

■余談ですが、モスクワの街中の両替所では、例えば、「1ドル=26.10Rbl」という表示が出ており、「おおっ、中銀のレートに近いねぇ~ 」と、お得な両替所を見つけたことに満足してさっそく両替しようとすると、レート表示の看板の上部に小さな文字で「1,000ドルから 」と書かれており、小額を換金する場合のレートは25Rbl・・・ 、というのもザラにあります(たまに24Rblというところもあります )。

■これって、一種の詐欺だと思うのですが・・・ (窓口で文句を言っても、「私が決めたんじゃないですから・・ 」と言われてしまうだけです・・)。

■在モスクワの皆さんや、旅行者の皆さんは、街中の両替所よりも、ホテルやショッピングモール内にある両替所、または「ズベルバンク」でドルは両替してくださいネ  。その方がリスクが少ないですので。

■以前は国営最大手の銀行「ズベルバンク」での両替=為替で損、という方程式( ?)があったのですが、今や、街中の両替所の方が損をする時代です。

■まぁ~この対ドルのルーブル高については、「来年まで続く 」、「いや2010年まで続く 」と、ロシア中銀や経済発展貿易省、財務省など組織により予測が異なっていますが、ロシアの内部要因に、米国経済の悪化という対外要因が加われば、文句無しにルーブル高は継続されるでしょう 。

■でもこちらに住む外国人としては、このルーブル高、あまり嬉しくなんですよね~ 。ということで、自国通貨が強くなるのは、大人の独立国家としては確かに嬉しいことですが、 私もクドリン大臣同様、これ以上のルーブル高は歓迎しません・・・。はい 。

■ではでは 


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