ロシア投資&ビジネス情報

日本の投資家よ、外国投資家に乗り遅れるな!人生とビジネスに役立つ本も紹介します!

■家族の役割分担はどうでしょう?~ロシア編/水曜日のMICEX↑

2007-03-08 17:13:29 | Weblog
 

■今日のモスクワは 。うっすらと明るい朝を迎えています。

■今日はロシアは国際婦人デーで休日です 。「国際」といっても元共産圏の意味ですので、日本には関係のない日です 。しかし日本人の女性の方は、この日にモスクワにくれば、女王様の気分を味わうことができるかもしれませんヨ (言いすぎですかっ )。

■さて木曜日のMICEXのインデックスは、前日比で若干ながら0.22% の1,565.39でした。売買代金は落ち着きを取り戻し約504億Rblで、119社が 、91社が でした。

 上げ組代表:(終値 / 前日比/売買代金)
「モスエネルゴ」・・・6.2Rbl / 4.22% / 約5億Rbl
「ロスネフチ」・・・212.5Rbl / 4.12% / 約10億Rbl
「タトネフチ」・・・107.18Rbl / 1.74% / 約3億Rbl
「ロステルAO」・・・211.76Rbl / 0.74% / 約3億Rbl
「ガス・ネフチ」・・・102.37Rbl / 0.59% / 約3,714万Rbl
「ガスプロム」・・・254.09Rbl / 0.22% / 約100億Rbl
「ルコイル」・・・2,052Rbl / 0.2% / 約50億Rbl

 下げ組代表:
「ノル・ニッケル」・・・4,315Rbl / 1.15% / 約45億Rbl
「ズベルバンク」・・・9万1,300Rbl / 1.08% / 約42億Rbl
「アエロフロート」・・・70.77Rbl / 0.63% / 約245万Rbl
「AvtoVAZ-3」・・・2,269.99Rbl / 0.53% / 約691万Rbl
「スルグト」・・・28.46Rbl / 0.14% / 約15億Rbl
「UES」・・・28.908Rbl / 0.13% / 約175億Rbl

■昨日はスタート後の1時間にグーン と株価が上がりました。その後は緩やかに、かつ確実にダウン していきましたが、米国市場開始後のモスクワ時間の17時過ぎから「上げ組」の株は上昇し 、「下げ組」の株は盛り上がりに欠け そのまま終了しています。

■昨日はこれと言って下げる要因がありませんでしたので、まぁ何とかインデックスも前進したという感じでしょうか 。

■しかし前日の米国市場の結果、そして先物市場も、欧州市場も好調でしたので、もう少し上がっても良さそうな1日でしたが 、今日はロシア市場以外は取引があるため投資家達は資金を市場においたままにしておきたくはなかったのではないか 、とアナリストはコメントしています。

■またアナリストは今後をこう予測しています:

 今後は、その多くが、水曜・木曜・金曜に発表される米国の経済指標や英国銀行と欧州中央銀行の金利確定のニュースに依存するだろう。

■さぁ~木曜日はロシア市場がお休みですが、昨日のNY市場は 、ロンドンは 。そして今日の東京は 。これから始まる欧州・米国市場の結果に金曜日は左右されることは間違いないでしょう 。とりあえずは、まだ様子見ですね 。

■さて、冒頭にも書きましたが、今日は3月8日、国際婦人デー でロシアは休日です。

■昨日は、地下鉄や公共交通機関では、花束を抱えた仕事帰りの女性が非常にたくさん見られました 。この日は、1年を通じて男性が女性に最も敬意を示す日 、と言っても過言ではないでしょう。

■その国際婦人デーについては昨年も書いていますので、今日は「世論基金」が実施した「家族の役割分担」に関するアンケート結果をお届けします 。この国では女性が強い というのは本当なのでしょうか さっそく記事へLet`s Go 

 3月8日の国際婦人デーを前に実施された家族の役割分担に関するアンケート結果は、ロシア人はますます平等を掲げるものの、実際には、常にこれが実行に移されているわけではない、ということを伝えている。

 夫婦平等に関しては、何よりも家事に話題が及ぶとホットになるようだ:73%の回答者がこのプロセスは夫婦が仲良く参加しなければならないと答えている。女性の中でこの意見を支持するのは78%で、男性は68%だった。

 家政は女性の義務と答えたのは男性が27%、女性が18%だった。男性に家事の全ての困窮と重荷を背負わせることを認めたのは、男性は僅か2%、女性は1%だった(この数字は2003年と比較すると、双方とも半減していることは興味深い)。

 しかし実践では別の構図がみえる。回答者によれば、多くの知り合いの家庭では家政の平等な参加は42%が行っており、48%は妻が行っていると答えている。

 男女の家計への貯金に関しては、平等の理想を持つ人々は少ない。ロシアでは以前通りに、「男性は狩りに出かけ、女性は住処を守る」という原始的な社会モデルが優勢を極めている。家にお金を持ってくるのは男性の義務であると答えたのは回答者の60%だった。

 多かれ少なかれ、これを女性の義務という回答はゼロパーセントだった。しかもこれは絶対的なゼロである:これは男性も女性も許さないようだ。

 「妻が旦那よりも稼ぐ場合もある。ある人はこれをよくないことと思い、他の人は普通に受けいれている。前者と後者、どちらの意見にあなたは近いですか?」、という意地悪な質問に対する答えは極めて興味深い。

 男性の中で「女性がスポンサー」という役割を全く悪くないとみている人は58%で、女性はこれより少し多く64%だった。

 結論は明白だ:女性は、男性の「住居を守る」という役割以上に、「大黒柱」の役割を積極的に担っている。女性が男性よりも稼いでいるという家庭は、回答社の63%にあたる一方、男性が家事を行ってる家庭は僅か48%だった。

■“理論”では平等を叫ぶものの、“実践”では必ずしもそうではない 。まぁ~ロシアに限らず、これはどの国でも一緒でしょうかねっ 。

■この結果を見ると、「女性が強い 」というよりは、「ロシアの男性って、情けないんだねぇ~ 」と思ってしまいそうです。はい。まぁ~私の周りをみると、確かに女性の方が稼いでいるという家族が3割くらいはいます 。

■しかしその中で、女性の方が稼いでいるから男性が家事を 、というパターンは、まだまだ少数派のようです 。ほとんどが、男性は好き勝手に生きており、また女性も好き勝手に生きているというパターンですから。。。 

■ロシアの離婚率は50%と非常に高いんですが、1回目の結婚、2回目の結婚で心底男に呆れ果てて 、女性一人で前向きに子供と暮らしていく女性も、ロシアは日本と比較すると多いと言えるでしょう (私の見聞きした情報からですが )。

■まぁ~今日は女性の日ですので街を行く女性は皆、スターにでもなったかのように笑顔を輝かせています 。

■昨晩乗り合いタクシーで移動していたところ、仕事帰りの女性のおばさん3人が、それぞれ花束を抱えたまま途中で乗り込んできました。しかし席が2つしか空いていなくて、1人の女性は立つ羽目に 。

■シャンパンでも飲んだのか、その中の1人の女性が、車内で大きな声で「こんなに男性が乗っているのに女性に席を譲らないなんて、ひどいものよね~ 。男諸君、聞いてる  女性は赤ちゃんを産み、子供を育て、そして旦那も育てているのよ 。今日くらいは女性に優しくしてもいいんじゃない 寝たふりをしないでよ 」と男性をからかい始めたので、車内の女性陣からはドーッと笑い声がおき 、男性陣は、1人の勇敢なおじいさんしか、まともにやりあう(=ユーモアで切りかえす)ことが出来ませんでした 。

■女性は強いなぁ~ 、とおばさん連中に見つからないように、そっと隠れた自分が情けなかったです。はい 。

■まぁ~とは言いつつも、日々殺伐とした1000万都市のモスクワで、こういう光景が見れるのは実にたまにしかないので、少し嬉しい感じがしましたがっ 。私も今日は女性陣に尽くさねばなりません。はい 。

■それでは皆さん、次回は土曜日にお会いしましょう  

■ではでは 


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