これからアジング・メバリングを始められる方に、「フォールの釣り」をわかりやすくお伝えする。
それをいつか書きたいというのが、このブログを始めた動機でした。
というのも、僕が釣りを始めた3年前、すでに「フォール」での釣りはアジング・メバリングの合言葉のようになっていましたが、当時初心者であった僕が「なるほど!」と思えるような情報がとても少なかったからです。
もちろん、フォールについて詳しく書いてくださる方はおられましたが、玄人なら知っていて当然というような知識や感覚が前提にあってはじめて理解できる記事が多く、初心者には難しい内容のものがほとんどでした(そもそも、非常に個人の感覚的なことであり、文章でお伝えすること自体に難しさがあるので、しょうがないことかもしれませんが…)。
なので、いつかあの時の僕のような初心者の目線からみて、わかりやすくフォールについて解説できるようになりたいと思っていたのです。
こう書くとなんだかすでに玄人のようですが、そうでなく、実態は初心者に毛が生えた程度の腕しかありません。
また、文章力にも乏しく、ちゃんとお伝えできるかわかりませんが、むしろぎりぎり脱初心者だからこその目線で解説を試みたいと思います。
0.はじめに
解説を始めるにあたって、特に断りのない限り、リグは1gのジグヘッドとワーム、ラインはフロロの2lbをさすものとさせていただきます。
1.「フォール」という言葉が生む、錯覚
テンションフォールの状態だと、リグは意外と水平に進みます。あまり水深は落ちません。
最初僕は、テンションフォールにすると、リグはちょうど「振り子」のイメージのようにナナメ45度に向かって沈んでいくものだと思い込んでいました。
しかし、それは間違いです。正解は、ゆるやかに深度を落としながら手前に向かってほぼ水平に直進します。
フォール=落ちるという語感から、ややもすれば、直進する分より、落ちる分が大きいように思えますが、真実は逆です。
なので、フリーフォールはともかく、テンションフォールに関して「フォール」という言葉を使うこと自体紛らわしいことだと思っています。
なので、繰り返しになりますが、リグにテンションをかけると、フォール=落ちるというより少しずつ沈みながらほぼ直進をすると言ったほうが、「テンションフォール」と表現するより、実際の運動イメージに近いように思います。
図にそのイメージを表すとこうなります。

なぜ、実際はリグが図2のように動くかというと、図中でも説明されていますが、
①ラインが受ける水圧(=浮力)
②ジグヘッド(以下JH)が受ける水圧(=浮力)
③JHが水平姿勢をとるようにバランス調整されているゆえに生まれる、前方方向への慣性
この①~③によって、振り子の軌道のような点線ではなく、実線でしるされているような軌道を描きながらリグが運動すると考えています。
とまあ、理屈をこねましたが、このことは、明るいところでぜひとも実際にやってみて確認していただきたいと思います。
デイが無理なら、明るい常夜灯下でヘッドライトを照らしながらでもよいと思います。目視でリグを観察できる表層近くで、テンションフォールを試してみて下さい。僕の書いていることが実感としてご理解いただけると思います。
実釣において、ボトムまで落とすと、水圧などの諸条件は変わるでしょうが、水深3m程度で潮流のあまりない、島根での平均的な港湾内のシチュエーションだと、表層でも、ボトムでもその運動イメージにあまり誤差はないというのが実感です。
厳密に言って、多少誤差があったとしても、実釣においては問題ありません。基本的にこのイメージを元に釣りを展開していて普通に問題なく釣れます。
実は、この自分の目で見て、リグの運動イメージを持つということが、想像の世界でゲームを展開するナイトの釣行において非常に大事になってくると思うので、まだの方はぜひともお試しいただきたいと思います。
次回は、今回の内容をさらに発展させた内容を書こうと思います。
それをいつか書きたいというのが、このブログを始めた動機でした。
というのも、僕が釣りを始めた3年前、すでに「フォール」での釣りはアジング・メバリングの合言葉のようになっていましたが、当時初心者であった僕が「なるほど!」と思えるような情報がとても少なかったからです。
もちろん、フォールについて詳しく書いてくださる方はおられましたが、玄人なら知っていて当然というような知識や感覚が前提にあってはじめて理解できる記事が多く、初心者には難しい内容のものがほとんどでした(そもそも、非常に個人の感覚的なことであり、文章でお伝えすること自体に難しさがあるので、しょうがないことかもしれませんが…)。
なので、いつかあの時の僕のような初心者の目線からみて、わかりやすくフォールについて解説できるようになりたいと思っていたのです。
こう書くとなんだかすでに玄人のようですが、そうでなく、実態は初心者に毛が生えた程度の腕しかありません。
また、文章力にも乏しく、ちゃんとお伝えできるかわかりませんが、むしろぎりぎり脱初心者だからこその目線で解説を試みたいと思います。
0.はじめに
解説を始めるにあたって、特に断りのない限り、リグは1gのジグヘッドとワーム、ラインはフロロの2lbをさすものとさせていただきます。
1.「フォール」という言葉が生む、錯覚
テンションフォールの状態だと、リグは意外と水平に進みます。あまり水深は落ちません。
最初僕は、テンションフォールにすると、リグはちょうど「振り子」のイメージのようにナナメ45度に向かって沈んでいくものだと思い込んでいました。
しかし、それは間違いです。正解は、ゆるやかに深度を落としながら手前に向かってほぼ水平に直進します。
フォール=落ちるという語感から、ややもすれば、直進する分より、落ちる分が大きいように思えますが、真実は逆です。
なので、フリーフォールはともかく、テンションフォールに関して「フォール」という言葉を使うこと自体紛らわしいことだと思っています。
なので、繰り返しになりますが、リグにテンションをかけると、フォール=落ちるというより少しずつ沈みながらほぼ直進をすると言ったほうが、「テンションフォール」と表現するより、実際の運動イメージに近いように思います。
図にそのイメージを表すとこうなります。

なぜ、実際はリグが図2のように動くかというと、図中でも説明されていますが、
①ラインが受ける水圧(=浮力)
②ジグヘッド(以下JH)が受ける水圧(=浮力)
③JHが水平姿勢をとるようにバランス調整されているゆえに生まれる、前方方向への慣性
この①~③によって、振り子の軌道のような点線ではなく、実線でしるされているような軌道を描きながらリグが運動すると考えています。
とまあ、理屈をこねましたが、このことは、明るいところでぜひとも実際にやってみて確認していただきたいと思います。
デイが無理なら、明るい常夜灯下でヘッドライトを照らしながらでもよいと思います。目視でリグを観察できる表層近くで、テンションフォールを試してみて下さい。僕の書いていることが実感としてご理解いただけると思います。
実釣において、ボトムまで落とすと、水圧などの諸条件は変わるでしょうが、水深3m程度で潮流のあまりない、島根での平均的な港湾内のシチュエーションだと、表層でも、ボトムでもその運動イメージにあまり誤差はないというのが実感です。
厳密に言って、多少誤差があったとしても、実釣においては問題ありません。基本的にこのイメージを元に釣りを展開していて普通に問題なく釣れます。
実は、この自分の目で見て、リグの運動イメージを持つということが、想像の世界でゲームを展開するナイトの釣行において非常に大事になってくると思うので、まだの方はぜひともお試しいただきたいと思います。
次回は、今回の内容をさらに発展させた内容を書こうと思います。
私が理解していたテンションフォールの錯覚は”ずばり”ご指摘の通りです。
なので、どこかしこで言われているような、ボトム取りや、レンジ意識などがことさらに必要になってくるんですね。
てっきり、着水してすぐにベール上げてしまえば、ある程度の層は探れているはずだとばっかり思っていました。
カウントをしっかりやらないと、毎回毎回、新規にレンジ探りしているようなものだということがわかりました。
目からうろこです!
僕がメインで使うフォールです。
実際確認すると、チョンチョンと動かしてラインにテンションをかけてフォールさせるとカーブフォールになります。
逆にチョンチョンと動かした後にラインを張らずに落としてやればフリーフォールになりますよね(^^)
図2のイメージ図で少し加えたいのは、テンションをかけながらロッドを少しづつ立ててやらなければ図1のイメージのままになると思います(^^)
鳥取県東部の人さんがやってる方法で水深を取ってる人や底を取ってる人もいてるので、今のままのやり方でも大丈夫なはずですよ☆
3つのフォールを理解してれば、フォールの組み合わせ技もできますよ(^^)/
>鳥取県東部の人さん
何かご参考になったようでよかったです(^O^)
フォールを理解する上で、自分の中で一つの壁を破るきっかけとなった気づきを、思ったままに書いてみたものの、はたしてお役に立てるかどうか…と心配していました。
しかし、そう言っていただけると、驚くと同時にとても嬉しく思います。
ところで、まだほんのさわりしか書かせてもらっていませんが、ボトム取りやカウントダウンの重要性にお気づきになられるとはさすがです!とてもまだ始められて半年の方とは思えません(゜o゜;;僕はそのことに気づくまで2年くらいかかったと思います(^_^;)
今後フォールのシリーズを書いて、その中でボトム取りやカウントダウンのコツについても触れていこうと思います。一応メソッドカテゴリーの過去記事にもありますので、もしよろしければ、そちらもご覧下さい。
>図1はカーブフォールですよね(^^)
いいえ、実は図2がカーブフォールのつもりだったのです。わかりにくい説明ですみません(´Д`;)ヾ
たぁさんのコメントを読ませていただいた後に、本文を見直しましたが、誤解を招くような表現をしてしまっているところが何カ所かあることに気づきました。確かに、たぁさんがそうおっしゃられること、ごもっともです。
説明の仕方に丁寧さが欠けていたと反省しております(^_^;)
図1ではなにが言いたかったというと、「無風状態であってもカーブフォールでラインが直線をキープすることはありえない」ということです。
過去、僕が初心者であった頃に、カーブフォールという言葉が生む錯覚に陥っていたので、それを表現したかったのです。
たぁさんのようにフィールドの実際を知っておられる方なら、図1でカーブフォールの概念図かと思われて当然だと思います。だけど、実際ラインは図1のように直線ではありませんよね?そういう細かい知識が初心者の方にはないので、雑誌によくあるような図1のような図を見て、本当にラインが直線のまま落ちると錯覚しがちだと思うのです。実際過去の自分がそうでした。
そういう初心者の方が陥りやすい落とし穴のことまで触れて解説されている例というのがないので、今回僕が試みようと思ったわけです。
で、図2が一応カーブフォールのつもりで書きましたが、この図は確かに誤解を招きそうです(;´Д`A。図の通りに行くと、あたかもカーブフォールではリグが着底しないような印象を与えかねないですね…。
たぁさんのおっしゃられるように、カーブフォールでリグは着底します。ただ、ここで一番言いたかったのは、実際は水圧でラインがたるんで、その分はリグが手前に前進していますよ、という部分です。そこに焦点を絞ってお伝えしたかったので、着底の動きはあえてカットしてあります。
これも、昔を思いだしながら、あえて初心者の目線で書こうとした結果です。
しかし、ご指摘を受け、経験者の方から見て、確かに紛らわしいと思って反省しています。また、そうおっしゃっていただいたおかげで、発展編でリグの着底の実際まで含めて、再度詳しい概念図を書くという着想を得ることができました。ありがとうございます。
>逆にチョンチョンと動かした後にラインを張らずに落としてやればフリーフォールになりますよね(^^)
おっしゃる通りだと思います。
>図2のイメージ図で少し加えたいのは、テンションをかけながらロッドを少しづつ立ててやらなければ図1のイメージのままになると思います(^^)
すみません。上にも書きましたが、図2が誤解を与えてしまったようです。今回はあくまで基礎編ということで、ロッド操作については次回で触れる予定です。
>3つのフォールを理解してれば、フォールの組み合わせ技もできますよ(^^)/
おっしゃりたりことはよくわかります(^_^;)ただ、ここでのコメントが長くなりすぎてはいけないので、今後にご期待ください…。
ある時にエギングのDVDで水中映像を撮ったのがあって観たんですが、図1のイメージに近い落ち方をしてました☆
図2のイメージはどちらかとゆうと、水平フォールに近いです☆
ただ説明が間違えてるかとゆうと違うくて、フォールの仕方を現場でする時は水面を通してしか見えないので、どうしてもカーブしてないってゆう錯覚になっちゃいますね( ;´Д`)
DVDを観てなかったらずっと錯覚してたと思います。
すいません、何か偉そうな事をゆってしまいました( ;´Д`)
>僕も同じ事を昔に経験して悩んだんです。
ご自身が経験されたことから得られた、大事な発見を今僕にお伝えしてくださっているのですね。そのご好意、たいへんありがたく思っています^^
>ある時にエギングのDVDで水中映像を撮ったのがあって観たんですが、図1のイメージに近い落ち方をしてました☆
>図2のイメージはどちらかとゆうと、水平フォールに近いです☆
図には、おっしゃられるように、矢印の角度的にみて水平フォールっぽく書かれています。が、これはまだ説明の途中でして、今後フォールに関する記事の第二弾、三弾でさらに突っ込んで書いていくので、なにかお気づきの点がありましたら、シリーズ完結後にまとめてご指摘くださると喜びます。
>ただ説明が間違えてるかとゆうと違うくて、フォールの仕方を現場でする時は水面を通してしか見えないので、どうしてもカーブしてないってゆう錯覚になっちゃいますね( ;´Д`)
DVDを観てなかったらずっと錯覚してたと思います。
なるほど!水面の屈折率を考慮に入れなければならないということですね!非常に参考になりました。この点を僕なりに消化したいと思いますので、また何かわからないことがあったらご質問させてください。