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山陰ライトゲーム釣行記

「『釣れなかった事実』も釣果の内」 島根半島アジングと渓流ルアー釣りの追究 since2010

キャスティングのコツ

2023年03月08日 | 渓流ルアー
渓流ルアー釣りを始めて3シーズン目になった。

この釣りに出会い、キャスティングで精度を追究する面白さを知った。

そして、禁漁期間中は、ちょっとした隙間時間があれば、家の中でも外でもキャスティング練習に取り組んできた。

妻に何度怒られてもやめなかった。

解禁日に釣った1匹は、倒木の奥の落ち込みにいた魚だった。

餌釣り師が散々叩いた後でもそのような竿抜けには魚が残っていることを改めて実感した。

今では倒木下のような竿抜けが大好きになったが、かつて海釣りを始めて10年間は、全くキャスティングが上達しなかった。

そんな僕でもキャスティングを楽しめるようになったので、誰でもできることなのだろうと思う。

本記事では、キャスティングについてこの数年で学んだことをお伝えしたい。


1 参考にしたDVD

「村田基のキャスティングマスター」を何度も観た。

強くお勧めしたい。

僕の説明より、100倍役に立つと思う。


2 キャスティングの原理

シングルハンドキャストをするという前提で動作順にコツを説明したい。

①竿を「後ろに振る」のが大切。

僕は以前、竿を前に振ろうとしていた。

ボールを投げる時は、後ろから前に腕を振るので、竿もそういうイメージで使おうとしていたのだと思う。

しかし、ルアーは腕の筋肉ではなく、ロッドの反発力を利用して投げるのである。

ロッドの反発力、つまり曲がった状態から元の形に復元しようとする力を最大限引き出すには、まず、ロッドを後ろに曲げなければならない。

キャスティングの成否はバックスイングの時点でほぼほぼ決まると言っても過言ではないかもしれない。

②後ろに振ったら「止める」

反発力を最大限にするためには、後ろに振った後に、止めると良い。

そうすることで、ロッドがさらに曲がり込む。

ただし「止める」というのは、あくまで原理を理解するためのイメージだ。

実際は、バックスイング後、手首を前方へ切り返す瞬間が「止め」に当たると理解している。

③前に振る時は、脱力する

ルアーを飛ばすために必要な反発力は、バックスイングと、手首を前方に切り返す瞬間にためているので、

前方に振る時に余計な力みはいらない。

力みがあると、余計なブレが生じやすくなり、精度が低下する原因となる。

④フェザーリング

当たり前だが、フェザーリングで任意の所にルアーを落とす。

⑤ベールを起こす時は、いちいちベールを見ない

ローターを見ずに、手で包むように触ってラインローラーが上に来るように回し、ベールを起こすという一連の動作を身につけておくことで手返しが良くなる。

⑥ベールはハンドルを回して戻す。

渓流では特にルアーの立ち上がりが重要なので、いちいち手でベールを戻すのは、時間がもったいない。


3 実践編

基本原理を踏まえた上で、実践に役立つコツを紹介したい。

サイドキャストでも、バックハンドでも共通するコツである。

①バックスイング時に、ルアーの軌道が弧を描くようにする

ルアーが弧を描くようにバックスイングさせることで、

ルアーの自重に遠心力が加わり、ロッドをより曲げ込むことができる。

②ルアーが真後ろに来た時にリリースする

よくリリースのタイミングが問題になるのだが、ロッドの角度よりもルアーの軌道を意識した方がうまくいくように感じている。

ルアーを前方に飛ばしたいのなら、その真逆、つまり真後ろに来たタイミングでリリースすると良い。

ルアーはロッドの反発力で飛ばすのだから、これは理にかなっていると考えている。

また、どのようなキャストであっても、ルアーの位置に基準を置いてリリースタイミングを決めることで、キャストの種類が変わっても、常に安定して前方にルアーを飛ばすことができる。

③バックスイング時のルアーの弧は、ロッドよりも下で作る

そうすることで、より低弾道になり、精度が上がる。

④ロッドはなるべく正中線に近い所で操作する

サイドキャストよりバックハンドの方が精度が出しやすいのだが、

それは、バックハンドの方がロッドやルアーが正中線に近いからだと考えている。

サイドキャストをする際も、正中線に近い所で操作することで、キャスト精度は上がる。

⑤ルアーをリリース後は、ロッドを立てる

そうすることで、弾道を修正させやすくする事ができる。

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