
写真左から0.6・0.8・1・1.2gです。
1 作り方
①板鉛をカットする
0.6gだと1.48㎝
0.8gだと1.97㎝
というように、各サイズに応じて必要な長さをカットします。
計算方法は…
鉛板の全長69㎝。全重量28g。
なので、
69÷28で、1gあたり2.46㎝ということがわかります。
この数値を元に各サイズに必要な長さを求めていきます。
②パイプに巻きつける
0.6㎜の硬質パイプ(キャロ作りで使うもの)に巻きつけるだけです。
③各サイズごとに溝をつける
0.6gでは1本、0.8gでは2本というように、0.2g単位で本数を増やしながら、溝をつけていきます。
溝を付けるには、ハサミを使います。
こうしておけば、暗い現場でもそれぞれの重さを間違えることなく識別できます。
これは、ISOKENの方式を参考にさせてもらいました。
2 0.6gから0.2gずつ増やした理由
一言で言うと、ご当地仕様ということです。
僕のホームとしている漁港では、せいぜい3m程度の水深しかなく、水道のような激流はありません。
ですので、これで十分ですし、逆に言えばこれが丁度よかったのです。
突っ込んだ話をすると…
最もよく使うメソッドは、60㎝巻きのハンドル1回転あたり3~4秒のデッドスローなのですが、
これで、一定レンジをキープするのには0.6gの重さが丁度あっています(ラインが2lbフロロの場合)。
なので、基本必要なシンカーは0.6g。
それから、風や潮流の強さに合わせて、0.2gずつ微調整していけば、リグを状況に合わせることができます。
ちなみに、1g以上になるとデッドスローがきつくなります。
これだと、ボトムすれすれを一定にデッドスローで誘う場面で根掛かりを連発してしまうのです。
だから、一応作ったものの1g以上の出番はほとんどないです。
1g以上のリグを使わないとどうしようもない状況(風、流速、飛距離)だと、スプリットではなく、別のリグの出番(プラグ、JH単体、キャロ、フロート)になります。
ちなみにこれはあくまで、僕のホームとしている漁港での話です。
ですから、フィールドが違えば、適正な重さの範囲や、あるいはリグそのものが変わってくる思います。
こうやって、メインフィールドに応じて、そこに特化した機能を持たせることができるというのも、自作リグの魅力ですね。
3 原価
1個あたり約3円前後でしょうか。
ISOKENのウエイトストッパーは3~5個入りで300円程度します。
なのでやはり自作は経済的です。
僕の場合は、安く済むというのが一番の動機ですが、
釣り場に行けない日の愉しみの一つとしてやっているという面も強いです。
僕と同じように、インドアフィッシングを楽しむ方も多いと思います。
が、一方で、多忙により釣行時間自体割けない方もおられるでしょう。
そういった方の場合、自作の時間より釣行時間の方を大切にした方がよいという方もおられるでしょうし、それも一つの考えだなと思います。
別のいい方をすれば、時間を最も大切にしたいと考えた場合、時間を基準としたコストでは圧倒的に市販品が優れているとも言えます。
釣りと一言でいっても、どの点に楽しさを見出すかは人それぞれで、そのポイントによっては、お金と時間のバランスが変わってきますね。
結局何が言いたいかというと、趣味としてのお金や時間の使い方には優劣がつけられないという話でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます