アライグマランド

ハードコアラ。

彼女を守る51の方法/古屋兎丸

2007-01-20 22:47:46 | 美術
小学校の頃、遠足などで山道を走るバスの中。
僕は考えていた。この山道に突如落石があって
バスが崖をころがり落ちていくようなとき、
僕はサバイバル可能なのだろうか。
この窓を開けておけば可能なのだろうか。
もしくは椅子にしっかりともぐれば可能なのだろうか。
答えは、その状況に全てゆだねられるもので。
僕にどうできる?。できないこともないか。
何をできるか、どう動くか。
もしも、時間の隙間が許されるなら。



「彼女を守る51の方法/古屋兎丸」

東京に直下型地震が来たら
どういうことがおこりうるのか。
古屋兎丸が自らの想いを込めて
サバイバルする。
一つでも判断が間違えば。
どうなるかもわからない。
倫理や道徳や人間性やエゴや。
何に動かされる?。

古屋兎丸が具体的に過剰なまでに描く被災は
僕らに「覚悟」と「心構え」を提示する。