た の た の に っ き

北松戸のフリースクール たのたのじゅくの日記を公開します。どんな人々が訪れ、どんな学びが展開されるのか ご期待下さい。

ふしぎな石 じしゃく

2006-07-08 | 出前授業


アシスタントをしてくれた「わくわくひろば」の榎本さんが7月1日・8日と
松戸青少年会館で行なわれた「わくわく科学教室」の様子を報告してくれました。
いつもながら,いいテンポの記事を書いてくれます。ありがとう。

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また、わくわく科学教室のアシスタントをしました。
今回は「磁石」がテーマ。

2週連続コースだったのだけど、前回の2回にも来てくれた子は
教室に入るなり、「たのたの~~~!」と話しかけている。
いいね、いいね。すっかり親しまれてるね!

前回、むしめがねを持ってきてと言われただけあって
何度もむしめがねを使ったことを覚えてる子ども達が
今回は磁石を持ってきてと言われたので
さっそく磁石を「たのたの」に見せにくるのだ。
そして、机の上の物、目に入る物、あれやこれやに
自分の磁石をくっつけてみている。
もちろん、全部、授業が始まる前の出来事。
つまり、授業はもう半分クリアした様なものだ。
みんな、磁石に興味津々、「その気」になってるって事。
「たのたの」は、慌てて石を片付ける。「ネタバレしちゃうよ!」



予想外(?)に子どもにもお母さん達にも受けたのが「ライトスコープ」。
簡易顕微鏡の、ライト付き、というところがミソかも。
机の上のもの、紙、印刷された字、石、指、服…
手当たり次第覗いて見ては「すっげー!!」の連発。
いいね、いいね、それだけでも来た甲斐があったね、と思っちゃう。
(お母さん達に、自分のお肌は見ない方が良いかも、とアドバイスしたら
 受けてたみたいだけど。)

お金は磁石に付くのか?
どんな金属が磁石に付くのか?
何しろ、実践で試していくのだから、わかりやすい。




でも
私自身、磁石について詳しいわけでも何でもないから、
教室の中で、「磁鉄鉱にホチキスの針はくっつくか?」という質問に
混乱してしまう。ナンデソンナコトキクノ?
磁鉄鉱に磁石が付くのはわかった。
スチール缶に磁石が付くのを実験したのといっしょね。
でも、スチール缶にホチキスの針が付くか、なんて聞かなかったよね。
だいたい、付くわけないし。
どういう意味?と悩んでいたら
たのたのの質問に、お母さんが答えた。曰く
「付くと思う。磁鉄鉱の「じ」は磁石の「じ」だから。」
あ…なるほど、そういう意味か。
スチール缶と違って、磁鉄鉱は単に磁石が付く、だけではなく
それ自体が磁石ってことね!!
うわぁあ、私って小学校1年生レベル、こんな事がピンと来ないなんて。



今回の「磁石シリーズ」はおまけが豪華だった。
(いや、むしめがねの時もカメラだから豪華だったんだけど
 自分がおもしろいと思う物の方が嬉しいもんで。)

1日目のお土産は、クリーニング屋でくれる安いハンガーに
フェライトマグネット(ドーナツ型)を通したもの。
ハンガーを縦に持って、コツを覚えて回すと、
フェライトマグネットがくるくると回りながら少しずつ落ちていく。
下向きの重力と、磁力でハンガーの針金にくっついていたい力が絶妙なの。
このマグネットに、飾りの紙を付けさせるたのたの。
私から見るとこれが、フィギュアスケーターが
両手片足を広げて優雅にスピンしてるところなの!!
もう、これは私のお気に入り!!

2日目のお土産は、スライム。普通のと、砂鉄入り。
スライムは、要は冷却剤の中身と似た物らしい。
それならスライムをジップのついたビニール袋にいれて、冷蔵庫に入れとけば
冷却剤そのものじゃん!
砂鉄入りスライムは、……なんて言おうか、
強い磁石を近づけると、砂鉄が反応して、角を出すんですよ~。
で、その角の前で磁石を左右に動かすと、その角も動くんですよ~。
生き物みたいなんですよ~。
おもしろいんだけど、何か、背中がゾワゾワするこの動き方には
見覚えがある…何だっけ?!
そこに、先ほどのお母さんの声:「これ、なめくじみたい!」
……それだ。それ。


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