モグリッチョのフィールドノート

八丈島の自然などを紹介しています。

タイワンカマス

2019年10月04日 | 私的釣魚大全
学名: Sphyraena obtusata
 
 
 
 
 体長:50cm を超える個体もおり、体側に2本の不明瞭な縦縞があるのが特徴で、ルアー・フィッシングや餌釣りなどで釣獲されます。個人的にはアジングやメバリングなどのライト・タックルで釣獲するのが楽しいのですが、フィッシュ・イーターで歯が鋭いためリールのドラグ設定を緩めにしておかないと、ライン・ブレイクすることが多くなります。また、釣獲後にルアー等を外す際は鋭い歯に気を付けて下さい。怪我防止の観点からフォーセップ等の使用をお勧めします。

 夜間、ベイト・フィッシュを追って漁港内に入って来ることも多いので、その辺を狙っても良いかも知れません。頭部を真上から見ると眼球をハッキリと確認することができ、ベイト・フィッシュを下から視界に収めることも可能ではないかと思われ、そのためか活性の良い時はトップ・ウォーターのポッパーにも良く反応します。

 この魚を釣り上げた際に時々思い出すことがあります。それは釣り好きで有名だった小説家:開口大兄が、ルアーでパイク(カワカマス)を釣ってリリースする際に、そのパイクに向かって言った言葉です。「ええか、“光るもの必ずしも金ならず”ちゅうてな、光ものや思うて何にでも食らいついとったら、えらい目に遭うでぇ! 次からもうちょっと賢なれや」 まるで自分自身に戒めとして呟いているようでもありました。

 最近ではカマスをターゲットしたルアー・フィッシングを カマシング と銘打って、専用ロッドを出している釣具メーカーもあります。アジング、メバリングなどと対照魚名に“ing”を付けることが流行っているようで、釣具メーカーもあの手この手でアングラーを誘惑してくるという訳です。因みにカマス科カマス属は1科1属だそうです。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 秋の朝 | トップ | スーパー台風 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

私的釣魚大全」カテゴリの最新記事