浮いた水

2015年11月15日 07時33分37秒 | マーロックの日記

                                            ォォォォ   ―――

                             ザァァァァァ  ・・・・・・・

             チャプ  ・・・

あったかい・・・

       ――

ぐっすり眠った私は、シャワーを浴びている。

朝の9時を少し過ぎてる。

天気は回復していなくて、今日は動けないかもしれない。

「・・・・」

湯気で壁がみえない。

それほど広くないこの部屋も、壁がみえないから広い様な雰囲気。

うれしい。

           カタ

手をのばせば、すぐ壁があるけど。

                                 ザァァァァ  ―――

あまり長くいると、水を使いすぎる。

            キュ  ・・・

シャワーをとめる。

       チャプ

                                    ォォォオオォォォ  ・・・・・・

           ガタン  ――

ドアを開けると、吸い込まれる様に湯気が出て行く。

              ポタ   ・・・

                                 ――

     

珪藻土の板にのる。

水をたくさん吸ってくれる。

               バサ   バササ   ・・・・

タオルで拭く。

すぐ、普通のバスマットが敷いてある。

流れてくる湯気で、足元がみえない。

                  ――   ・・・・

すばやく着替えて、ナイロンの袋に着替えを詰める。

      カタ

そして私は、廊下に出るドアの鍵を回す。

「・・・・」

                   ――

あけると、湯気がそっちに出て行く・・・

強い空気の流れはないようで、左右に広がって行く。

     

「・・・」

右に、マラミュートがいた。

              

左に行く。

数歩言って右に、トイレ。

左には洗濯機。

その前のイスに、ナイロンの袋を置いておく。

あとで洗濯する。

                

「クゥン」

昨日から、あのあたりで見張りをしている。

まるいまま、シッポだけ動いてる。

        ―――

なでる。

「♪」

               

そして右、キッチンのある方に行く。

私以外は、もう起きてた。

斧さんやマッチョさんは、朝ごはんも食べ終わっているみたい。

ノロマさんが起きていたから、ベーコンエッグを頼んだ。

卵かけご飯もたべたい。

味噌汁もあるらしいから、それと白いご飯を食べるのもおいしい。

お腹が空いているといろいろ食べたくなるけど、すこし食べればそれも落ち着く。

「キキ」

リスがいる。

柱棚から、私をみている。

「・・・・」

チーフさんはいない。

運転ルームだろう。

       カタ

ダイニングのテーブルでなくて、キッチンのテーブルのイスに座る。

「?」

「ここでたべるよ」

「はい」

ステンレスのテーブルは、ひんやりする。

ノロマさんの方をみると、オレンジがひとつ。

みかんはないけど、あれならあった。

        ジュゥゥ   ・・・

ベーコンエッグの焼ける音。

卵は2つ頼んでおいた。

「先にどうぞ」

「ありがとう」

サラダの入ったお皿。

ドレッシングもかかってる。

おいしそう・・・・

                ジュゥゥ

     キキ

                            ォォォォ  ・・・・

                                          ゥゥゥゥゥウウ  ・・・・・


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