2022/06/19:青木さん(の機材)に会いに行ってきた話

久し振りのブログ投稿です。
Twitterにも投稿しましたが、きちんと文章で振り返られるようにしたくて書きます。

6/12がお誕生日＆命日のベーシスト・青木智仁さん。
ファンになったきっかけは1990年秋から始まったテレビ東京の番組「タモリの音楽は世界だ」でした。
既にベースを弾き始めて2年が経過していたので、しっかりベースを聴く姿勢が出来ていたせいなのか、ボディとフィンガーボードが黒いベースをパキパキ鳴らす姿に惚れたのでした。
しかし当時高校生だったこともあり、ライブには行けず、ようやく行けたのは都内通学になった1993年から(別の音楽ライブで知り合った友人が青木さんのファンになっていたのも大きい)。
就職・転職を経て、距離的な制約により終業後にライブへ足を運ぶことが出来なくなってしまった1999年まで、主に六本木ピットインでの青木智仁BAND、NOBU CAINE、SOURCEのライブに通っておりました。看板バンドばかりなのは予算的制約によるものです。
21世紀に入ってからは自分がプロになれなかった負い目のようなものを感じ、音楽を聴くこと自体がとても苦痛になってしまった為、一旦音楽から離脱をしてしまいました。楽しかった頃の音を聴くことはたまにしていましたが、ベースを手に取ることもごく少なくなりました。
(2018年にQUEENにハマったが為に徐々に音楽に戻ってきたのは別記事で述べております)

青木さんのお誕生日が近くなると、通っていた当時の音源などを聴いていたりします。
そしてたまに行くイケベ楽器店さん(青木さんモデルのM#265 17Pと、ナチュラルフィニッシュのプレシジョンは秋葉原店で購入)のサイトに次のような文字が掲載されておりました。
「青木智仁トリビュートフェア」
現行の青木さんモデルの展示販売会と、ご本人実使用の機材が展示されるというではありませんか。
しかも実使用機材を手に取っての写真撮影OKという何とも太っ腹な企画！



てな訳で新幹線に乗って来てしまいました。自宅から片道400km超え。大阪は心斎橋にあるイケベ楽器店プレミアムベース。
結論から申します、新幹線で行った甲斐がありました！！素晴らしい展示でした。


額装されているポスターは初代青木モデルM#245が発売された当時のもの(後ろ髪結んでらっしゃる)。
Atelier Zのオリジナルモデルが4本。

Hartkeのベースアンプとヘッド(上にDIも置いてある！)。

イコライザーのセッティングもそのまま。

KORGのチューナーとボリュームペダル、フットスイッチ類。
写真はアップしておりませんが、予備の足回り機材もありました。

傍らに大学ノートが置かれており、展示終了後関係者の方々にお渡しするのでご自由にお書き下さいとのこと。
特に青木さん7daysライブの話をもりもり書いてきました。他のページを拝見すると、私以外にも遠方からいらした方がおられました。
角松氏のファンの方が多かったです。

そして店員さんのご協力により、実使用機材と写真に収まってきました。
以下私の写真がありますのでお見苦しいですが我慢して下さい(注意:丸いです)。


まずは青木さんの4弦といえばこれ！のM#245。
あちこち傷だらけで、歴戦の証が感じられます。


こちらは5弦のM#265/70。リア側のピックアップの位置がちょっと違う(言われるまで気が付かなかった……)。
機種名の「70」はビックアップ位置が1970年代のジャズベーススタイルだから、のようです。


ボディ裏はベルトのバックルの跡がくっきりと。
いつもバックルがごつめのベルトをされていたのを思い出します。


これは青木さんには珍しくプレシジョンタイプの5弦、PB-5。
ライブで見たことが無いので、恐らく今世紀に入ってからの制作かな。主に近藤房之助さんのライブで使っていたそうです。
(看板バンドばかり観に行っていたので房之助さんは守備範囲外なんだよな…申し訳ない)


ピックアップがハムバッカータイプの5弦。
どんな音がするのこれ(音出し不可なのが残念！)。純粋にベース弾きとして興味津々な1本。

ヘッドの裏に六角レンチが装着されていたり(付属品で一番失くしがちだと思っているので、これは便利)、5弦のE弦にもヒップショットDチューナーが付いていたり(私も改造お願いしようかしら)。
実際に手に取らないとわからない部分もありました。

これらのベース、弦にサビが浮いていたり、ペグやブリッジがくすんでいたりしています。
もしかして青木さんが使っていた当時のままでは？と店員さんに確認すると、その通りとのこと。
思わず涙が出そうになりました。
青木さんが亡くなったのが2006年のお誕生日。もう16年が経過したのが信じられないです。

展示販売品の中にあった2018年に発売されたモデルM#245TA(4弦)、M#265TA(5弦)。販売品なので写真は撮影しておりません。
青木さんが亡くなった後もメーカーさんが「青木さんならきっとこのようなこだわりをするであろう」という試行錯誤を続けて、最終形態として発売されたもの。

この時に店員さんの説明を受けて初めて知ったのですが、弦ピッチが通常市販モデル品は18mm、青木さん使用品は17mmであること。

私が所有しているM#265 17Pの「17P」は弦ピッチが17mmであることを指しています。イケベ楽器店さんのオリジナルオーダー品で、購入検討時の店員さんは単に「弦ピッチが通常モデル品より1mm狭いので弾きやすいですよ」とおっしゃっていただけでした。

ということはですよ？E弦にヒップショットDチューナーが付いていないだけで、これは実質青木さん本人使用品と大差ないのでは？？？

他にはブラックカラーのM#300(4弦)とM#320(5弦)がありまして。
店員さんいわく「テレビ番組のレギュラーが決まった時に合わせて作ったそうですよ」。
それって「音楽は世界だ」じゃないですか！！！！！(文頭に戻ります)

ベースとわたくし(1)弾き始めから喪失まで

Bs前田大輔バッテリーコーチが退任したあと、完全に野球見る気力が失われているApathyさんです、こんばんは。
推しの有無は野球観戦のモチベーションに影響します。
昨年椎間板ヘルニアを患ったこともあり、野球観戦の試合数が極端に減りました。
今年は東京ドームの主催試合すべてと、神宮・マリンへ数試合。他にBCLを2試合。
体力面を考慮し、鎌ヶ谷には行きませんでした。
昨年まるっと潰れたのを考えると増えているのですが、これ以上もう増えないでしょう。

原点回帰ということで、音楽に戻ることにしました。

今年（2018年）9月、ベースを弾き始めてから30年が経ちました。
現在で言う引きこもり（当時は登校拒否と言いました）であった中学2年生の私に、両親が少し早い誕生日プレゼントとしてベースとアンプを買ってくれたのです。
当時好きだったのはFENCE OF DEFENSEとLed Zeppelin（明らかに北島健二氏の影響です）。
そこからスタジオミュージシャンに転び（北島氏がスタジオミュージシャンだからです）、日本のフュージョンにやや転び。
街の音楽教室から専門学校、ジャズ系のプロ個人レッスンと1998年までベースを習い続けました。
アマチュアセッションベース弾きとして、色々なバンドにお呼ばれしました。
とりあえず何でもやってやれ、というスタンスだったので、それこそハードロックからジャズまで何でもやりましたが、自分のスタイルを確立できていませんでした。

当時習っていたプロの先生いわく
「Apathyさんはうまいけど、これでお金はもらえない」
要するに個性がないよ、ってこと。
プロになるのは諦め、あくまでも会社員兼アマチュアセッションベーシストとなりました。

10代後半から20代前半にかけて好んで聴いていたスタジオミュージシャンのバンドさんも解散や活動休止。追いかけていたベーシストさんが若いうちに亡くなったり事情により引退されたりと好みだった音楽を完全に失いました。
並行の趣味である野球観戦のウェイトが大きくなり、1999年には野球観戦数とライブ観戦数が逆転。
2004年以降はセッションのお話も少なくなり。
あれほど毎日弾いて遊んでいたベースに触れるのが1週間に1回になり、1ヶ月に1回になり、いつしか触らない日の方が多くなっていました。

昨年11月、転職をしたら職場近くの楽器屋さんにベース単独店舗があった為、ふらっと寄ってみました。
そこで展示販売されていたのが、10代末～20代半ばにかけて夢中になっていたベーシスト、青木智仁さんモデルの5弦ベースM265でした。
10年以上前のブログでも書きましたが、既に故人であり、告別式の日は鎌倉まで行ったくらいのファンです。
既にこのモデルはスタンダードモデルとなっており、現在でもメーカーにより「青木さんだったらこういう意見出すかな？」と改良が続けられているものです。
展示してあったモデル名はM265 17P。
元のモデルは弦高が低く、非常に弾きやすいものではあったのですが、5弦の分ネック幅が広く、自分の手に余っていたのです。
しかし、この17Pモデルは弦のピッチを少し狭くしたタイプで、ネックが細め。試奏してみたらなんか弾けるぞ！！
そして一番まずかったのが、このベースを買えるほどのお小遣いはあったこと。
取り置きを依頼し、翌日お金を下ろして買いに行きました。

新しくお婿さんに迎えた青木さん（苦笑）B弦がよく響き、低音域がよく聞こえます。Cの音の出方がすごい！！
E弦をD弦にチューニングする（オープンD）必要もなくなりました。
今まで完全に弾けなかった青木さんのあの曲この曲が弾けるようになりました。
とても嬉しく感じました。

しかし青木さんは基本スタジオミュージシャンですから、持ち曲の数も限られています。
青木さんの曲をやるバンドさんも限られており、コピーする曲が尽きてしまったのでした。
しかも青木さんのプレイは、元々自分が持っていたスタイルとは異なっていたのです。

一番自分に近いと思っているのは、90年代後半に活動していたとあるスタジオミュージシャン集団のバンドさん。
ここのベーシストさんは一見地味なのですが、バンドのサウンドには欠かせないグルーヴを持った方で、時折見せるプレイが素敵だったのでした。
もちろんこのバンドさんのレパートリーはとっくに習得済み。
5弦に置き換える行動をしただけでした。

ラジオなどから流れる現在の曲は、どうもフィットしません。
せっかく良いベースを買ったのに自分でももったいない状態になっておりました。
（続く）

メンバー常時募集中

わたくしがアマチュアベーシストなのは、今やごく僅かの人が知るだけになってしまいましたが。
いやあ、球場に頻繁に通うようになったらなかなか練習する時間がなくなってしまって。
というより社会人になってから練習時間が確保できなくなったのが事実。
アンプに繋いでなくてもベチベチと音がするので、夜に家で練習できませんし。

パリーグファンの人で、23区内か千葉県西部で球団歌セッションやってくれる人いませんかねえ。
デイゲームの後にスタジオ入りなんて面白くないですか？
セッションそのものも結構ブランクがある（10年くらい…）ので、寛大な心の方求めてます。
一応ベースは20年以上前から弾いていますが、ブランクのせいでかなり腕は落ちています。
スタミナも落ちていて、先日1曲まるごとスラップやっただけでかなりやばかったので、リハビリの為にも是非…。

今度はブッチャーさんが大変だ

それは先日のホークス戦から帰宅した時でした。音楽仲間であり、ファーム観戦仲間でもあるS嬢より「落ち着いて聞いて下さい」というタイトルのメールを戴きました。


4/20に、ギタリストの浅野“ブッチャー”祥之さんがお亡くなりになったとのこと。昨年6月に青木智仁さんが亡くなった衝撃がまだまだ残っているのに、さらにパンチを食らった気分。ブッチャーさんは59年の2月生まれですので、48歳。後々調べてみますと、ここ1年ほど肝炎で入退院を繰り返しながら音楽活動をされていたとのこと。

2月の記述で、空と海と風と…のライブに行きそびれた話を書きましたが、もう二度とライブが行われることはなくなりました。
ブッチャーさんのギターは、日本人のブルース系とでも表現したら良いのでしょうか。本場のブルースではなく、あくまでも日本人チック。むしろ演歌ぽいと私は思います。

合掌…

空海のライブ行きたかったなあ

タイトルは「そらうみ」と読んでください。
自分が20歳前後にバリバリとライブに行きまくっていたバンドのひとつ、
空と海と風と・・・（点々までバンド名です）が十条のカフェ@ドラマーさん自宅のはす向かいでライブを行いました。
ブルース系とハードロック系のツインギターを中心にした、インストがメインのバンドさんです。
でもそのサウンドは懐かしポップでグルーヴィーでジャジー、なのです。
何年ぶりのライブだったかなあ。
バンドが解散したのが1996年だったか1997年だったか。
その後1回目黒で復活ライブがあり、今回2回目の再結成ライブでした。




ライブは2/22。この日は有休を取るつもりでいたのですが…

いきなり仕事が忙しくなりやがった!!

有休取り消し、結局残業（涙）。
仕事終わったの19時半ですよ。これから行ったのでは現地到着21時ですよ（涙）。
泣く泣く、諦めたのでした。

お願いです、土日にライブやってください（号泣）。

某所で曲目リスト拾ってきたので貼り付けておきます。
1.Morning Bell
2.留寿都高原でまた逢いましょう
3.山親爺
4.海世界
5.CAMERA
6.茜色の帰り道
7.まぐろ
8.鯵
9.流れ星が君の家に
10.泣くんじゃない

3曲目、記憶にない…（あううう）
曲調は叙情的なシリーズだなこれ。