カタチあるもの

宇宙、自然の写真をメインに撮っていますが、時々、読書、日常出来事について書きます。

ゴロタ

2017-10-22 13:25:55 | 写真_自然

 

 釣り用語ではゴロタ浜というのだそうです。まあるい石がゴロゴロ、ゴロタ浜とは、なんとも言い得て妙ですね。

 まあるい石は、数百万年前に海の中で堆積した砂が固まったもので、川の流れによって削られて丸みを帯びたものです。500万年くらい前の地球の気候は温暖で安定していたそうですから、そんな気候の中で石は固まっていったんですね。


 そういえば、最近読んだ「人類と気候の10万年史」という本に興味深いことが載っていました。

 著者は福井県にある水月湖の湖底に堆積した土砂に含まれる花粉等から過去7万年の気候史を分析していて、地球の温暖化や寒冷化は、短い周期で見ると10万年、4万1千年、2万3千年の3つのサイクルが重なって発生していると説明しています。

 そのサイクルの重なりからすると、現在は寒冷化に向かっているはずなのですが、人類が文明を興し始めた8千年くらい前から周期的サイクルから外れて温暖化に向かい始めているそうです。自然のサイクルは寒冷化、人類の活動は温暖化、逆方向の二つの流れが 極端な気候現象を生んでいるのかなと、ちょっと納得したところがありました。

 



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