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「道の駅」の気になるあれこれ 【リフレッシュセンター鱈の里】

2011-12-17 23:19:35 | 体験

まさかりのような形をした下北半島。
その左下に位置するのが、むつ市脇野沢です。

脇野沢といえば、国の天然記念物に指定されている“北限のニホンザル”が有名ですよね。
吹きすさぶ風雪の中、身を寄せ合ってじーっと寒さに耐える姿は、生命の力強さと家族の絆を感じさせてくれます
また、運が良ければカモシカの親子にも出逢えるかもしれません。

 

さて今回は、その脇野沢にある「道の駅」わきのさわ リフレッシュセンター鱈の里へ向かいました。
実はこちら、11月から3月までのあいだ、冬期休業になります。

その間は、こちらで営業をしていますよ♪

いのししの館 ⇒ 道の駅の脇にある坂を少し登った場所にあります。

ところで「鱈(たら)」、「いのしし」という名詞がでてきましたが、このふたつも脇野沢の特産であります。

脇野沢では1700年代からタラ漁が始まったようで、毎年冬になると産卵のために陸奥湾へ帰ってくるのだそうです。
ちなみに、脇野沢の“タラ”はスケソウダラ(たらこの親)ではなく、マダラです。

淡白で低カロリーな白身と濃厚な肝を味わえる脇野沢のマダラですが、多いときには1日に数万本の水揚げを記録したこともあったのだとか
しかし、それ以降は減少の一途を辿り、平成元年には最盛期の10分の1程度のタラしか揚がりませんでした。
それでも、1980年代から人工ふ化した稚魚の放流を始めたりと、在りし日の“鱈の里 脇野沢”を目指し、日々奮闘しています


そういえば、今月の10日にはマダラ漁が解禁されました。
今年も、タラちりやタラのじゃっぱ汁が美味しい季節がやってきましたね~

 

 

また、脇野沢は東北で最初にイノシシの飼育に成功した場所でもあります。

実は以前、青森県にも野生のイノシシが生息していたようですが、1800年代初頭には姿を消してしまったそうです。
現在、野生のイノシシが生息している北限の地は宮城県。
意外ですが、これが事実なんです。


ところで、猪特有の臭みが全くないのが特徴だという脇野沢のイノシシ肉。
その中にはアミノ酸が多く含まれていて、淡白だけども甘味が強いのだといいます。
また、豚よりもコレステロールが少なく、美容や滋養強壮にも良いということで、健康に気を遣っている人にもオススメです


こちらは、館内で販売されているレトルト加工品、『いのししカレー』『いのぶたカレー』です。

スタッフの方に聞いたところ、イノブタの飼育にも力を入れているそうで、「いのぶたカレー」がオススメだということです。

 

 
そう聞くと、「いのししカレー」が気になってしまうという天邪鬼な私・・・

でも、このカレーを見てください
レトルトパックに入っていたとは到底思えないような、うまそうなカレーじゃありませんか?

実際に食べてみると、コクと深みのあるカレールーの中に、柔らかなイノシシ肉がゴロっと入った、素晴らしい一品だということが分かりました
ちなみに、いのぶたカレーはまだ大事にとってあるのですが、期待はかなり膨らんでいます

 

 

 

話は変わりますが・・・
いのししの館(春~秋は、道の駅)では、制作体験もできるんですよ~♪

(※画像クリック

なにやら、必死に穴をあけているようですが、一体何を作っているのでしょう!?

 

 


おや?今度はヤスリをかけています。

難しい作業ではなさそうですが、小・中学生の頃に戻ったかのように夢中になっていましたよ

 

 
 

さて、このあといくつかの工程を経てできあがったのは・・・
ガラス玉
 
そう、夏の海でよく見かけるあのガラス玉です。
季節外れのようですが、冬、しかも雪国でこのガラス玉の製作体験ができること自体が非常にレアじゃないでしょうか

もちろん、道の駅といのししの館でも販売しているのですが、ただ買うよりも自分でつくったほうが断然楽しい♪
しかも、自分好みの北限のおさるさんの顔を描けるところが、嬉しさ倍増です
ちなみに、このガラス玉は実際に漁で使用されるものだそうで、在庫がなくなると体験も終了になってしまうということでした。お早めに~!

 

 


いのししの館では、冬期間は乾物類など日持ちの良い商品を中心に置いているということでした。

こちらは、鱈と並ぶ脇野沢の特産、『焼干しいわし』です。

厳選された脂肪分の少ないカタクチイワシを使い、工程のほとんどを手作業で行っているのだそうです。
なんでも、脂肪分が多く残ったイワシでつくった焼干しでダシをとると、苦味が出てしまうそうで・・・
作業工程の中で、いかに脂肪部分を取り除くかがミソ!なんですね


青森では焼干しでダシをとったラーメンをよく見かけます。
脇野沢でも焼干しラーメンを食べることができるのですが、この地域の焼干しラーメンの特徴は、麺に焼干しの粉末が練り込んであること。
道の駅にある「食堂あすなろ」(※11~3月は休み)で食べられるほか、地区内の食堂でも提供していますので、
魚系のダシが好みの方はチェックしてみて下さいね。

 
 

 

さて、焼干しの粉末が入った、こんなお菓子を見つけましたよ~
『まさかりんとう』
 
下北らしいナイスなネーミングですが、味もグッドです

かりんとうだけども、ほのかな甘さ。
それでいて、焼干しの香ばしいにおいが口に広がるという、なんとも絶妙なバランスのお菓子。
おやつに、つまみに、いろいろな場面で活躍してくれそうです♪

 

  

さて、前回紹介した「道の駅」つるたでは、スチューベンに夢中になりスタンプを押し忘れてしまったのですが・・・
来年の1月10日まで、東北「道の駅」復興支援スタンプラリー2011を開催していますので、こちらもぜひチェックしてみて下さいね!

※詳細は、こちらのページで ⇒⇒⇒ 東北「道の駅」連絡会 (イベント情報かHP左側のバナーを参照)

 

 


それともうひとつ。

脇野沢を訪れたら、こちらにも立ち寄っていただければと思います。
脇野沢野猿公苑

年中無休なので、冬でも入苑できますよ。

 

 

 

道の駅のすぐ隣の敷地にあり、苑内には国の天然記念物に指定されている北限のニホンザルたちが棲んでいます。

最近になり、県内各地で本格的に雪が降りはじめ、北限のニホンザルにとっても厳しい季節がやってきました
そんな厳冬の風雪を耐え抜く、力強いニホンザルの姿を一度ご覧ください。

 

 

 

さて、こちらは帰り道にふと立ち寄った小さな漁港です。

岸壁の上には、イカ釣りを楽しむ人たちの姿がありました。

 

 

 

海の向こうには綺麗な月。
そう、この日は美しい月夜でした

左側に見えるのは、川内の街の灯りでしょうか?
この辺りは、天気が良ければ八甲田、岩木山、釜臥山を一度にすべて見渡せる場所でもあります。

少しばかり遠くにある町ですが、その分魅力も多い脇野沢。
ぜひ一度、訪れてみてくださいね

 

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§「道の駅」わきのさわ リフレッシュセンター鱈の里§
■住所 青森県むつ市脇野沢七引201-5
■TEL・FAX 0175-44-3252 (4~10月)
■TEL 0175-31-5011 / FAX 0175-31-5012 (11~3月)
■営業時間 9:00~17:00 (※11月~3月は、道の駅を少し上がった場所にある「いのししの館」にて営業)
 食堂あすなろ(道の駅内) 10:00~15:00 (※但し11~3月は、道の駅と同じく冬期休業)
■休館日 道の駅:毎週月曜日、11~3月 / いのししの館:毎週月曜日、年末年始
■最寄駅 JR大湊駅(大湊線)/ 駅から車で約1時間10分
 駅からJRバス[脇野沢庁舎行き]で約1時間15分、終点下車、タクシーで約10分
 青森港からシィライン「ポーラスター」で約1時間、脇野沢港から車で約12分
 蟹田港からむつ湾フェリー「かもしか」で約1時間、脇野沢港から車で約12分 (※冬期休航)
■HP http://www.aomori-michinoeki.com/michinoeki/michinoeki.php?get_code=004
■(社)むつ市脇野沢農業振興公社HP http://www.e-shimokita.jp/wsappc/index.html


§脇野沢野猿公苑§
■住所 青森県むつ市脇野沢七引201-111
■TEL 0175-44-3423
■開苑時間 8:30~17:00
■休苑日 なし
■入苑料 大人¥200 / 小中高生¥100 / 幼児無料
■最寄駅 JR大湊駅(大湊線)/ 駅から車で約1時間10分
 駅からJRバス[脇野沢庁舎行き]で約1時間15分、終点下車、タクシーで約10分
 青森港からシィライン「ポーラスター」で約1時間、脇野沢港から車で約12分
 蟹田港からむつ湾フェリー「かもしか」で約1時間、脇野沢港から車で約12分 (※冬期休航)



by ヴァ♪


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