アカパンの日記

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遠藤選手

2010年03月04日 11時08分12秒 | Weblog
昨日、アジアカップ予選の「消化試合」があった。
相手は「1軍」を5人はずしての来日とか。日本代表はヨーロッパ組を召集しての、いわばbestメンバー。結果は 2-0 勝利。ま、それはいいだろう。

でも、この試合を本当の意味での「テスト」マッチにできなかったのは岡田監督やサッカー協会の責任だと思う。試合の「勝ち・負け」だけならいつだって負けることもある。でも「負け方」や「勝ち方」について、代表ファンは納得がいかなかったのが先日の東アジア選手権までの気持ちだったんだろう。で、「解任要求」が巻き起こったってわけ。

個人的にはあの時に解任すべきだったと思う。

けれどサッカー協会は「岡田監督続投」という決断をくだした。そう決断したのだったら、「今はファンのみなさんにも我慢して欲しい。岡田監督の戦術・チームづくりで間違いない」と言い切って欲しかった。

その点、岡田監督も、サッカー協会も「肝がすわってない」気がした。昨日の試合を「テスト」とすべきだった。それが解任騒動の再燃をびびって、BESTメンバー。それもいい。けれどである。遠藤選手や中澤選手が故障などの理由で試合に出られなくなった場合の「テスト」はまったくできていない。企業的にいえば、危機管理ができていないといえる。

タイトルに戻ろう。

ガンバ大阪の遠藤選手。元日まで天皇杯を戦い、ほとんどオフがないまま代表合宿。東アジア選手権、ACL予選、ゼロックス杯、昨日の試合。ずぅっと出ずっぱり。この全ての試合にフルで出ているのは彼だけだろう。
実際、中2日でゼロックス杯に出場したときに「ラスト15分は体が動かなかった」と自身が言っている。観戦していた岡田代表監督も「(彼は)疲れているようだ」という感想を述べている。そらそうだろう。だれがみたって過密スケジュールだ。

プロだから自己管理するべしという意見もあるだろう。逆にプロだから、「疲れ」という理由では休めないということでもある。そこを見極めるのが「プロの監督」の仕事だろう。

遠藤選手はガンバ大阪とプロ契約をしている選手だ。気持ちの問題は別にして、ガンバの試合が最優先されるはずだ。そこに「日本代表」という「誇り」を胸に、よけいに頑張っている。そして、頑張らざるを得ない状況をつくったのはだれなんだ?

結局、昨日もフル出場だった。で、中2日でJ開幕戦だ。ACLの後と違うのは、国内での試合だったという点くらいだろう。これほど、特定の選手にだけ負担を強いていいのか。ガンバ大阪はその点をサッカー協会に「配慮」を求めるべきだ。大事な選手を大事に扱ってもらうべきだ。前の日記に書いたけど、ガンバの過密日程をなぜ考慮してもらわないのか。昨日だって前半だけの出場にしてもらえばよかったんじゃないのかと思う。

繰り返しになるけど、協会も腹をくくって昨日の試合は海外組と国内組でベンチ・メンバーであった者のテスト・マッチと位置づけ、結果には目をつむるくらいの度量を見せるべきだった。ファンが望むのは目先の「1勝」ではなくて、「将来の可能性」なんだから。W杯本大会はまだ先だ。このままいけば、遠藤選手が再び「入院」なんてことにならないか、心底から心配である。

このままでいいんか?岡田監督!日本サッカー協会!!

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