アカパンの日記

このブログは、アカパンが気が向いたときに不定期に更新します。ぜひ、ぜひ、コメント等をください! 

「超」万博劇場!

2010年07月19日 10時07分11秒 | Weblog
昨夜は興奮した。久しぶりの万博。ガンバとレッズの両チームの選手に最初に感謝したい。

ガンバ 3-2 レッズ

勝利!!!


最後は鳥肌ものだった。家で、録画を何度見直したことか。

試合前、スタメン発表を見て、嫁さんに「今日は宇佐美がやるよ」って予言。理由は平井選手には徹底マークに来るだろうから、宇佐美選手が比較的自由になれると思ったから。結果、遠藤選手からのスルーパスを冷静に決めて1-1同点弾。あのコースに決めきれるのは、宇佐美選手はやはり只者じゃないなぁ。

逆転のオウン・ゴールは遠藤選手の浮き玉を相手がヘッドでクリアしきれずに入ったもの。でも、遠藤選手は狙ったんじゃないかな?スローで見るとわかるけど、おもいっきり右足のアウトで蹴っている。足の振りとボールの軌道がまったく異なる。ゴルフで言う「シャンク」みたいなボールだった。DFとGKの間に安田選手が走りこんでいたので、触ってなくても、ガンバの大チャンスだったろう。

で、ルーカス退場。現地組としては「はぁ?」な判定だったんだけど、ビデオで見ると仕方ない気もする。足の裏が見えてたからね。

で、そこからはイ・グノを1トップにしてガンバDFが4人で2列を作っての守備。作戦上はわかる。ただ、ガンバが守りきれるかは不安だった。

耐えに耐え、ロスタイム。「よし!もらった!」と思ったらまさかの同点ゴール。2-2。「またか、こらぁ!」と叫んでた(笑)。勝ちきれない。ここがアントラーズとまったく違うところ。大きな差だろう。4分を守りきれない。キープできない。汚いプレーじゃなく、賢いプレーをしろっていうの。


で、気落ちしたけど、「ラストいけぇ!」と絶叫。ホイッスルからすぐ左サイド高木→遠藤→武井→イ・グノ→遠藤シュート。ゴーーーーール!美しい!!!


万博は興奮の坩堝だった。私も、私の回りも大絶叫。ハイ・タッチの嵐。興奮。凄い!凄すぎる!!!自宅に帰って10回以上、見直した。鳥肌もの。

ふーーーー、勝ってよかった。引き分けてたら、「負け」以上のダメージがあっただろう。

と、興奮したけど、少し冷静に振り返ろう。



試合の「入り」は西野監督の言うところの「省エネ」モードで、レッズのポゼッション・サッカーに押し込まれていたと思う。「相手に持たせておいてカウンター」というのもありだろうけど、ガンバには「左サイド」に致命的な弱点があり、げんになんど突破されたことか。安田選手は攻めているときはいいんだけど、守りに戻るときにサボる。会場で見ているとよくわかる。全力疾走で掛け戻るということが少ない。そのとおり左サイドを破られてクロスからエジミウソン選手にドンピシャ・ヘッドで先制点を献上。まぁ、あれだけ綺麗に崩されてたらしかたないか、、、、。では、すまない。「何度やられるねん!」ということ。私は現状では高木選手より安田選手が左に入ったほうがいいと思っている。でも、彼は、絶対に今のままじゃぁいけない。W杯での代表の闘う姿を見てたのかなぁ?「必死」さに欠けている気がする。

ルーカス選手の退場後は、1点リードしていることから、宇佐美選手を1列下げて、DFが4人ずつ2列に壁作って、イ・グノ選手の1トップという布陣。当然だと思う。でもね、イ・グノ選手は後半の途中から入った選手。この布陣の「肝」は1トップが前線で孤軍奮闘して相手のボールを追いまわすことだと思う。その意味で物足りなかった。あ、ラスト・シーンのイ・グノ選手のボールコントロールは一級品だったけど、あの時間帯で、あの状況。守備では合格点を出せない。

さて、ロスタイムでの失点。「またか」と思ったけど、コーナーからエジミウソン選手に頭であわされた。あのシーン、ガンバのDF陣は何をしているのか。確かに2人が競りにいった。でも、エジミウソン選手はほとんどフリーでヘッド。そう、守りが厳しくないのだ。特に高木選手のDFはめだって厳しさに欠ける。ボールしか見れず、相手に身体をぶつけにいかない。本当の意味で「競って」ないと思う。ロスタイムでの同点弾。先に述べたアントラーズとのこの差は大きい。ま、1-0で勝つチームでなく、3-2で勝つチームってことなんだろうなぁ。J1で得点ランクが1位なのに、得失点差が「+4」しかないんだもんなぁ。GKの藤ケ谷選手があれだけあたっているのに、どうなってるねん(笑)。


ま、いろいろあったけど、そのほうが楽しめた。「撃ちあい」してこそのガンバ。楽しめた。ただなぁ、レッズ応援席から「大阪くそったれ」というコールが聞こえてきたときには「むかっ!」としたね。「誰に言うとんねんこらぁ!」っていう気持ちかな。試合開始前のガンバ選手紹介にあわせた大音声でのチャントとか。マナーの面でどうなんだろ?ま、ガンバ側だって「くたばれ、アホな審判」ってやってたけど、それはルーカスへの一発退場への不満だし。

レッズのサポーターって本当に熱くて敬服するけど、自軍に対するプレッシャーの存在になってないか?へたしたときの「ブーイング」は当然ありだけど、なんというか、あそこまで命かけられたら、選手には重いんじゃなかろうか?

とにかく、これで勢いに乗らなけりゃ、プロじゃないよ、ガンバ大阪!!

最後に、もう一度、両軍の選手、熱く楽しませてくれてありがとう!!!