想定外

想定外　


新潟中越沖地震で、改めて原発の安全性の問題がクローズアップされている。
今回、
柏崎刈羽原発では、多くの問題点が浮き彫りになった。

■　火災を自力で消火できない
　　震直後に発生した火災の消火の遅れ

■　50項目以上の設備損傷や不具合が判明

■　耐震設計上の問題
　　設計時の想定を大きく上回わる地震の揺れ

■　放射能の漏れ
　　
■　相変わらずの隠ぺい体質
　　
■　原発が1基止まれば、重大な電力不足が起きる
　　一極集中の都市部の機能の麻痺

■　原発の設置場所の安全性

など、いずれも重大な問題である。

原発関連の事故は、重大な被害をもたらす。

そのために、安全に関しては、
何重にも安全確保システムがとられていると思うが、
「想定外」というような言葉が出るようでは、
心配の種は尽きない。

エネルギー枯渇時代を向かえ、
原子力発電の存在は、否定できないのかも知れない。
無い方がいいに決まっているが、
効率の良い代替システムは、開発されていない。

いわば、必要悪のようなものかも知れない。

そうであれば、安全性の確保は、必要条件である。
それも、費用対効果の範疇を越えた考えのもとでの。


以前の拙ブログ「原発の耐震、大丈夫　?」参照
http://blog.goo.ne.jp/aogame_2006/e/758cffe4ce09ef92c1b0b5f93697de40