驚きの証言 (福島原子力発電所 事故調査委員)
国会での福島原子力発電所 事故調査委員会が、
2月15日に開かれた。
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委員会 1
テレビ報道によると、驚きの発言が飛び出した。
原子力行政、
しっかりとチェックされながら
進められたかというと、
まったくその逆で、
推進のためには、
目をつぶってきたということが証言された。
それも、原子力行政のトップの人の口からである。
推進ありきで、
安全を軽視されてきたようである。
今後の原子力行政のあり方や
現在、停止中の原子力発電所の再稼動において、
大きな問題提起となろう。
以下、その内容をお知らせする。
証言者は二人。
ひとりは、原子力安全委員会の斑目(まだらめ)春樹委員長。
もうひとりは、原子力安全・保安院の寺坂信昭前院長である。
まず、斑目(まだらめ)春樹 原子力安全委員会 委員長
斑目委員長
「結果的に(安全審査指針などに)
明らかに誤りがあったことは、
認めざるを得ない・・・」
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委員会 02
まず、安全指針の不備を認めた。
斑目委員長
「一番低い安全基準を電力会社が提案すると、
何となくそれを規制当局としては、飲んでしまう」
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委員会 03
馴れ合い構造を証言した。
斑目委員長
「今度は、それが出されると、
国がお墨付きを与えているんだから、
安全ですよといって
安全性を向上させる努力を
事業者は、やらなくなってしまう」
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委員会 04
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/3d/b25c033ae681db0eeb866ccbea18188a.jpg)
委員会 05
安全委員会では、多重防護・深層防護は、
十分に配慮されていたか ?
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委員会06
斑目委員長
「いいえ、配慮されていません」
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委員会 07
斑目委員長
「IAEAなどでは、5重の防護という言い方をする
(日本では)その3重までしか考えていない。」
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委員会 08
安全基準が国際的基準の6割ということなのか。
原発の立地審査指針については、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/86/a5dadc6e8b209a3e6de7ccf1a8aa33a6.jpg)
委員会 09
斑目委員長
「ひじょうに 甘甘な評価をしてね
強引な計算をやっている所はございます」
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委員会 10
作為的に安全という評価を作り出していたことになる。
次に、原子力安全・保安院の寺坂信昭前院長。
原子力の規制行政庁のトップは、
原子力の知見を持たない方がなっているのか ?
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委員会 11
ええっーーーー
驚きの質問。
寺坂前院長
「もともとは、事務的なもので
次長のときに、初めて、
原子力行政を担当した」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/de/c2ba0257bb49751f71d907de70f2db08.jpg)
委員会 12
専門的知見の乏しい人が、
充て職的な判断で、
安全を統括する組織のトップに
なっていたということである。
恐ろしい組織体制である。
さらに、質問は続く。
原子力安全・保安院の専門性について
問われると
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委員会 13
寺坂前院長
「専門性・知見・習熟度などについて
諸外国、アメリカやフランスと比べたときに、
行政機関原子力安全・保安院の力は、
必ずしも十分ものではない。
むしろ弱いと思っています。」
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委員会 14
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委員会 15
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監視能力、チェック能力が無い
ということが証言された。
国会事故調査委員会 委員長のコメントは、
「国民の安全を守るという意識も、
どちらかというと、希薄と感じられた」と
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委員会17
原子力安全委員会も
原子力安全・保安院も
日本の原子力行政の
最高のチェック機関である。
その機関が、チェック能力も無く、
馴れ合いで、電力会社の情報を鵜呑みにし、
国民の安全より、
電力会社の都合のようことのため、
利益のために安全だと
手心を加え、
嘘の判断をしてきたことになる。
日本の原子力発電、安全度は、
世界のトップクラスではないと。
そのような施設が、今、再稼動としている。
エネルギーが無ければ、
日本はつぶれてしまうと・・・・
国民の安全は、
その次に位置されるものだろうか・・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/df/c974275624b55f07b41dceb6607a2e70.jpg)
委員会18