日々雑感  ~ 青亀恵一

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「合併やむなし」千早赤阪村

2007-05-11 07:17:19 | 政治
「合併やむなし」千早赤阪村


奈良県境の大阪唯一の村「千早赤阪村」が、
河内長野市に対し、
編入方式での合併協議会の設置を申し入れるという。
苦渋の選択の様相を呈している。

生活圏は、富田林市であり、平成の大合併では、
2002年、富田林市、太子、河南両町と合併協議会を設置。
対等合併か編入合併かなどで意見が対立し、
協議会を解散した経緯もある。

千早赤阪村には、中山間地に共通する悩みがある。
過疎化が進み、
人口は20年前の約7700人から約6600人まで減少した。
歳入の約4割を交付税が占め、
2000年度の約15億円から
2007年度には約9億5000万円まで減り、財政事情が悪化。


初めて知ったが、
千早赤阪村は、楠木正成ゆかりの史跡が点在する
歴史的に有名なところらしい。

先日の拙ブログの優良財政事情の自治体でも書いたが、
特別の交付金が無くては、
健全運営できない行政スタイルは、まともだろうか。


高齢化率が高い自治体は、消滅。
農林業などの1次産業を主産業とする自治体は、消滅。

そのような政治、社会は、健全なのか。

今までの行政運営あり方には、改善を要するが、
合併しなければ、生き残れない。
合併しても生き残るのに苦しい、今の政治スタイルは健全なのか。
大いに疑問がある。

国は、その場その場の、場当たり的対応で地方を縛ってきた。
そして今は、地方分権、自立という大義で、
放り投げてしまった。
夕張市のように。

自らの責任は取らずに。
まるで、高野連と同じである。


健全な地方自治のあり方と、
公平公正な財源のあり方を
国土の保全という視点も大いに加味して
論じてもらいたいものだ。


そろそろ、研究家から職人に政治を委ねて欲しいものだ。


朝日 大阪唯一の村消滅? 楠公ゆかりの千早赤阪が合併協議へ 2007年4月30日
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/K2007042900371.html?fr=rk



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