タミフル禍か ? ?

タミフル禍か　? ?

またしても、タミフル服用後の異常行動によって、若い命が失われた。

今年に入っても２件目の死亡者。
過去に３件、タミフル服用後の異常行動によって、
高所から墜落したり、
自動車の目前へ飛び出したりして、亡くなっている。

インフルエンザにかかり、
タミフルを服用した人と服用しない人とでは、
異常行動の発生名に差があるかといえば、
どちらも11%程度で差はないというような報道があった。

そして、タミフルと異常行動との因果関係は証明されていない。

だが、厚労省の対応には、疑問が残る。

因果関係が不明なので、使用に当たっての注意喚起をしないという。

このように因果関係は証明されないが、
重大な事故に発展した事例がある以上、
少なくとも、使用に当たっての注意喚起をしない手はない。

使用は、あくまで、患者と医者の意思によるものであるが、
使用するにしても、細心の注意を払って使用するのが、
「薬」というものである。


今回の事案も、母親は、厳格に服用規定を守っていた。
そして、それなりの注意をしていたのであろう。

しかし、死亡事故が起こってしまった。

厚労省の対応は、まさしく、事務的な対処である。
心が感じられない。

もっとたくさん死ねば、重い腰を上げるのか　?

何かと問題の多い厚労省である。
組織の意識が変わらないのかと感じてしまう。

われわれも、日頃のニュースを何気なく聞き流さないで、
いつ私たちの身に関係してくるとも限らない。

大切なことは、やはり自衛する姿勢も失ってはいけない。

悲しい事故である。


母の目の前で悲劇　タミフル服用後に転落死　仙台中２男子
http://news.goo.ne.jp/article/kahoku/region/20070227t13046.html?fr=rk


PS　　追記　20070301
厚生労働省は２８日の夕方、異例の注意喚起を行った。
たぶんに、製薬業界などに配慮したコメントであったが、
ともかく、注意喚起をしたことは前進である。
つぎは、因果関係の再解明である。