日々雑感  ~ 青亀恵一

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天下り規制法案

2007-03-29 08:56:35 | 政治
天下り規制法案

現在、政府と自民党の間で、天下り規制法案に関して、協議が難航している。

詳しくは、知らないが、
報道によると、各省庁からの指示による天下りを規制してしまうと、
職員の士気が落ちると共に、
適正な企業への再就職が難しいと言うものらしい。

企業も積極的には、元役人を採用していないと言うことか。


そして、学生の霞ヶ関の公務員人気は陰りを見せており、
上級国家公務員より、外資系企業に人気があるそうだ。


よく考えれば、霞ヶ関の公務員は、優秀な人ばかりである。
そして、今までの天下りの採用は、優秀だから採用したというのではない。

国交省の官製談合に見られるように、
採用するには、それなりの利益、
仕事が回ってくる利益があるという事は、周知の事実である。

優秀な人材だが、旨みがないとなると、採用はズッーと減るのか。

要するに、人的評価ではなく、
周りにぶら下がっているものの利権をいかに得ようとするかである。

上級国家公務員の人気が落ちたのは、天下りが厳しくなったからだろうか。

それも一因かもしれないが、
もつと大きな要因はないのか。


霞ヶ関の公務員の仕事はきつくたいへんである。
そして国の存続をかけた重要な仕事をしている。

しかし、それ以外にも、いろいろな黒い疑惑が報道される。
その視点が、企業であったり、利害関係団体であったり、
政党であったり、不可解な事例が見受けられる。


薬害訴訟やタミフルの件、そのほかいろいろな疑惑が取りざたされていて、
決して良いイメージではない。

今朝も、タミフルと異常行動の因果関係を匂わせる事例が報道されている。

国民のために働いているのだろうか
という疑念を感じてしまうのは私だけであろうか。


さらに、天下り規制に族議員を使って、
徹底抗戦となると、
もはや、一つの利害団体であるようにも感じられる。

それでは、多くの学生の魅力とならないのでは。

仕事の大変さに応じた正当の待遇は与えられなければならない。
それは、どうなのか。

甘い汁に群がることによって、
なんとかやりがいがあるというようなことでないと信じたいが・・・


PS
また、定年まで勤めず、途中退職するのも分からない。
天下りして、楽して、働きたいということの表れなのか???

PS追加 20070331
早めに退職するのは、一因として、先が見えてしまうこともあるらしい。
定年まで勤めてもしれている。
それならば、天下りしたほうが・・・・・・
という具合らしい。  

本当かどうか ?????


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2 コメント

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公僕 (ima)
2007-03-29 09:09:32
国の中枢の重要な仕事をしているから…「俺達は特別なのだ、庶民とは違うのだ」と云うごう慢が生ずるんじゃないですか? また、そうやって 甘やかす事にも 責任があるんじゃないですか?

民間よりも報酬や待遇を低くして、それでも国家公務員に就きたいと云う方向性が不可欠だとは思いませんか?

「お上は特別なのだ」と云う認識、ではなく、謙虚さの無い公務員は税金泥棒。



公僕と云うコトバを死語にさせている原因は、認識の甘い国民にもあるんじゃないですか?
返信する
愚見ですが (家主)
2007-03-30 10:23:34
ima 様 コメントありがとうございます。

4つの質問形式で、コメントをいただきました。

愚見ですが、

職業に貴賎はないものの重要度の差はあると思います。
人命に直接関わる仕事や多くの人々の生活の基盤を支える仕事などは、
より重要な仕事であると思います。
そう考えたときに、国家公務員の仕事は、
私たちの生活の根幹に関わる仕事をしています。
だから、重要な仕事だと思います。

国民の中から、難しい関門をパスして
選ばれた者が携わっているから偉いのではなく、
仕事自体が偉いのです。

しかし、その仕事に見合う人間が、
その職についているかといえば、疑問もあります。
組織運営のためにその能力を発揮しすぎてはいないか。
目的をいささか見間違えている向きもないとはいえない。

そこが大きなポイントです。

職に対する適切な待遇や報酬は必要です。
それは、責任を持ってその職をまっとうできる環境を作る必要があるからです。
「衣食足りて、礼節を知る」という言葉がありますが、
苦しい生活の中では、
いろいろな闇世界の誘惑に引き込まれてしまうのが人間の常でもあります。

そして、もう一つのポイントは、
権力はいずれは腐敗するということです。

人間に欲がある以上、それは避け得ないかもしれない。

当初は、高い理想・理念であっても、
いろいろな誘惑やしがらみが次々と重なり合っていくうちに、
本来の目的を見失い、
身勝手な都合の良い方へと向いてしまうことも少なくない。

確かに、今の上級公務員の中には、特別なエリート意識があるのかもしれない。
鳥取県の県職員が、テレビ朝日のインタビューで、
苦しい競争を勝ち抜いて県職員になったのだから、
一般の人とは違うと言うような発言をし、放送された。

その根源は何か。

今の教育にもその原因を見る。

世の中、競争は必要であるし、避けることができない。
ただ、それは、能力を高める競争であって、
ふるい落とす競争ではないはずだ。

先の鳥取県の県職員の発言は、まさに、
ふるい落とし教育の落とし子である。

環境が人を作る。

今、教育の再生が叫ばれているが、
国づくりの基は、人である。
人づくりの基は、教育である。

教育の再生なくしては、国づくりはない
ということが常に基本にはなる。

しっかりした教育と、しっかりと見、判断する国民の目が必要であろう。
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