川柳 ~日々新た~

「川柳で世の中小さく折りたたみ」
日々の喜怒哀楽を川柳に託して綴っています。

10/27(火) コロナ禍や令和に染み入る昭和色

2020-10-27 | 川柳

今日の川柳

 

セイタカとススキのバトル割って入り

せいたかとすすきのばとるわっていり

 

 

かつて都市の野原を席巻したセイタカアワダチソウ。

衰退の兆しをみせていたがこのところ復活のようす。

 

 

ススキの穂新たな世界双曲線

すすきのほあらたなせかいそうきょくせん

 

 

こういうススキも美しい。

 

 

コロナ禍や令和に染み入る昭和色

ころなかやれいわにしみいるしょうわしょく

 

ある意味で世の中、落ち着いてきたような気がしますが、

大気の汚染も軽減してきたようだし。

しかし一方で世の中逆戻りの事例が増えてきました。

死亡率、貧困、難民・・・。

そしてここにきて終電の繰り上げ・・・。

コロナ禍で私たちの生活環境も一昔前に戻りつつあります。

 

 

参考

TOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」9月28日(月)放送より

コロナ禍は「正気に戻るとき」(江原啓之)

 

イルカ:コロナ禍でコンサートは全部中止になって。

江原:でも、そのおかげで何かに気づかされる年であるような……。

イルカ:そう! 私、だからあまり不安はないんですよ。

こういう生活を経て、私たちはもともとの人間性を取り戻すことに気づいていくのかな、なんて思っちゃって。

江原:その通りだと思う。僕はもっと言葉が悪いんだけど、「正気に戻るときだ」って。

イルカ:なるほど、正気ね……浮かれていたんですね、私たち。

江原:そう、麻痺しちゃって。「物があることが幸せだ」とかね。

だって今、こんなに家に閉じこもっていて、「大変だ、苦しい」とかいうけど、そこに幸せがいっぱいあるのに、って思うんです。

イルカ:小さな幸せに触れようと思えば、いくらでも見つけることができる。

何もないから見えることがいっぱいあるっていうことなのにね。

江原:確かに経済が回らないという意味では苦しいのかもしれないけど、家族みんなでご飯を作ることって今まであった? とか。

イルカ:家族一緒にこんなに長くいることは、私が子どもの頃だったらうれしかったかなぁ、なんて思うんですけど。

困るのは経済的なことだけですかね。

江原:だって高度成長期は、子どもはおうちで“鍵っ子”とかね。

それを今、報道ではお母さんとか主婦が大変だとか、ストレスだとか煽るでしょう?

そうじゃなくて、なんで幸せのほうを見ないんだろうって思うんですよね。

江原:僕は熱海に移住したのですが、

今すごく大事に思っているのは、畑とか田んぼを借りて、体にいいものを摂り入れたいと思って自給自足生活しているんです。

実は昨年「あなたが危ない」って本を出したのですが、

「どうしてこんなにがんが増えた?」って考えたときに、やっぱり「食」にたどり着くんですよね。

食の問題はしっかり考えないといけない。

イルカ:身土不二(しんどふじ)という言葉があって、

「自分の住んでいるところから3キロ以内のものを食べていれば、病気をしない」と昔の人は言ったんですよ。

食べるものを(自分で)作って食べたらもっと最高だって。

江原:30年前にそれをイルカさんから伺っていて、

今自分がそれに目覚めているということ自体、本当にイルカさんから教わっているな、と思いました。

イルカ:すばらしい。

それでうれしいのは不思議なんですけど、私が思っていることを、江原さんが全部実行してくれているの。

私は将来に山のなかで自給自足の暮らしをしたい、というのが中学生の頃からの夢だったんですよ。

身につけるもの、衣食住すべて自分で手作りしたもので暮らしたい、と。

でも忙しくて仕事もするし、育児、主婦もするしで、畑なんか作っている時間もなかった。

だけど周りの友達たちがみんな無農薬で畑を始めたりして、

すばらしい文化を継承するような古民家に住んで……なんて思っていたら、江原さんも古民家に住んで。

すると私は遊びに行けるわけ。

それで江原さんが自然農法の農業も始めて、大きな大根とかくださるでしょう。

江原:すみません、大根の見てくれが悪くて……また、いらしてください!

 

 

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