全日空は4日、ボーイング787型機に使用しているロールスロイス社製のエンジンに設計上の問題があり、点検や交換に伴って、6~12日に羽田空港を発着する国内線113便を欠航すると発表した。
影響は約2万1000人に及ぶという。
全日空によると、国土交通省が4月、ボーイング787型機に使われているロールスロイス社製のエンジンで、空気圧縮機の回転翼に振動でひびが入る恐れがあるとして点検するよう指示。6月になって、別の同社製エンジンの回転翼についても点検を指示した。
全日空にはボーイング787型機が64機あり、ほぼすべてが点検対象となっている。6月の指示を受け、対象のエンジンも66台から136台に増え、部品交換が必要なエンジンも増加。また、部品の供給が逼迫(ひっぱく)していることも影響し、欠航を決めた。
欠航となるのは羽田―伊丹、羽田―福岡などの路線の一部。4日から利用者に対して欠航便の案内をするという。
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