29日未明に三重県に上陸した台風12号は、近畿地方に猛烈な雨を降らせ、西日本豪雨の被災地では、さらなる災害の発生に厳重な警戒が必要。
気象庁によると、台風12号は、午前1時頃に三重県伊勢市付近に上陸した後、奈良県内に1時間に100ミリを超える猛烈な雨を降らせ、大和川などは、一時、川の水位がいつ氾濫してもおかしくない「氾濫危険水位」に達した。
その後、台風本体の非常に発達した雨雲は、岡山県や広島県などの西日本豪雨の被災地に向かっている。
被災地では、上流の砂防ダムが破壊されたままの場所がほとんどで、山から土砂が流れ出す危険性があるほか、川は土砂によって、底が浅くなっていることから、これまでよりもあふれやすくなっている。
気象庁は、西日本豪雨の被災地でも、29日、非常に激しい雨が降る恐れがあるとして、早めの避難を心がけるよう呼びかけている。
また気象庁は、今回の台風は、東から西へ進む異例のコースをたどることから、「これまでの経験が通用しない場合がある」とした上で、これまでに経験がないような地域でも、猛烈な風が吹きつけ、沿岸が高波に襲われる恐れがあるとして、厳重な警戒を呼びかけている。
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最終更新:7/29(日) 7:25
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元記事はこちらから
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