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「50年に1度」の異常気象、なぜ頻発?大雨特別警報5年間で10回  西日本新聞

2018年07月10日 10時53分00秒 | 本日の我が家の話題

 西日本を中心に甚大な被害をもたらした記録的豪雨で、気象庁は過去最多となる11府県に大雨特別警報を出した。「50年に1度」の異常気象を基準に発表される大雨特別警報だが、昨年の九州豪雨に続いて福岡県では2年連続で発表されたことになる。「異常」が「日常」になりつつある中、どうすれば命を守れるのか。

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 「経験したことのないような大雨で、重大な危険が差し迫った異常事態。地元市町村から発令された避難情報に直ちに従うなど適切な行動をとってください」。6日夕の記者会見で、気象庁の担当者は北部九州3県に大雨特別警報を発表し、最大限の警戒を訴えた。

なぜ50年に1度の異常気象が頻発?
 大雨特別警報は2011年の紀伊半島豪雨など過去の災害の教訓から、13年8月に運用が始まった。1991年以降の観測データを基に「50年に1度」の異常雨量などの値を定め、それを超えれば発表される。この5年間、8例の大雨や台風に伴って計10回発表されている。

 なぜ50年に1度の異常気象が頻発するのか。福岡大の守田治客員教授(気象学)は、地球温暖化を理由に挙げる。「気温上昇で空気中に蓄えられる水分量が増えることや、大気の状態が不安定になりやすくなることなどから大雨が降りやすくなっている」

1時間に50ミリ以上の雨、4割近く増加
 温暖化によって空気中に蓄えられる水蒸気の量が増えると、降雨の回数は少なくなる一方、ひとたび雨になると降水量が増えるという見方がある。

 さらに日本気象協会九州支社の松井渉気象予報士によると、「気温の上昇によって海水の温度が上がると、大気中に流れ込む水分も増え、大雨になりやすい」という。気象庁によると、85年までの10年間と最近の10年間を比べると、1時間に50ミリ以上の雨は4割近く増加。同80ミリ以上の雨も6割増えた。

「人間は『自分だけは大丈夫』という心理が働きがち」
 気象庁は北部九州3県に大雨特別警報を出した会見の時点で、既に中国地方や近畿地方でも同警報の発表を示唆していた。それでも、両地方での被害の拡大は防げなかった。逃げ遅れも原因の一つと考えられる。

 東京女子大の広瀬弘忠名誉教授(災害心理学)は「人間は『自分だけは大丈夫』という心理が働きがち。普段から自宅周辺の地形や避難所を確かめ、万一の行動を想定し、警報などに敏感に反応することが大事だ」と指摘する。


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